1942年オランダ領インドネシア
多くの使用人に囲まれて裕福に暮らしていたノルウェー人家族が日本軍進駐の為
収容所に入れられ悲惨な生活を強いられる
もうこれでもかっ!ってぐらい悲惨な内容だ
日本軍によるレイプ、暴力、圧力が延々と綴られている
もう三分の一程読んだあたりで先を読めなくなってしまった
日本も満州引き揚げとかでロシア兵に受けた暴力や行為が多くの書物に書かれているが
日本兵もロシア兵以上の行いを南方の占領地で行ったんだ
本書の中で8歳のノルゥエーの女の子は日本兵をジャップと書いている
ジャップに家を追い出され小屋に住まわされて父は強制労働に出され
食べ物も無く毎朝点呼と言う挨拶をとらされる
炎天下で子供にも飲み水を与えられずにトイレにも行かされない
仕方なく婦女子は広場でそのまま放尿させられる
日本兵はただその光景をニヤニヤ笑って眺めている
本書に出てくる日本兵は表情も無く知能も低くただの野蛮人なんだ
これは満州引き揚げの著書に出てくるロシア兵その者だな
インドネシアの収容所に入れられた欧米人の収容は3年以上に及ぶから
それと日本兵による抑留者への管理行動を考えるとある意味、満州抑留者以上に悲惨だな
昔、スピルバーグ監督の‘太陽の帝国,って映画を見たけれど
あれも中国での日本軍による欧米人の収容所の話でやはり子供が主人公だった
過度な自虐教育や日本を貶めてやろうと言う連中がいて日本人が皆、卑屈になっていて
本当やら嘘やら分からない事を押し付けられるのは嫌だけれど
やってしまった事実は知るべきだろう