19歳の時の一時期バイトで毎日大阪の通天閣の見える暮らしをしていた
バイト先が釜ヶ崎の通称あいりん地区、仕事は土方の手元
役立たずでいつも怒鳴られていたけれど親方は毎日仕事前に喫茶店のモーニングを奢ってくれたし
昼はショーケースに入ったおかずを選んで食べる一膳めし屋で一端の土方気取りをしていた
あの頃の新世界は釜ヶ崎よりずっと怖くて行かれなかった
20歳の時上京して今度は毎日東京タワーが見える暮らしをした
ほとんどタワーを見上げる事は無かったけれど
食事は三食共職場で出た通称サラメシだ
最近よく増上寺に行く機会があって東京タワーを見上げると
(そう言えば東京タワーってあったんだ・・)と思うことがある
暮らしに慣れると通天閣も東京タワーもあって無いようなもんだった
灯台下暗しだったんだね
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