人生チャレンジ20000km~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

公共交通と原発を中心に社会を幅広く考える。連帯を求めて孤立を恐れず、理想に近づくため毎日をより良く生きる。

当ブログのご案内

当サイトは列車の旅と温泉をメインに鉄道・旅行を楽しみ、また社会を考えるサイトです。

「あなたがすることのほとんどは無意味でも、あなたはそれをしなくてはなりません。それは世界を変えるためではなく、あなたが世界によって変えられないようにするためです」(マハトマ・ガンジーの言葉)を活動上の支えにしています。

<利用上のご注意>

当ブログの基本的な運営方針

●当ブログまたは当ブログ付属サイトのコンテンツの利用については、こちらをご覧ください。

●その他、当サイトにおける個人情報保護方針をご覧ください。

●当ブログ管理人に原稿執筆依頼をする場合は、masa710224*goo.jp(*を@に変えて送信してください)までお願いします。

●当ブログに記載している公共交通機関や観光・宿泊施設等のメニュー・料金等は、当ブログ管理人が利用した時点でのものです。ご利用の際は必ず運営事業者のサイト等でご確認ください。当ブログ記載の情報が元で損害を被った場合でも、当ブログはその責を負いかねます。

●管理人の著作(いずれも共著)
次世代へつなぐ地域の鉄道——国交省検討会提言を批判する(緑風出版)
地域における鉄道の復権─持続可能な社会への展望(緑風出版)
原発を止める55の方法(宝島社)

●管理人の寄稿
規制緩和が生んだJR事故(国鉄闘争共闘会議パンフレット「国鉄分割民営化20年の検証」掲載)
ローカル鉄道に国・自治体・住民はどう向き合うべきか(月刊『住民と自治』 2022年8月号掲載)
核のない未来を願って 松井英介遺稿・追悼集(緑風出版)

●安全問題研究会が、JRグループ再国有化をめざし日本鉄道公団法案を決定!

●安全問題研究会政策ビラ・パンフレット
こんなにおかしい!ニッポンの鉄道政策
私たちは根室線をなくしてはならないと考えます
国は今こそ貨物列車迂回対策を!

【管理人よりお知らせ】「にほんブログ村」に登録してみましたが、取りやめました

2024-05-25 22:24:34 | 運営方針・お知らせ
管理人よりお知らせです。

当ブログは、5月11日、アクセス向上を目的として、「にほんブログ村」への登録をしてみました。炎上は望まないものの、ブロガーである以上、アクセスが少ないよりは多い方がいいと思うのは当然のことです。同日以降の数日間、当ブログ記事に「にほんブログ村」へのリンクバナーが表示されているのを確認した方も多いと思います。

しかし、結果は思いがけないものでした。増えると思っていたアクセス数がリンク以降、減ったように感じたからです。アクセス解析をしてみると、実際、減少したことがクリアに示されていました。

アクセス解析結果


これだけ明確にデータで示された以上、「にほんブログ村」への登録は失敗でした。このため5月16日以降はリンクを解除し、元に戻しています。

にほんブログ村へのリンクが逆に当ブログのアクセス数を減らした理由については推測の域を出ませんが、これによって当ブログの「読者層」が図らずも明らかになった気がします。大きく分けて、当ブログの読者層は、①金や社会的地位・名誉などを嫌う「反権力志向」の市民や、ネットスラングで「嫌儲」と呼ばれる層、②活動家などの「プロ左翼」、そして③活動家・プロ左翼の動向を監視し、情報収集や破壊を企てるネット右翼や公安などの関係者(②の敵対陣営)ーーであることが見えてきました。③の層が多いと判断している根拠は、一定規模でのアクセス数が継続しているにもかかわらず、記事末尾の「いいね」「応援」「続き希望」「役立った」への反応が極端に少ないことです。

これら①②③の層は一件ばらばらに見えますが、「利益目的で行動する人々に反感を抱いている」という点で共通しています。こうした読者層に当ブログが読まれている事情が今回、明らかになったことから、当ブログとしては今後はこのようなアクセス向上目的のスタンドプレーは行わず、記事の内容で地道にアクセスを得るという本来の姿勢に立ち戻って続けていきたいと思います。③の陣営の人々に読まれることは気持ちいいものではありませんが、ネット空間がオープンな場であり、そこで情報発信をする以上は避けがたいものです。

基本的運営方針(2018年4月9日付記事)でも述べているとおり、当ブログは「差別排外主義と戦争・軍拡に反対し、まじめに汗を流して働いている人、社会的に弱い立場にある人も尊重され、人間らしく生きることができるような社会的経済的条件を作る」という目標にかなうよう、記事の取捨選択や記述は「高度な政治的判断」に基づいて行っています。今後もこの方針に基づいて発信を行っていく姿勢に変わりありません。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【管理人よりお知らせ】カテゴリー再編を実施しました(「原稿アーカイブ」カテゴリーの廃止)

2023-12-10 21:46:55 | 運営方針・お知らせ
管理人よりお知らせです。

以前からずっと考えていたことなのですが、「原稿アーカイブ」カテゴリーを廃止することにし、本日作業を実施しました。同カテゴリーの記事は、内容に応じて最もふさわしいカテゴリーに移動しました。

結論を言えば、鉄道関係の記事は鉄道の3カテゴリー中のいずれかに、原発・原子力問題関係の記事は原発の2カテゴリー中のいずれかに移しました。これ以外の記事は「社会・時事」カテゴリーに移動させるとともに、カテゴリー名を「社会・時事」から「その他社会・時事」に変更しました。結果的に、「その他社会・時事」カテゴリーの記事数は300を超える規模に膨れあがりましたが、名称変更により「他のどのカテゴリーにも属さない記事はすべて「その他社会・時事」カテゴリーである」ことが明確になると思います。

「原稿アーカイブ」カテゴリーは、もともとは管理人の執筆活動の記録としての意味を持つものであり、紙媒体やネット媒体に寄稿した原稿のうち、当ブログに転載が必要と判断したものを掲載するためのカテゴリーとして設置しました。当初はこの目的通りに機能していましたが、ここ数年は当ブログオリジナル記事が次第に減り、先に紙媒体に発表後、転載した記事が当ブログの大半を占めるようになりました。

こうなってくると、紙媒体から転載した記事かどうかを区別する意味はほとんどなくなります。加えて、同じジャンルの記事が、紙媒体からの転載か当ブログオリジナルかによって異なる複数のカテゴリーに分散掲載されている現状では、過去の記事を検索するのがかえって面倒です。「原稿アーカイブ」カテゴリーの記事を各ジャンルごとに振り分け直した方がいいとの思いは2~3年前から持っていました。この目的を達するための整理であり、管理人のみならず、読者の皆様にとっても、過去記事を発見しやすくなったのではないでしょうか。

どのような記事がどのカテゴリーに分類されるかの基準は、2013年4月5日付記事の通りです。なお、今回の措置により当ブログのカテゴリー数は1つ減り、13となりました。かなり整理が進んできたと考えています。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【管理人よりお知らせ】ウクライナの一部の地名について

2022-04-10 18:06:24 | 運営方針・お知らせ
管理人よりお知らせです。

ウクライナの首都キエフ及びチェルノブイリ原発について、日本政府がロシア語からウクライナ語表記への変更を行ったのに合わせ、多くのメディアが「キーウ」「チョルノービリ原発」へ名称を変更しています。日本共産党機関紙「赤旗」ですら変更に応じています。

外務省は4月上旬までは名称変更の予定はないと説明していました。それが、ここに来ての急な変更は自民党外交部会からの「圧力」によるものとしか考えられません。予算も必要でなく、日本がウクライナ陣営に立っていることを示すことができる「最も安上がりな対ウクライナ協力」としての効果を狙っているのだと思います。

せっかく福島原発事故の「風評被害」も収まりつつあるタイミングでチェルノブイリ原発に注目が集まり、多くの人がチェルノブイリから福島を連想してしまう事態を苦々しく思っていた原発推進勢力にとって、チェルノブイリ原発事故から世間の目をそらす上でもウクライナ語表記への変更が「好都合」に違いありません。

当ブログは、こうした原発推進勢力の思惑とは距離を置きたいと思います。福島原発事故をきっかけに、チェルノブイリ事故と、それがウクライナやベラルーシに与えた影響について調査・研究してきた当ブログにとっては、過去との連続性を維持することが大切だと考えるからです。このため、当ブログでは、しばらくは名称を変更せず、旧来の名称「キエフ」「チェルノブイリ」の表現を引き続き使用したいと思います。どうしても必要な場合は、これら従来の地名表記を基本とし、「キエフ(キーウ)」「チェルノブイリ(チョルノービリ)原発」のようにウクライナ語を併記する形を取ることにします。

当ブログ管理人は、ロシアが行った軍事力による一方的な現状変更を戦争犯罪とする立場で一貫しています。当然ながら、これらの措置が、当ブログとしてロシア支持を表明するものでないことは、改めて強調しておきたいと思います。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【管理人よりお知らせ】カテゴリーを整理しました

2022-01-03 10:22:26 | 運営方針・お知らせ
管理人よりお知らせです。

当ブログにカテゴリーは現在17あり、ずいぶん前から整理統合を考えていましたが、この新春、思い切って整理しました。

1.「航空問題・空の安全」を「鉄道・公共交通」に統合

このカテゴリーは、JALの相次ぐトラブルや御巣鷹123便事故、航空会社の経営問題などを取り扱うため、2000年代末期に、当時の「鉄道(安全問題・交通政策)」から分離独立して以来、15年近く続けてきた由緒あるカテゴリーですが、航空業界が以前ほど危機的状況でないこと、2010年末に行われたJAL労働者165人の整理解雇問題が膠着状態となったまま、今後しばらく進展が見込めないこと等の事情を考慮して、廃止することにしました。

このカテゴリーで扱っていた記事のうち、整理解雇問題や航空会社の経営問題に関するものは「鉄道・公共交通/交通政策」カテゴリーに、航空機事故や安全問題関係は「鉄道・公共交通/安全問題」カテゴリーに移しました。事実上、「分離独立」前の古巣に戻したことになります。今後はこれらのカテゴリーで扱います。

2.「農業・農政」を「社会・時事」に統合

農業・農政問題は相変わらず当ブログ管理人の関心分野ではありますが、記事数も少ないことから、独立カテゴリーとしての扱いをやめ、今後は「社会・時事」カテゴリーで扱います。過去記事もすべてこちらに移動しています。

3.「インターネット小説」カテゴリーの廃止

親サイトである「罪団法人 汽車旅と温泉を愛する会」サイトにインターネット小説を新規投稿した場合に、その告知にのみ使っていたカテゴリーですが、独立したカテゴリーである必要性に疑問を感じたことに加え、最近はインターネット小説の投稿も長く中断しており、再開時期も未定のため、記事を削除し、カテゴリー自体も廃止することとしました。

この結果、当ブログのカテゴリーは一気に3つ減り、14となります。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【管理人よりお知らせ】アフガニスタン情勢の急変に伴い、ブックマークに関連団体を追加しました

2021-09-09 22:04:32 | 運営方針・お知らせ
管理人よりお知らせです。

8月15日にタリバンがアフガニスタンの首都カブールを制圧して、まもなく1か月を迎えます。これに伴い、当ブログのブックマークに「RAWAと連帯する会」の公式ホームページ及びYoutubeチャンネルを追加しました。

RAWA(アフガニスタン女性革命協会)は、アフガニスタンで抑圧されてきた女性の権利全般、特に教育の権利を獲得しようと、1977年に首都カブールで結成され現在に至ります。女性の権利実現、宗教的原理主義反対、民主主義の政教分離を掲げて、学校や孤児院を建設し、教育活動も行ってきました。

結成以来、今年で44年になりますが、その間、アフガニスタンが平和だった時期はまったくと言っていいほどありません。中央アジアの戦略的要衝に位置し、5か国と国境を接するこの国は、常に周辺諸国からの介入圧力と戦乱にさらされてきました。

そのRAWAの活動を、日本から支援しているのがRAWAと連帯する会です。当ブログ管理人は、アフガニスタン戦争直後の2002年頃からわずか数年の短期間でしたが、RAWAと連帯する会の活動に関わりました。

2001年、ニューヨークの世界貿易センタービル2棟が、ハイジャックされた航空機2機の相次ぐ突入によって破壊された衝撃的テロからあさってで20年を迎えます。米軍の軍事介入で「排除」されたはずのタリバンが復活するという新たな事態を迎え、せめて、「何が起きているのか知りたい」というみなさんのために、当ブログ管理人が知っている唯一のアフガニスタン関係団体として、当分の間、当ブログのブックマークからRAWAと連帯する会のホームページ、Youtubeチャンネルに飛べるよう、ブックマークに追加することにしました。なお、スマホ・タブレット端末ではブックマークは表示されないため、この記事のリンクから閲覧していただきたいと思います。

RAWAと連帯する会のブックマーク掲載期間をいつまでにするかは決めていません。当面、年内いっぱいは掲載しますが、年明け以降は未定です。とはいえ、昨年、ルカシェンコ大統領の「当選」に端を発し、ベラルーシで市民の抗議行動が始まった際も「ベラルーシの部屋」を「当面の間の措置」としてブックマークに加えましたが、結局、現在まで掲載したままになっています。情勢が好転する兆しがないこと、「ベラルーシの部屋」の活発な更新が続いていることもあり、こちらももうしばらく掲載を続けたいと思います。

この結果、現時点で当ブログのブックマーク掲載サイトは25になります。これ以上はさすがに管理も困難なので、整理したいとの思いはあるものの、これらはいずれも何らかの形で当ブログ管理人が関わっているサイトであり、整理もできずに困ったものです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【管理人よりお知らせ】ブログ名変更等について

2020-08-27 21:22:02 | 運営方針・お知らせ
管理人よりお知らせです。

1.当ブログの名称を「人生チャレンジ20000km」から「安全問題研究会」に再び変更しました。

当ブログは、今年3月から「安全問題研究会」の名称を開設当時の「人生チャレンジ20000km」に戻して運営してきましたが、色々と検討した結果、再び「安全問題研究会」に変更することにしました。

開設当時の名称への「先祖返り」は当分の間に限った一時的なもので、いずれ「安全問題研究会」に再度変更の予定でした。開設当時の名称に先祖返りさせた理由は、3月1日付け記事での説明の通りです。「今年は昨年までと異なり、公共交通と原子力問題に絞らず、もっと幅広く思いを吐露するブログとして運営したい」「2020年代に入り、はっきり時代の転換点に来たという思いがあり、公共交通と原子力問題にこだわっていては時代の小さな変化の兆候を見落としてしまう」ことから「ここしばらくは、安全問題研究会としての立場にこだわらず、気楽に書いてみたい」と考えたからです。

にもかかわらず、ブログ名を再度「安全問題研究会」に戻す決意をしたのは、時代認識が変わったからです。コロナ禍でもっと時代が急速に転換すると当ブログ管理人は若干、希望的に見ていましたが、その予測は残念ながら外れつつあります。時代は急激に変わりそうにないどころか、これまでの勝者を更なる勝利に、これまでの敗者を更なる敗北に導くような悪い方向への変化のほうが顕著になり始めています。コロナを通じた時代変化に対し、まったく希望が持てなくなりました。

一方、JR日高本線の廃線が公然と議論され、また寿都町で放射性廃棄物最終処分場計画が急浮上するなど、当ブログ管理人をこれまで取り組んできた公共交通や原発問題という「日常の戦線」に引き戻そうという動きが強まってきています。私自身は新しい課題に取り組みたくても、周囲がなかなかそうさせてくれない現状もあります。肝心の新型コロナに関しても、ここしばらくは大きな動きはないでしょう。人類とウィルスとの一進一退の攻防が、あと数年続くと思います。

緊急事態宣言が解除されて2か月半を過ぎ、当ブログ的にはコロナ禍に伴う非常事態から通常モードに復帰したとの認識です。わずか半年でのブログ名称の再変更は早すぎるような気がしますが、時代はコロナによっても、少なくとも当ブログ管理人が願う方向には変化しないと判断し、通常モードに完全に戻すことにしました。

なお、明日(8月28日)午後5時から安倍首相の記者会見が予定されています。健康不安説が取り沙汰され、反安倍派からは退陣への予測も出ていますが、当ブログ管理人は明日の辞任表明はないと判断しています(この程度のことで辞任するなら、今まで10回くらい辞めていると思います。安倍首相の権力への異常なまでの執着、そして安倍首相の本当の怖さを、当ブログは反安倍派だからこそ「安倍信者」などよりよく知っています)。こうしたことも、ブログ名を通常モードに戻そうと決めた理由のひとつです。

2.ブログ「ベラルーシの部屋」をブックマークに追加しました。

先日行われた大統領選挙の後、ベラルーシ共和国(旧ソ連「白ロシア共和国」)では不正選挙が行われたとしてデモや抗議行動が起きています。旧ソ連を構成する共和国のひとつとして、一党独裁の社会主義体制が続いた後、ソ連崩壊後は欧州最後の独裁者といわれてきたルカシェンコ大統領による強権政治に変わったベラルーシでは、もとより公正な選挙は望むべくもありません。選挙のたびに反政府勢力が不正を訴えるのは「お家芸」のベラルーシですが、最近政府への不満が強まっている背景として、原発を導入したことも指摘する必要があります(参考記事:チェルノブイリ事故で被ばく ベラルーシが原発導入 来月初稼働 現地で戸惑いも(「東京新聞」7月29日付))。日本のメディアで報じているのはリンク先の東京新聞くらいですが、チェルノブイリ事故で最も深刻な被害を受けたベラルーシで、原発導入という愚かで最悪の政治判断が行われたことは、間違いなく反政府運動の「最後の引き金」を引いたと思います。

ベラルーシを含む旧ソ連地域について、日本のメディア報道に多くを望むことは困難と思います。そもそもこの地域の事情に明るい記者が日本メディアにほとんどいないからです。2014年、ソチ冬季五輪直前に、ウクライナで親ロシア勢力が武装蜂起した際も、クリミア半島の奪取を狙うロシアが背後から反政府勢力をけしかけ騒動を起こしているという情勢判断をきちんとした上で報道につなげるメディアはありませんでした。

クリミア半島は有名な保養地として、旧ソ連時代は政府や党幹部の休暇中の滞在場所に使われましたが、ソ連崩壊でウクライナ領となっていました。クリミア半島は天然資源に恵まれているわけでもなく、豊かな土地でもありませんが、それでもソ連時代に政府・党幹部が保養地としていたのはここが戦略上極めて重要な場所にあるからです。プーチン政権はクリミアの奪還を長年、虎視眈々と狙っていました。そういう歴史をきちんと知り、報道につなげられる記者が日本メディアにほとんどいないのです。

しかし、福島で原発事故を経験した当ブログ管理人にとって、ベラルーシやウクライナは同じ境遇を持つ「遠くて近い国」です。反原発運動にかかわっている人の中には、これらの国の行く末を本気で心配している方も少なくありません。そこで、ベラルーシの首都ミンスクに1995年から在住し、現地の「日本文化情報センター」代表を務める傍ら、日本人向けに日本語でベラルーシの情報を発信してきた辰巳雅子さんのブログ「ベラルーシの部屋」を、当分の間の措置としてブックマークに追加することにしました。さすがに現地からの直接発信とあって、情報は早く正確です。

パソコンから当ブログにアクセスされた方は、左フレーム内のブックマークから飛ぶことができます。タブレット端末やスマホでご覧の方はブックマークは表示されないため、必要に応じて「ベラルーシの部屋」をブラウザのブックマークに登録してください。年内いっぱいくらいはブックマークに置いておこうと思います。

なお、当ブログ管理人は原発事故翌年の2012年秋、福島県内の放射能汚染状況を調査するため来日した辰巳雅子さんと一度だけお会いしています。会話を交わすほどの時間はなく、挨拶だけで終わりましたが、当時の状況についてブログで次のように報告しています。

『日本人の私は今までやっぱり甘いことを夢見ていました。ついつい「チェルノブイリより福島のほうがましだろう。ましであってほしい・・・」と心の中で願っていたのです。しかし福島へ行ってきて、現実が見えた気がしました。日本はとても危険な状態です。被曝対策を真剣にしないといけません』(「ベラルーシの部屋」2012年10月23日付け記事「日本からベラルーシへ戻ってきました」より)

当ブログの認識は今も当時と変わっていません。開沼某などの「安全派」は「福島が危険だと騒いでいる人たちは認識が事故直後のままで止まっているだけだ」などと宣伝していますが、放射性物質の中には半減期が何十年という物質もあります。国も県もまともな除染すらしていないのに、わずか10年程度の時間の経過で状況が好転するような性質のものではありません。間違っているのは彼らのほうであり、開沼博、林智裕、服部美咲らの一派は根拠のない宣伝をやめるべきです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【管理人よりお知らせ】ブログ名を「人生チャレンジ20000km」に戻しました

2020-03-01 23:20:29 | 運営方針・お知らせ
管理人よりお知らせです。

当ブログの名称を「安全問題研究会」から当分の間、昔の名称「人生チャレンジ20000km」に戻すことにしました。

管理人は「安全問題研究会」サイトと当ブログを事実上、一体で運営していますが、今年は昨年までと異なり、公共交通と原子力問題に絞らず、もっと幅広く思いを吐露するブログとして運営したいと考えていて、すでに新年からそのように方針を変えています。

2020年代に入り、はっきり時代の転換点に来たという思いがあり、公共交通と原子力問題にこだわっていては時代の小さな変化の兆候を見落としてしまうおそれもあります。ここしばらくは、安全問題研究会としての立場にこだわらず、気楽に書いてみたいと思っています。

併せて、3月に入ったことに伴い、少し早いかとも思いましたが、テンプレートを春仕様に変えました(スマホ、タブレットでは表示されません)。札幌でも今年は記録的な暖冬で、雪はそれなりに降ったものの、風が吹くと顔が痛くなるような冬らしい気候は、ついに一度も経験しないまま終わってしまいそうです。本州と比べれば寒いですが、札幌の例年と比べると全然寒くもなく、このまま春を迎える気配が濃厚なので、変えることにしました。

新型コロナウィルスに関し、「緊急事態宣言」が出されている北海道の状況について、在北海道ブログとしてお伝えしておきます。確かにマスクや消毒用アルコールの不足などは起きていますが、そうした事態は全国共通であり、北海道だけが緊急事態宣言を出さなければならないような状況とはまったく思っていません。当ブログ管理人の職場でも、関わっている各種市民団体等でも感染者は1人も出ていません。季節性インフルエンザと同様の対策を徹底すれば十分、乗り越えられる事態であり、鈴木直道道知事の反応は明らかに過剰です。緊急事態条項を盛り込んだ改憲をめざす自民党の路線に沿ったある種の「予行演習」ではないかと勘ぐりたくもなるし、そうでなければ、突如として東京から札幌に変更となったオリンピック・マラソンを強行できるようにするための「浄化作戦」だと当ブログは考えています。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【緊急告知】安全問題研究会ホームページの移転の中止について

2019-11-17 20:06:21 | 運営方針・お知らせ
管理人よりお知らせです。

安全問題研究会のホームページについて、いったん、移転の告知をしたところですが、元の場所に戻すことにしました。

作業を終えましたのでお知らせします。元通りこちらから見ることができます。PCで当ブログをご覧の方は、左のブックマーク一覧から「安全問題研究会」をリンクして飛ぶこともできます。

GMOインターネット社が12月2日限りで無料メーリングリストのサービスを打ち切ることに伴うものです(GMO社による告知)。当ブログ管理人が管理しているメーリングリストをさくらインターネットに移行させる予定でしたが、技術的理由によりさくらインターネットへの移転を中止しました。このため、ホームページも元の場所に戻すことにしたものです。

平たく言えば、メーリングリストの移行作業は白紙に戻りました。GMO社「freeml」サービスの打ち切りまであと2週間を切っています。はぁ、疲れた・・・

今のところ、「Google」グループ(無料)への以降か、jca-net(年会費16,500円)のどちらかを考えていますが、これ以外でお勧めのメーリングリストサービスをご存じの方は、aichi200410@yahoo.co.jp までお知らせください。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【管理人よりお知らせ】新年度開始1ヶ月、改めてご挨拶申し上げます。

2019-05-01 19:58:08 | 運営方針・お知らせ
管理人よりお知らせです。

2019年度に入り、1ヶ月が過ぎました。

当ブログでは、例年、管理人の転勤の有無を含め、新年度開始時にご挨拶をすることが多いのですが、今年は統一地方選への対応もあり、4月時点でのご挨拶ができないまま5月を迎えてしまいました。しかし、例年以上に重要なお知らせ事項もありますので、ここでご挨拶をいたします。

1.「安全問題研究会」「罪団法人 汽車旅と温泉を愛する会」サイトの移転について

すでにお気づきの方も多いかもしれませんが、4月から「安全問題研究会」「罪団法人 汽車旅と温泉を愛する会」のサイトが移転しました。

インターネット黎明期の1990年代末から20年近くにわたってWEBサーバーの無料サービスを提供してきたgeocities(ジオシティーズ)が3月末限りでサービスを打ち切ったことが理由です。打ち切りは昨年10月1日に予告されており、できるだけ早く移転をすべきでしたが、事後報告にならざるを得なかったのはひとえに管理人の多忙を理由とした遅延によるものです。まずこのことについて、閲覧いただいている皆さまに深くお詫び申し上げます。

インターネットの各種サービスのうち無料のものは近年、関係各社によりどんどん縮小されています。インターネット黎明期にはネット自体が拡大していたため、各社は無料でサービスを提供しても新規拡大等でペイする状況でしたが、ネットが完全に普及を終え飽和状態となった近年は、管理コストが膨大になった無料サービスを維持し続けることは民間企業にとって合理的な経営判断とはいえません。フリーメールや無料ブログサービスなどがこの間、どんどん打ち切られてきたのは時代の流れでありやむを得ないと思います。

安全問題研究会としては、改めて別の無料サービスに乗り換えた上でサイトを移転することも検討しましたが、上記のような最近のネット事情を考えると、わずかに残った別の無料サービスに移転しても、そこも数年後にはサービス提供中止となりまた新たに移転先を探すということになりかねません。加えて、親交のある何人かのネット管理者(得意分野や発信したいテーマがありサイトを運営している人物)がいずれも有料サービスを利用しているという状況も明らかになったことから、今回、思い切って安全問題研究会も公式サイトを有料サービスに移して再出発することとしました。

このような事情により、今後はアカウントを取得するたびに料金が発生するため、有料サービスで運営するサイトは1つに絞ることにしました。当ブログ管理人のここ最近の活動は、JR北海道のローカル線問題や公共交通の安全問題、原発問題が中心であり、鉄道趣味活動は年に数回、これらの活動に付随した形で行う程度になっています。このため、4月の移転後は「安全問題研究会」をメインサイトとし、趣味サイトである「罪団法人 汽車旅と温泉を愛する会」は安全問題研究会サイト内のコンテンツの1つとして吸収させることにしました。「罪団法人 汽車旅と温泉を愛する会」へ直接行きたい方は、上記リンク先へ直接飛んでいただくか、安全問題研究会のトップページにもリンクを設けていますので、そこから閲覧後、ブラウザのブックマークに登録していただくようお願いします。

2.「しらかわ・市民放射能測定所 ベク知る」サイトの移転について

当サイト管理人が設立当初から関わり、サイトの運営も行ってきた福島県白河市の市民放射能測定所「ベク知る」についても、サイトの置き場所がgeocitiesだったため、今回、移転を余儀なくされました。こちらも「しらかわ・市民放射能測定所 ベク知る」として再出発しています。これを機会にサイトの管理は当ブログ管理人の手を離れ、一緒に「ベク知る」設立に関わっていただいた福島県西郷村の方に引き継いでいます。

「安全問題研究会」「しらかわ・市民放射能測定所 ベク知る」両サイトにつきましては、当ブログの「ブックマーク」にも登録していますので、ここから閲覧もできます。

3.安全問題研究会のyoutubeチャンネル開設について

こちらも、すでにお気づきの向きもあると思いますが、サイト移転を契機に安全問題研究会のyoutubeチャンネルを開設しました。今後、JR北海道のローカル線問題や公共交通の安全問題、原発問題を中心に、管理人が撮影した動画を投稿します。当ブログでの投稿の告知は、必要に応じて行います。

4.「ノーモア尼崎事故!生命と安全を守る集会」の開催時期について

JR福知山線脱線事故以降、毎年、尼崎市で「ノーモア尼崎事故!生命と安全を守る集会」が行われています。この集会は、例年、事故の日である4月25日の直前の土曜日に行われることになっていますが、今年は統一地方選のため、6月8日に開催されます。この集会の報告記事を目当てに先月来、当ブログを訪問されている方もいるかもしれませんが、このような状況ですのでご承知ください。なお、今年も当研究会が集会で報告を行う予定になっています。

    ◇    ◇    ◇

天皇の代替わりにより、本日から新元号が施行されました。メディアでは代替わりと新元号報道一色で、先日まであれほど元号から西暦への切り替えの動きを報じていたにもかかわらず、まるで西暦など消えてなくなってしまったかのようです。「平成」移行時に見られた「弔意の押しつけ」「自粛ムード」に比べればまだましですが、「祭り」の強制という意味で鬱陶しさの本質は同じだと思います。押しつけられるのが「弔意」「自粛」か「祝意」「祭り」かという点に違いがあるだけで、政府とメディアが上から何かを押しつけてくるという意味で、同じ種類だという意味です。

当ブログと安全問題研究会はもともと元号制度そのものに反対であり、サイト内ではこれまでも西暦のみでの年の表示を行ってきました。今後もその方針に変わりありませんし、代替わりと新元号キャンペーンに「乗る」つもりもありません。企業がこの連休中を中心に行っている新元号記念セールなどにも出向きません。むしろ、こうしたバカ騒ぎに与することなく普段通りに行動することこそが、押しつけに対する最大の抵抗だと考えています。

幸いにも当ブログ管理人は10連休ですが、日給や時給制度が適用されている労働者の中には、休むことで給与が減り、かえって生活が成り立たないという人も大勢います(4月27日のTBS「報道特集」でこの問題が取り上げられています)。本当は非正規労働者の皆さんも、休日でも給与の減らない月給制の適用を望んでいるはずです。このような不安定雇用や、それによる貧困を生み出したことも「平成」最大の罪といえます。せめて新元号を報じるのであれば、「平成」がもたらしたこのような罪を踏まえ、次の元号の時代の社会がどのようにあるべきかについてくらいは論じるべきでしょう。

今日までで10連休も前半が終わったところですが、当ブログと安全問題研究会は、後半も「普段通り」に行動していきます。

TBS報道特集「10連休に困惑する人々・後呂良子さん」


昭和天皇逝去の際の「大喪の礼」を皮肉ったTHE TIMERS(忌野清志郎)の曲
カプリオーレ THE TIMERS 歌詞付き

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【管理人よりお知らせ】カテゴリ再編の実施について

2018-04-29 22:23:57 | 運営方針・お知らせ
管理人よりお知らせです。

新カテゴリとして「原発問題/福島原発事故刑事訴訟」を設置しました。

2015年7月の検察審査会による2度目の「起訴相当」議決により、福島原発事故では、勝俣恒久東京電力元会長ら旧3役員に対する刑事訴訟が始まっています。この訴訟は、昨年6月に第1回公判が始まった後、半年以上休廷、2月に第2回公判が行われましたが、4月以降は週1回のペースで公判が行われています。5月以降もこのペースに基本的に変わりはありません。

このままのペースで進んだ場合、科学ジャーナリスト、添田孝史さんによる福島原発事故刑事訴訟の傍聴記もそれに合わせてハイペースで更新されていくことになります。このままでは、他の原発関係記事が刑事訴訟傍聴記の中に埋もれてしまうことになりかねません。

このような事情から、刑事訴訟傍聴記を他の原発関係の記事と分離したほうがいいと判断し、そのための新カテゴリを設けることにしました。

今後、福島原発事故の刑事裁判に関する記事を「原発問題/福島原発事故刑事訴訟」カテゴリで、それ以外の原発関係記事は「原発問題/一般」カテゴリで扱うことになります。原発事故をめぐって行われている各地の損害賠償(民事)訴訟や原発差し止め訴訟など、刑事訴訟以外の裁判は「原発問題/一般」カテゴリで扱います。

これで、「福島原発事故に伴う放射能測定値」も合わせると、原発関係のカテゴリは3つに増えることになります。「福島原発事故に伴う放射能測定値」カテゴリが現在、休眠状態で今後の取扱いも決まっていない中、3つの原発関係カテゴリを今後どうするかは頭の痛い問題ですが、整理も困難であり、今後もしばらくこの状態が続くことになります。

なお、新カテゴリ設置に合わせ、既存のカテゴリについても一部名称を変更しました。具体的には、「鉄道趣味」を「鉄道/趣味の話題」に、「鉄道・公共交通安全問題」を「鉄道・公共交通/安全問題」に、「鉄道・公共交通政策」を「鉄道・公共交通/交通政策」に、「原発問題」を「原発問題/一般」に、それぞれ変更しています。これらは単なる名称変更であり、記事の分類基準としては以前と変わりません。

この結果、当ブログのカテゴリ数は1つ増え、17となりました。管理人としては、増えすぎで整理したいとの思いもありますが、なかなか困難な状況です。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする