人生チャレンジ20000km~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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核のない未来を願って 松井英介遺稿・追悼集(緑風出版)

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●安全問題研究会政策ビラ・パンフレット
こんなにおかしい!ニッポンの鉄道政策
私たちは根室線をなくしてはならないと考えます
国は今こそ貨物列車迂回対策を!

医薬品販売のネット規制問題を考える

2009-05-31 23:45:35 | その他社会・時事
「医薬品のネット販売規制は憲法違反」,ケンコーコムなどが国を提訴(ITpro)

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 ケンコーコムとウェルネットは2009年5月25日,医薬品のネット販売や通信販売を一部を除いて禁止する省令が違憲であり無効であるとして,国を相手取り提訴した。

 厚生労働省が2009年6月1日に施行する「薬事法の一部を改正する法律」の省令により,安全確保のための対面販売の原則を理由に,第1類医薬品および第2類医薬品の通信販売が禁止となる。ただし2年間の経過措置として,離島と継続使用に限って通信販売を認める経過措置をとる。

 ケンコーコム 代表取締役 後藤玄利氏は,この省令により,憲法22条で保障された基本的な権利のひとつである営業権が剥奪されるとする。「お客さんが医薬品を自分で手にとってカゴに入れアルバイトの店員がレジを打つ売り方より,購入の際に問診表にチェックしなければならないネット販売のほうがはるかに安全。我々は,これまでインターネットなどで一般用医薬品の通信販売を適法に行ってきた。しかし突然厚生労働省がルールを変え,(第3類を除く一般用医薬品の)インターネット販売などの通信販売そのものが原則禁止される。ケンコーコムは売り上げ数億円が吹っ飛ぶ。ウェルネットは営業が継続できなくなるかもしれない」。

 ケンコーコムとウェルネットは,この規制は厚生労働省の独断と主張する。「この省令は,法律の委任がなく,または委任の範囲を明らかに超えて原告の営業権を剥奪するもので,違憲かつ違法。対面販売やネットでの販売禁止は法律にはなんら規定されていない。法律は,情報提供をしっかりやれと言っているにすぎない」(ケンコーコムとウェルネットの代理人である弁護士 阿部泰隆氏)。

 省令施行に伴い2009年5月12日から18日まで行われたパブリックコメントには9824件の意見が寄せられたが,約85%が規制に反対するものだった。「これだけの民意があるにもかかわらず,厚生労働省は省令を変更することなく施行する方針。こんな暴挙が許されれば民主主義ではない」(ケンコーコムの後藤氏)。

 ウェルネット 代表取締役 尾藤昌道氏は改正薬事法自体には賛成しているとする。「改正薬事法の趣旨である『セルフメディケーション』(自分自身での健康を管理と治療)については以前から国家の大計と考えており,大賛成だ。しかし,法律で規制されていないことが省令で規制されているという非常におかしなことが起こっている。納得のいく説明をしてほしい」と発言した。

 医薬品の規制に対して,これまでケンコーコムは日本オンラインドラッグ協会や楽天,ヤフー!とともに反対を表明してきた。ただし今回の訴訟は,「当事者の権利の確認の訴訟であり,NPOである日本オンラインドラッグ協会は原告になれない。また楽天,ヤフー!は電子モール事業者であり,薬品販売事業者そのものではないため参加していない」(ケンコーコム 後藤氏)としている。

 ケンコーコムは2009年5月25日午前,東京地方裁判所に訴状を提出した。後藤氏は「施行が1週間後に迫り,厚生労働省の省令施行に関する検討会も終了した。今まで4年間厚生労働省と折衝してきたが,我々がこの省令の施行を食い止める手段はもう行政訴訟しか残されていなかった」と,提訴に踏み切った経緯を説明した。

 厚生労働省では「訴状が届いておらず内容が確認できないため,現時点ではコメントできない」としている。
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当ブログは訴訟を起こした両社の対応を「消極的に支持」する。両社が主張するように、不利益処分が法律で委任されていない場合に行政命令で不利益処分を科することは、技術的にも違憲となりかねない。

それにしても、最近の厚労省は何を考えているのかわからない政策が多すぎる。特定健康診査(いわゆるメタボ健診)にしても、身長の高い人・低い人を一律に腹囲だけでメタボと決めつけるやり方は科学的知見にも基づいておらず、諸外国ではこのような基準を採っているところはほとんどない。

評論家の歌田明弘氏が、以前、「週刊アスキー」誌の連載コラムで以下のようなことを書いている(詳細はリンク先)。

『何の意味があるのかあやふやになりながら、「ともかく決めたことはやる」と第二次世界大戦突入時と同じモードになっている。…「第二次大戦前の雰囲気に似てきた」といったことは少し前から、どちらかといえば左よりの人々が言い始めた。ふと気がつくと、世の中が変わって自由のない国にいつのまにかなっているというわけだ。当時とは状況が違うし、まさかそんなことはないだろうと思っていたが、財政事情や国民参加の司法制度などともっともらしい説明をしながら、連帯責任を押しつける制度が相次いで生まれているのを見ると、今後10年か20年たってもいまのような自由があるかどうかはかなり危うい気がしてきた。「余計なお世話」などと言うと「非国民」と白い目で見られるなどといったことには、いずれなるのではないか』

さすがに私はここまで言い切るつもりはないが、歌田氏がこんな危惧を抱く気持ちは大変良く理解できる。国民にとって不利益になる制度が密室で作られ、パブコメなど意見表明の機会は反論権も保障されないほどの短期間しかなく、かといってたいした説明もないまま、「とにかく決まったことなんだからお願いします」と誰も望まない政策が強行されていくということが最近多すぎるのだ。後期高齢者医療制度、PSE法改正、メタボ健診、そしてこの理解不能なネット狙い撃ち規制など、すべてこの類である。まるで、行政が本当のことを国民に知られては困るとでも思っているかのようである(実際にそうなのだろう)。

厚労省は、このネット狙い撃ち規制の理由を「薬剤師による対面販売で安全を確保するため」と説明するが、ではなぜ医薬品を全面的に薬剤師による販売とせず、「登録販売者」なる新たな制度を創設したのか全くわからない。それに、過去の薬害(薬害エイズ、肝炎問題等)はいずれも医師が「適切に処方」してきたはずの病院や調剤薬局から生まれており、市販の家庭用常備薬から薬害が生まれたわけではない。その点を考慮すれば、厚労省がみずからの行動を棚に上げ、家庭用常備薬とネット販売を「犯人」扱いするのは責任転嫁もいいところだ。むしろ、反省すべきは厚労省ではないのか。

薬害は薬局や家庭用常備薬のせいではなく、ましてやドラッグストアやネット販売のせいなどでは断じてない。むしろ、厚労省(医系・薬系技官)、その天下り先の製薬会社、いい加減な診断・処方をする医療機関とのもたれ合いの構図のなかから生まれたのである。この、医療・薬務行政を巡る「鉄のトライアングル」を解体しない限り、悲惨な薬害はまた繰り返されるだろうし、厚労省と製薬会社・病院が薬害の発生原因である以上、いくら常備薬のネット販売を規制したところで無駄なことだ。

幸いなことに、猶予期間は2年ある。この間におそらく政権交代もあるだろう。政治によるチェックも届かず、やりたい放題になっている「鉄のトライアングル」解体の道にこそ、私たちは進むべきだと考える。

結論として、当ブログは医薬品のネット販売に対する今回の一方的規制について、以上の理由から撤回を求める。

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静かな湖畔の森の陰から

2009-05-30 22:08:36 | 日記
夕方、自宅の窓から耳を澄ますと、すぐそばの森でカッコウの鳴き声が聞こえた。ここには2年以上住んでいるが、こんなに近くで聞こえたのは初めてだ。

カッコウは5月頃日本に飛来し、夏の訪れを告げる鳥だが、通常平地には生息せず、山地に住む。ここ白河は標高500メートル程度の高原なので、こうした山地の鳥の生息にも適しているのだろう。

せっかくなので、筆者が録音したカッコウの鳴き声をお楽しみいただきたい。(mp3音声)

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西鉄社長 1000円高速に怒り バス乗客減、4時間遅れも

2009-05-28 22:31:04 | 鉄道・公共交通/交通政策
西鉄社長 1000円高速に怒り バス乗客減、4時間遅れも(西日本新聞) - goo ニュース

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 西日本鉄道(福岡市)の竹島和幸社長は26日の定例会見で、自動料金収受システム(ETC)利用による高速道路料金割引について言及。大型連休中に九州の高速バス乗客数が約12%減少したうえ、渋滞により到着が4時間以上遅れる便もあったとして、怒りをにじませながら「1000円高速」施策を批判した。

 国土交通省がお盆期間など平日の割引実施を検討していることに対し、現行の土日祝日以外への適用拡充をしないよう、九州の82社が加盟する九州バス協会会長として、同省に要請していることも明らかにした。

 竹島社長によると、西鉄高速バスの4月24‐5月6日の乗客数と収入を前年と比較したところ、乗客は約3万6000人、収入は約5400万円減った。また福岡‐鹿児島線では、渋滞に巻き込まれ、通常の倍となる8時間以上かかった便もあった。「尋常でない遅延で、こういう状況が続けば客離れにつながる」と強い危機感を示した。

 九州の他のバス事業者も同様で、乗客が平均12.3%減少。中には20%を超す減少率だったところもあったという。

 お盆のほか正月期間の割引適用拡大については「(西鉄の)減収が2億円くらいになるのではないか。赤字路線は見直しを考えざるをえないかもしれない」と指摘。「環境問題の観点からも、おかしいのではないか」と不満をあらわにした。

 高速バス対象の割引もあるものの「十分ではない」として、九州のバス業界を代表して22日、国交省に(1)上限1000円施策の拡充防止(2)高速道渋滞緩和策の検討(3)バス事業に対する支援措置‐を求める要請書を提出。6月中に具体的な改善策を提示する考えを示した。
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ちょうどいい機会だし、このニュースとの関連で「高速道路1000円」政策について述べておこう。

私自身、GWの岩手旅行でこの政策の恩恵を受けたわけだが、だからといってこの政策に賛意を唱える気には毛頭なれない。西鉄社長が怒りを露わにしたように、公共交通機関への息の根を止めかねないからだ。

世界的に見れば、環境問題や「大量消費、大量廃棄」社会への反省で「クルマから公共交通へ」のパラダイムシフトが起きつつある。自動車大国アメリカですら、クライスラーに次いでGMも破綻が噂される今日、公共交通を見直す動きが顕在化するかもしれない。

しかし、依然として日本だけがクルマ優先、公共交通政策不在の路線を突っ走り続けている。この路線は、自民党政権をスポイルしない限り、残念ながら変わらないだろう。「国立メディア芸術総合センター」(いわゆる「国営マンガ喫茶」)構想にしてもそうだが、まずハコモノを作り、使い方は後付けで考えるというようなトンカチ行政のなかに、自民党政権は絡め取られてしまっている。

来るべき総選挙は「ハコモノ・トンカチ行政の継続か、解体か」を争点のひとつにすべきではないかと当ブログは考える。クルマ中心から公共交通中心への社会へと転換するためには、どうしてもこのハコモノ・トンカチ行政との闘いに勝たねばならないからだ。道路特定財源と、これに群がる道路族の利権を解体し、公共交通、限界集落対策、医療・福祉・教育、そして農業(農業土木は除く)に予算を振り向けるために、来るべき総選挙はきわめて重要な意味を持つことになるだろう。

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JR西本社、2度目捜索 尼崎脱線事故で神戸地検

2009-05-27 22:34:36 | 鉄道・公共交通/安全問題
JR西本社、2度目捜索 尼崎脱線事故で神戸地検(神戸新聞)

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 百七人が死亡した尼崎JR脱線事故で、神戸地検は二十七日、業務上過失致死傷容疑で、大阪市北区のJR西日本本社と京都府長岡京市の山崎正夫社長(66)宅を捜索した。本社の捜索は昨年十月に続いて二度目、山崎社長宅は初めて。地検は書類送検や告訴の対象になった幹部、元幹部ら十三人の起訴の可否を最終判断するため、事故の発生から四年余りを経て異例の再捜索に着手したとみられる。

 地検は、本社では安全推進部や総務部などを捜索し、同社の安全対策に関する資料を押収するとみられる。

 兵庫県警は昨年九月、事故電車の高見隆二郎運転士=死亡当時(23)=のほか、山崎社長ら幹部、元幹部九人を同容疑で書類送検。今年に入り、遺族が井手正敬氏(74)、南谷昌二郎顧問(67)、垣内剛顧問(65)の歴代経営トップ三人を告訴した。

 山崎社長らは、現場カーブが一九九六年に半径六百メートルから三百四メートルに変更された際、最高速度とカーブの制限速度に五十キロの速度差ができたのに新型自動列車停止装置(ATS-P)を設置するなど安全対策を怠った疑いがもたれている。

 県警はJR西から任意で関係書類の提出を受けていたが、地検は昨年十月、本社社長室や法務室などから書類を押収した。


捜査には誠実に対応 JR西日本の話 本日、神戸地検による家宅捜索を受けた。捜査にかかわることであり、その内容についてコメントすることは差し控える。引き続き検察の捜査には誠実に対応していく。

(5/27 10:38)
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今日午前、JR西日本本社に対し、神戸地検による突然の家宅捜索が入った。山崎正夫社長ら幹部の立件に向けた詰めの「証拠固め」と見られており、事故から4年、107名が死亡した尼崎事故の捜査は、重大な局面を迎えた。

遺族らは、「国鉄」とともに安全を葬り、「日勤教育」を生み出した歴代幹部らの立件を強く望んでおり、再三、神戸地検への働きかけを行ってきた。現在、業務上過失致死傷罪の構成要件である「事故の予見可能性」が壁となり、捜査は難航しているが、昨年10月の家宅捜査で押収した資料だけでは不十分と判断した神戸地検が、最終的な証拠固めのため、異例の再捜索に踏み切ったのではないか。

立件でするかどうかはまだ予断を許さないが、神戸地検として、ぎりぎりまで立件の可能性を探ろうという強い意欲の表れであるといえよう。

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日中線廃線跡をたどる

2009-05-24 23:04:59 | 鉄道・公共交通/趣味の話題
何を思ったか、突然思い立ち、以前から行きたかった国鉄旧日中線跡を見に行ってきた。ご覧の写真は、日中線の現役時代に熱塩駅として使われていた日中線記念館である。

日中線は、「野岩羽線」の一部を成す路線として、栃木県今市から山形県・米沢を結ぶ鉄道として構想されたが、喜多方~熱塩間11.6kmが開通したに留まった。その後延長を見ることなく、国鉄再建法に基づく第1次特定地方交通線に指定され、1984年3月31日限りで廃止となった。第1次ということもあり、特定地方交通線のなかでも最も廃止が早かったグループと言える。東北地方では、他に第1次特定地方交通線として丸森線(現・阿武隈急行)があったが、ここは第三セクター線として残ったので、日中線はバス転換した東北の代表的な路線ということになる。ちなみに、会津地方と今市・日光を結ぶ夢は、会津鉄道・野岩鉄道・東武のルートを通じて実現はしている。

日中線は、1日5往復しか列車が走らない時代もあった。廃止直前のダイヤでは、そのすべてが朝と晩の列車だったことから、「日中に走らない日中線」として鉄道ファンの間では有名だった。

廃線跡に来るといつも思うことだが、駅舎もホームも往時のままに残された旧熱塩駅に立っていると、時が止まったような気がする。線路は剥がされているから、列車が来るのではないかという錯覚に陥ることはないが、ここに鉄道が走っていた記憶と記録を残すため、いつまでも跡地整備に努めてほしいと思っている。

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眞鍋かをりと声優・水樹奈々がソックリと指摘される

2009-05-13 21:29:45 | 芸能・スポーツ
眞鍋かをりと声優・水樹奈々がソックリと指摘される(アメーバニュース)

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 4月23日放送の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)に出演した眞鍋かをりは、人気声優の水樹奈々に50回以上も間違われたことを発表した。

 ある時期から、水樹奈々に間違えられたり、似ていると言われるようになったと語る眞鍋。なかでも、「かをりちゃん、みーつけた」というメールが親友から届き、添付されていたのが雑誌の表紙を飾る水樹の写真だったので、「親友が間違えるか」と驚いたという。

 確かにその水樹の写真は眞鍋と似ており、ダウンタウンをはじめ、共演者からも共感を得ていた。

 一方の水樹は、その放送を見ていたことを自身のブログで報告。「私的にはこれが1番似てると思う(笑) 」というタイトル通り、自分で眞鍋似だと思う写真とともに、「私もいろんなところでめちゃくちゃ言われるので、そうだったんだ!とちょっぴり繋がってる気がして嬉しかったです(笑)」と綴り、お互い似ていると言われることが判明した。

 眞鍋と水樹は2人とも愛媛県出身(出身市は隣接)で、年齢は1歳違いと近い。水樹は声優だけでなく歌手やタレントなど幅広く活動しているので、眞鍋との共通の知人は多そうだが、実は一度も対面したことがないという。

「いつかお会いできるといいな~」と水樹が熱望するように、2人が初めて出会う瞬間は、テレビの企画でも成り立つほどドラマティックになるかも知れない。
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似ていると言われれば似ていなくもないが、さりとて見分けがつかないほど似ているとも思えない。両方のファンである私は、絶対に見間違えることはない。

2人とも愛媛出身だし、サバサバした性格も共通しているから、そのあたりが似ていると言われる原因ではないだろうか。

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会員を舐めきったファンクラブの実態!

2009-05-12 21:06:18 | 芸能・スポーツ
そういえば、4月14日付けで大黒摩季ファンクラブから届いた1通のメール。内容があまりにも酷いので、晒してやろうと思いつつ、忘れたままになっていた。以下がそのメールである。

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横浜BLITZ/八王子市民会館/那須が原ハーモニーホールにてツアーTシャツをお買い求めのお客様へ


横浜BLITZ/八王子市民会館/那須が原ハーモニーホールにて販売いたしました「ツアーTシャツ」にプリントミスがございましたので訂正とお詫びを申し上げます。

お買い求めのお客様には大変ご迷惑をおかけしました。
深くお詫び申し上げます。

商品の交換に関しまして

埼玉県川口市差間2-6-35
株式会社アクア 大黒 摩季グッズ係
048-290-7892

上記の住所にお客様のご住所・お名前・電話番号をご記入のうえお手元のTシャツを宅配便の着払いにてお送り下さい。4月16日以降に良品をお送りいたします。

また、4月16日以降のコンサート会場にお持ちいただければ会場にて良品と交換いたします。

なお、誠に勝手ながら交換に関しては5月29日(金)を交換の締め切りとさせていただきます。

お客様にはお手数をおかけしますことを重ねてお詫び申し上げます。

株式会社 アクア

※この件についてのお問い合わせは下記にお願いします。
 株式会社アクア 大黒 摩季グッズ係
 048-290-7892(平日の13:00~18:00)

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自分たちの手違いが原因で発生したプリントミスなのに、Tシャツの交換期間がたったの1ヵ月半とは…。私はこのメールを読んだとき、怒るよりも呆れかえった。あまりにファンを舐めきった運営といえないだろうか。少なくとも受け取ったファンには何の落ち度もないのだから、交換には無期限に応じるべきである。

このファンクラブは2007年に会費を値上げしている。値上げでサービスが良くなるなら我慢もできようが、値上げした上に「プリントミスTシャツを持っている奴は交換してやるから1ヶ月半以内に名乗り出ろ」とは、厚顔無恥にも程がある。

こんなふざけたFCに対し、文句も言わず唯々諾々と従っているファンも本当に情けない。先行予約チケットの会員宅への郵送すら滞るようなクソ組織なのだから、ファンがもっと怒り、突き上げなければ何も変わらないと思う。

もっとも、私はもうとっくにFCから退会しているから怒る筋合いではないのかもしれない。しかし、ファンがこんな体たらくだからFC組織も、アーティスト本人も増長するのだと思う。

このファンにしてこのFCあり、このFCにしてこの本人あり、そして、この本人にしてこのファンあり。

なんだかすべてが負のスパイラルにはまりこんでいるようだ。いずれにせよ、本人からでもFC組織の中からでも、あるいはファンの中からでも良いからこの現状を打破するエネルギーが出てこないと、このアーティストはもう本当に終わりなのではないか。

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「性暴力ゲーム」メーカーがネット販売中止、アマゾンも

2009-05-11 20:25:11 | その他社会・時事
「性暴力ゲーム」メーカーがネット販売中止、アマゾンも

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 少女を含む女性3人をレイプするという内容の日本製ゲームソフトに対する抗議活動を、国際人権団体「イクオリティ・ナウ」(本部・ニューヨーク)が始めたのを受けて、問題のゲームを製造する横浜市内のゲームソフトメーカーが、この商品のネット販売を取りやめたことがわかった。

 このメーカーは、問題のパソコン用ゲームを2006年から販売。しかし、抗議活動が今月6日に始まった後、8日から問題の商品のホームページへの掲載とネット販売を取りやめたことを明らかにした。同社の担当者は「今後の販売などについて、現段階ではコメントはできない」としている。

 また、書籍・ビデオなどのネット販売大手「アマゾン・ジャパン」も、4月下旬にこの商品の販売中止を決めたことを公式に認めた。広報担当者は「社内の方針やガイドラインに沿って判断した。個別の商品についてのコメントは差し控えたい」と話している。

 アマゾンは、米国の本社や英国アマゾンなどが2月にこの商品の取り扱いをやめており、日本では販売を続けていることに批判が起きていた。

 「イクオリティ・ナウ」の理事で弁護士の角田由紀子さんは、「日本ではポルノが一般市民の生活の場にもはんらんし、なかでもレイプものが多いことで、数年前から海外の人権団体が問題視していた」と指摘。国内向けに製造されたゲームでも、インターネットで海外へ流出する時代だけに、「国内だけの問題ではなくなっている」と話す。
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かつてはオタク界に身を置いた者として、この世界のタコツボ化、劣化を身をもって感じていたが、やはりこんな事件が起きてしまったかという思いだ。

オタク界といえども、一般社会との折り合いはつけなければならないし、一般社会の理解を求める必要まではないが、少なくとも反社会的なもの、公序良俗に反するものはきちんと自己規制ができなければならない。「バーチャルな世界だから」ではすまされない。

それが、もうかなり以前から、ソフ倫(コンピューターソフトウェア倫理機構)の審査も全く形式的で、自主規制にもなっていない実情があった。

私が、数年間身を置いてきたオタク界(ゲーム界)から身を引いた方がいいと思い始めたのは、「はじめてのおるすばん」が世に出たときだった。

「はじめてのおるすばん」で、日本のゲーム界は明らかに一線を越えたと思ったし、ある意味、暴走の行き着く果てに今回のような事件に至るのではないかという気がしたのだ。

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さて、今回のこの事件を受けて、当ブログは「オタクネタ」カテゴリを廃止する決意をしました。最近はほとんど更新していなかったし、このあたりが潮時かという思いもありますので。

「オタクネタ」カテゴリは、「芸能・スポーツ」に統合しました。これにより、当ブログのカテゴリ数は、9となりました。これは、当ブログ史上最少ですが、将来的に増やす構想は持っています。

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映画「おっぱいバレー」を見て【ネタバレなし】

2009-05-10 22:55:53 | 芸能・スポーツ
4月から公開されている映画「おっぱいバレー」を昨日、見てきた。すかがわ国際短編映画祭で「つみきのいえ」を見た後、郡山テアトルへと移動し、この映画を見たから、9日は映画デーとなった。

この映画、最初は眼中になかったのだが、鉄の友人から「北九州が舞台で、路面電車が何度も登場する」と聞いて、それならぜひ見なければと思ったのである。

映画自体は、男子中学生の青春を描いたもので、恥ずかしながら自分にも思い当たる部分が多々ある。「11PM」を見て、その内容を教室で大声で話したりするような、青臭くまぶしかった青春時代を思い出す。あのころは、そんなお馬鹿なことほど全力でやっていたもんだ。全力で取り組まなかったのは勉強くらいという楽しい時代だった。

ロケ地は、友人からの報告通り私の郷里・北九州市で、登場している路面電車は現存する筑豊電鉄(サムネイル写真)である。路面電車型の車両だが、全線が専用軌道区間のため、結構な速度を出して走っている。全線が専用軌道のため、軌道免許でなく鉄道免許を受けており、本来なら路面電車スタイルの車両を使う必然性はないところだが、1992年まで西鉄北九州線(廃止)と乗り入れしていた関係で、今も路面電車の車両が走る。

路面電車以外にも、田野浦公共臨港線と、その沿線にある旧食糧倉庫が登場。見覚えがある風景ばかりでとても懐かしかった。驚いたのは、撮影に協力した北九州市内の中学校の中に、私の母校も含まれていたことだ。

北九州市は、今、地域おこしの一環として映画ロケの誘致に力を入れているらしく、2005年にも「この胸いっぱいの愛を」のロケが行われている。郷里がこんなふうにしていろいろな映画の舞台になるのは、とても嬉しい。

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すかがわ国際短編映画祭で加藤久仁生監督がトーク

2009-05-09 23:49:47 | 芸能・スポーツ
今日、福島県須賀川市で第21回「すかがわ国際短編映画祭」が開催されたので、見に行ってきた。今回の目玉は、なんと言っても加藤久仁生監督のトークイベントだろう。ご存じ、アカデミー短編アニメ部門を受賞した「つみきのいえ」の監督である。

加藤監督のトークショーは12時半から始まった。アカデミー賞の舞台はとても華やかで、受賞後は自分は全く変わっていないのにマスコミの扱いが大きく変わったおかげで「勘違いしそうになった」という。

「つみきのいえ」はすべての絵が鉛筆で描かれており、パソコンに絵を取り込んでからコンピューターで色をつけたそうだ。制作上、最も苦労した点は、鉛筆で1枚1枚、影をつけていく作業で、本当に終わるのかと思ったそうだ。

自身は鹿児島出身で、東北とは縁遠いように思われる加藤監督だが、意外にも父親が山形出身のため東北に縁が深いという。温厚な性格で、動物が好きなので子供の頃の夢は獣医になることだったが、子供の頃に猫アレルギーを発症したため、獣医の道は諦め、映画に携わることになったそうだ。

13時から、いよいよ「つみきのいえ」上映があった。12分の短い作品だが、主人公の自宅と、そこで過ごした家族への強い思いが感じられる作品だ。台詞がなく、絵だけで主人公の気持ちを見事に描ききっている。好感の持てる作品だった。

なお、すかがわ国際短編映画祭は明日10日も行われる。

(10日追記)
すかがわ国際短編映画祭の模様は、10日の福島民友新聞でも報道されている。(参考記事

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