HIROZOU

おっさんの夜明け

セピアな記憶

2016-10-18 11:43:07 | メモリー

もうどうでもええけど・・

日々の暮らしの中でふと

(あの時、ああしていれば、ああなっていれば)

(今頃、どうなっていただろう)

とか思う時がある

昔々、10代最後の頃、大阪で一人暮らしをしていた

急行も止まらないちっちゃな駅、

路地裏の窓枠から隙間風の入る三畳一間のボロアパートに住んでいた

金があると駅前のパチンコ屋に入り浸っていて

いつも風呂代を残してすっからかんになった

風呂に入りながら

(もう2度と行かん)

とか思うんだけど

金が入ると自然とパチンコを打っていた

いつも金が無くて暇なもんだから

夕暮れに近くの安威川と言う川の土手を散歩したり

橋の下で壁にボールをぶつけて一人キャッチボールをしていた

浅い川原に葦の葉が揺れていた

川に架かる鉄橋を大阪に向かう阪急電車が走る

その頃、近くに体育大学があって川原の土手を同じ年頃の女の子達が一生懸命走っていた

僕はタバコを吹かして対岸の茨木の街を眺めた

(皆、いろんな人生があるんやろな)

とか考えながら

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