人生チャレンジ20000km~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

公共交通と原発を中心に社会を幅広く考える。連帯を求めて孤立を恐れず、理想に近づくため毎日をより良く生きる。

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核のない未来を願って 松井英介遺稿・追悼集(緑風出版)

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●安全問題研究会政策ビラ・パンフレット
こんなにおかしい!ニッポンの鉄道政策
私たちは根室線をなくしてはならないと考えます
国は今こそ貨物列車迂回対策を!

【緊急警告】12~1月に東北沖で再びM9級地震発生か

2011-10-31 23:03:35 | 気象・地震
再びマグニチュード9の地震が発生する確率が高くなってきました(これは北大の統一見解ではなくあくまでも森谷武男の個人的な見解です)(北海道大学理学研究院附属地震火山研究観測センター 森谷武男のページ)

恐ろしいことに、東北沖で12~1月に再びM9級の大地震が発生する確率が高まっているそうだ。この見解が発表されたのは29日のようだが、ネットでは猛烈な勢いで拡散している。

妻の携帯メールに、このページを基にしたらしい「東北沖で12~1月に再びM9級の大地震」の情報が入ってきた。私は当初「M8級の余震ならともかく、もう1回M9なんてあるわけない」と受け流していたが、森谷氏のサイトを見て愕然とした。地殻変動による電磁波異常(地震エコー)を捉えた地震予測は比較的精度が高く、これまでにも天文学者の串田氏夫妻が阪神・淡路大震災を的中させるなどしている。地震予知の分野で最初に確立する技術があるとしたら、これだろうといわれているくらいなのだ。

当ブログは、森谷氏のサイトをブックマークに登録し、定期的に巡回を行うことにした。当面は2~3日に1度巡回、異常度が増し、状況が緊迫してきたと判断したら毎日巡回を行い、新情報が出たらお知らせしていくことにする。皆さんも十分警戒してほしい。

それにしても、『「こんなはずではなかった」と波に消えていった人々 NPOの調査が物語る“避難行動崩壊”の虚しい実態』(ダイヤモンド・オンライン)という記事が示すように、巨大地震や津波の際は通信手段が途絶し、結局は住民が適切な行動を取れないケースも多いのが実情だ。当ブログが発表した「放射能被曝を防ぐための10か条」は結構好評だった。いずれ「地震・津波から身を守るための10か条」を作成し、当ブログとして公表しなければならないように思われる。

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本日の放射能測定値

2011-10-31 20:37:35 | 福島原発事故に伴う放射能測定値
・計測年月日、時間
 2011年10月31日 午後7時25分~7時35分

・計測場所
 福島県 西郷村転作促進技術研修センター

・計測時の気象条件(晴/曇/雨/雪の別及び風向、風速)
 天気:快晴
 風向・風速:北西 7m

・計測結果(単位:マイクロシーベルト/時)
(1)八雲神社境内
  大気中(高さ100cm)   0.78
  土壌(高さ10cm)    1.25

(2)福島県西郷村転作促進技術研修センター正門前
  大気中(高さ100cm)   0.45
  舗装路面(高さ10cm)  0.47

<放射線量測定に関するお知らせ>
10月26日付記事にてお知らせしたとおり、毎日1回の放射線量測定は本日で終了する。今後は1週間に1回の測定に変更する。次回測定は11月3日とすべきところだが、祝日のため、1日順延して11月4日(金)に実施する。

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本日の放射能測定値

2011-10-30 19:36:42 | 福島原発事故に伴う放射能測定値
・計測年月日、時間
 2011年10月30日 午後6時20分~6時30分

・計測場所
 福島県 西郷村転作促進技術研修センター

・計測時の気象条件(晴/曇/雨/雪の別及び風向、風速)
 天気:曇
 風向・風速:東北東 2m

・計測結果(単位:マイクロシーベルト/時)
(1)八雲神社境内
  大気中(高さ100cm)   0.91
  土壌(高さ10cm)    1.01

(2)福島県西郷村転作促進技術研修センター正門前
  大気中(高さ100cm)   0.55
  舗装路面(高さ10cm)  0.42

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【重要発表】当ブログの推薦で石丸小四郎さんが「多田謡子反権力人権賞」を受賞

2011-10-30 11:34:54 | 原発問題/一般
10月20日付記事で予告した原発問題に関する「重要発表」を行う。

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40年間にわたって福島原発に反対する運動を一貫して続けてきた石丸小四郎さん(双葉地方原発反対同盟)に、今年度(第23回)の多田謡子反権力人権賞が授与されることが決まった。この賞は、1986年に29歳の若さで亡くなった人権派弁護士、多田謡子さんの業績を記念して、社会的弱者の人権のため権力と最も鋭く闘ってきた人に対し、毎年1回贈られる名誉ある賞である。福島原発との闘いの分野からは「脱原発福島ネットワーク」も受賞した。このネットワークは、佐藤和良・いわき市議らが中心となって福島原発反対運動を行ってきたグループである。

なお、このほかの受賞者は、女性の人権向上のために活動を続けてきた佐々木静子さん、「不法滞在」の外国人の人権のための活動を続けてきた「ASIAN PEOPLE'S FRIENDSHIP SOCIETY」である。

石丸さんをこの賞に推薦したのは当ブログである。当ブログが石丸さんを推薦した理由、及び受賞理由については次のとおり。石丸さんの人となりについては、以下の新聞記事が参考になる。

反原発運動40年/石丸小四郎さん(朝日新聞)

福島原発の地元反対同盟 闘い40年 石丸小四郎さん(北陸中日新聞)

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●当ブログによる推薦理由

 石丸さんは、1964年から福島県富岡町に移住。原発反対運動の中心的存在だった社会党議員・岩本忠夫氏に誘われ福島原発反対運動に携わる。後に、岩本氏が電力資本の金の力に屈し、社会党を離党して原発推進派に立場を変える裏切りの中で、双葉地方原発反対同盟の中心として一貫して原発の危険性を訴え続けた。

 福島第一原発の事故が起き、孤立した闘いを強いられてきた石丸さんの懸念が現実のものとなった今、40年にわたって信念を曲げずに闘い続けた石丸さんを勇気づけるとともに、すべての反原発運動を闘う仲間を励まし、原発事故を福島で最後とするため、石丸さんを本賞へ推薦する。

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●受賞理由
多田謡子反権力人権基金運営委員会サイトから)

 石丸小四郎さんは、「原発は放射能による環境汚染や労働者被曝による健康被害を不可避なものにする」という認識から、1972年に結成された双葉地方原発反対同盟に参加し、福島原発でたびたび起きた放射能漏れ事故を告発、福島第二原発の建設反対運動にも取り組むとともに、原発労働者の被曝問題にも当初から取り組み、労災認定の支援活動も続けてきました。原発銀座とも言われた集中立地で建設が進み、切り崩しによって運動が縮小していく困難な状況の下で40年にも及ぶ反対運動を続けてきたことは驚嘆に値します。十分な地震・津波対策もなく運転継続されていた福島第一原発がまき散らした放射性物質は、双葉地方一帯を甚だしく汚染し、石丸さんたちをも故郷から追い立てましたが、石丸さんは再度いわきの地から原発に対する告発の運動を再開しています。石丸さんの40年に及ぶ原発との闘いへの共感と今後の運動への期待を込めて、多田謡子反権力人権賞を贈ります。

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奴隷根性にまみれた情報統制と「植民地復興」でいいのか?~東北よ、今こそ暴虐の鎖を断て!

2011-10-29 23:18:23 | 原発問題/一般
(この記事は、当ブログでいったん発表した内容を、修正・加筆後、月刊誌に再掲したものです。)

 福島に住むようになって以来、4年以上購読してきた「河北新報」を9月末で打ち切った。宮城を基点に、東北の視点に徹する報道がすばらしくて購読してきたが、3.11以降この新聞もすっかりダメになった。それも、肝心の震災・原発事故報道が全くダメ。8月頃から購読打ち切りを考えていたが、10月がひとつの区切りと思ったのだ。

 ●凄まじい東北の情報統制

 震災・原発報道に関し、東北のメディアで合格点をつけられるところは残念ながら全くない。原発爆発の映像を使用して制作された独ZDFテレビの番組「フロンタール21~福島原発事故その後」がインターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」にアップロードされると、福島中央テレビ(FCT)は原発爆発の映像が自分たちの撮影であることを理由に「著作権侵害」として削除要請。山下俊一をたびたび登場させ、安全デマを垂れ流した福島民報、福島民友の地元紙の論調についてもコメントは不要だろう。

 本当にありがたいことだが、筆者には名古屋時代、JR東海の安全問題などに一緒に取り組んでいた仲間がいる。浜岡原発廃止運動にも熱心に取り組んでいる人で、今も中日新聞の切り抜きを送ってくれている。送られてきた記事の中には、例えば「被ばく不安 苦悩の親~鼻血 放射線被害では?」(「中日新聞」6月22日付け)や、「南相馬 振り回される教育~窓閉め切り冷房なし」(「中日新聞」6月24日付け)といった記事がある。ところが驚くことに、こうした記事は東京新聞など他の系列紙には掲載されているのに東北地方だけ不掲載だったのである。

 インターネットがなかったとしても、通信手段が発達した現在ではこのように地方紙同士の記事の比較もできるし、どの新聞がどんな記事を重視しているかの比較も容易である。こうした中、原発事故に伴う福島の人々の健康状態に関する記事が、それを最も必要としている地元では隠され、中日新聞を読んでいる愛知県民や、東京新聞を読んでいる東京都民のほうがそれをよく知っているという状況が6月頃から次第にわかってきた。こうしたことは、地元メディアがどのように言い繕おうとも明白な情報操作であり、この頃から地元メディアに対する不信感が募った。

 震災に関しても、現実に半年経っても多くの人が失業したまま再就職の見通しがないという事態に対し、どうしたら新たな仕事作りができるのか無能な政府に代わって提言すべきなのに、東北は被害者だという意識ばかりで代案も何もない。阪神・淡路大震災の時、京都新聞の施設・設備を借りながら1日も欠かさず新聞発行を続け、地元にとって都合の悪いニュースも臆せず掲載した神戸新聞のような報道を期待していたが、全く期待はずれだった。

 東北差別は何も今に始まったことではない。白河以北一山百文(白河以北の東北では山ひとつがたったの百文で買える、の意)とか、勿来(なこそ)の関(「なこそ」は「な来そ」=来るなの意)などの表現はまさに東北への蔑視が込められている。金融恐慌と飢饉に襲われた昭和10年代、農村で娘の身売りのような悲しい事件が起きたのは東北だったし、東京都民が豊かな消費生活を送るために原発という重荷を背負わされたのも東北だった。

 東北は沖縄と同じ植民地経済で、働いても働いても自らは決して豊かになることがない――戦後の経済発展の中で隠し通されてきたこの重い事実が東日本大震災によって再びあぶり出された。そうした東北のあり方と対峙し、問い直すことこそ地元メディアに課せられた使命だったと筆者は思う。しかし東北のメディアはこの使命に応えるどころか「都合の悪い情報は伝えなければいい」とばかりに東北の民衆を愚民扱いし、情報操作に加担した。自らの役割を自覚せず惰眠をむさぼり続ける地元メディアは、いずれ民衆への裏切りに対して高い代償を払うことになるだろう。筆者の地方紙購読中止も、その代償のひとつだとご理解いただきたい。

 ●大手ゼネコンに食い物にされた東北

 宮城県での震災がれきの処理事業は、談合情報が事前に寄せられていたにもかかわらず県が入札を強行。石巻地区の事業は大手ゼネコン・鹿島を代表とする計9社の共同企業体(JV)、また亘理(わたり)地区の事業は大林組を代表とするJV、山元地区の事業はフジタを代表とするJV、岩沼地区は間組を代表とするJV、そして名取地区は西松建設を代表とするJVが受注した。亘理地区については「落札業者が大林組に決まっている」という事前通報通りの受注だった。

 被災者向け仮設住宅の建設事業も、地域事情を知り尽くした地元業者ではなく関西の業者に発注された。このような事態になったのは、地元自治体が地元業者を無視して「社団法人プレハブ建築協会」(東京)に住宅建設の要望を出し、この協会に加盟する建設業者が工事を優先的に受注するという手法が採られたためである。この協会の常勤専務理事を務めているのは元国土交通省九州地方整備局副局長の菊田利春氏である。

 結局、宮城・南三陸町の仮設住宅ではその後、雨漏りやアリが発生し、被災者が県に苦情を伝えたが、東京や大阪の業者であるため「すぐに対応できない」と言われたという。地元の気象条件や地域事情を知り尽くした地元業者を優先して発注していれば、このような事態は防げたはずだ。しかし実際には、仮設住宅で儲けたかった大手ゼネコン、工事発注に采配を振るいたかった国土交通省の天下り法人、大企業本位で住民無視の村井嘉浩・宮城県知事の思惑が絡み合った結果、大手ゼネコンへの「お手盛り発注」となり、粗悪な仮設住宅を押しつけられた被災者だけが不利益をこうむることになったのである。

 東北が真の意味での「復興」を果たしたいなら、植民地経済からの脱却と奴隷根性からの自らの解放を併せて進める必要がある。しかし、東北各県自治体のやっていることはこれと正反対である。大企業優遇の地元切り捨て、地元にカネも落ちず地元での雇用も生まれない「名ばかり復興」だ。このような中央依存、被災者不在のプランテーション型「復興」では、東北は豊かになることも、中央支配の鎖を断ち切ることも決してできない。

 ●食い尽くされる中国を見て進路を変えた魯迅

 「もともと地上に道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ」という一節であまりに有名な中国の小説「故郷」の作家・魯迅は、初めは作家ではなく医者を目指していた。日本に留学したのも、明治維新でいち早く西洋医学を取り入れた日本ならレベルの高い医学を勉強できると考えたからである。仙台の医学専門学校で親身に指導を受けた魯迅は、恩師への感謝を表すため、わざわざ「藤野先生」という作品まで残している。

 ある日、専門学校で講義の間に流されるスライド映写を見て魯迅は大きな衝撃を受ける。そのスライドに映っていたのは、日露戦争でスパイの容疑をかけられ斬首されようとしている中国人と、それを笑いながら見ている同じ中国人の姿だった。

 その姿の中に耐え難い奴隷根性を見た魯迅は「医学よりも文学によって市民の意識を変えるべきだ」と決意し、医者から作家へと進路を変えた。

 魯迅は、市民的自由がほとんど認められていなかった当時の中国で、闘う文学作品を次々と発表した。その中で最も特徴的な作品が「狂人日記」だ。狂人を主役にし、彼をして中国の封建的社会を「人を食う」ものだと徹底批判させる。文学を舞台とした魯迅の闘いは生涯続いた。魯迅が死去したとき、妻の許広平は弔辞の中で亡き夫を休みなく働き続ける役牛に例えたといわれる。

 奴隷に甘んずることを潔しとせず、自分たちを奴隷に落とし込んでいる者たちと闘うため進路を変えた魯迅のように、東北の労働者や農民たちは今こそ自立し決起すべきだ。中央からの涙金にすがって東北を腐らせてきた自治体首長たちに退場を宣告し、子どもを放射能から守るために東北独特の家父長制を突き破ろうともがいている母親たちをみんなで守らなければならない。

 ●それでも愛する東北と福島へ

 「会津の三泣き」という言葉があるそうだ。福島県会津地方に引っ越してきた人は、そのあまりの豪雪と「排他性」に泣かされる(実際は会津方言へのコンプレックスからよそ者と距離を置きがちになるだけで排他的なわけではない)。やがて地元に受け入れられると、その人情の厚さに感動して泣く。そして会津を離れる時が来ると、人情厚い会津人との別れが辛く、去りたくないと涙を流す。

 転勤族の筆者にとって福島は仮の居住地だと思っていた。しかし、このまま何事もなかったかのようにここを去るにはあまりにいろいろな体験をし過ぎた。福島がどの程度復興できるのか、それ以前に放射能汚染されてしまった福島に復興という選択肢そのものが果たしてあり得るのか。福島県内の厳しい状況を見るたびに言いしれない不安が常につきまとう。だが、福島で生まれ育った地元の人には及ばないとしても、東京の立場も福島の立場もそれなりに見える筆者の立場だからこそ言えることもある。今回のコラムは東北の人たちにとって辛口になってしまったが、東北、そして福島を愛し、その未来を真剣に憂うがゆえの苦言と受け止めていただければ幸いである。

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本日の放射能測定値(参考値)

2011-10-29 23:07:35 | 福島原発事故に伴う放射能測定値
・計測年月日、時間
 2011年10月29日 午前10時35分~10時40分

・計測場所
 東京都千代田区霞が関 経済産業省前

・計測時の気象条件(晴/曇/雨/雪の別及び風向、風速)
 天気:快晴
 風向・風速:北 2m

・計測結果(単位:マイクロシーベルト/時)
 ツツジの上(高さ100cm)   0.25
 土壌(高さ10cm)      0.42
 舗装路面(高さ10cm)    0.15
舗装路面(高さ100cm)    0.17

<測定結果についてのコメント>
今日は、東京で行われた「女たちの100人座り込み」に参加のため、白河地域での測定はお休みをいただいた。その代わり、経済産業省前で測定を試みた。サムネイル写真にあるように、ここは10月23日に座り込み会場となったテント(9月中旬に「9条改憲阻止の会」などが設置したもの)の関係者が放射線量測定を行い、2.04μSv/hという数値が検出された場所である。この数値は、福島県内(避難区域を除く)でさえなかなかお目にかかれない数字であり、「何かの間違いでは」「経産省が動燃(旧動力炉・核燃料開発事業団。現在の(独)日本原子力研究開発機構)とともに推進してきた岡山県・人形峠のウラン残土が埋まっているのではないか」などと様々な憶測が飛び交った。

核種を特定できないため、結論は何とも言えないが、福島原発に由来する放射性物質だとは思う。ただ、0.42μSv/hという数値は、白河地域の舗装路面上とほぼ同じであり、東京都内としてはかなり異常な数値であることは間違いない。世田谷や柏のホットスポット騒ぎに見られるように、東京都内にもホットスポットがあちこちに存在することが裏付けられた。

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本日の放射能測定値

2011-10-28 21:26:36 | 福島原発事故に伴う放射能測定値
・計測年月日、時間
 2011年10月28日 午後7時00分~7時10分

・計測場所
 福島県 西郷村転作促進技術研修センター

・計測時の気象条件(晴/曇/雨/雪の別及び風向、風速)
 天気:晴
 風向・風速:南 2m

・計測結果(単位:マイクロシーベルト/時)
(1)八雲神社境内
  大気中(高さ100cm)   0.79
  土壌(高さ10cm)    1.03

(2)福島県西郷村転作促進技術研修センター正門前
  大気中(高さ100cm)   0.50
  舗装路面(高さ10cm)  0.48

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いよいよ始まる!経産省前「女たちの100人座り込み」に世界中から連帯を!

2011-10-27 21:56:39 | 原発問題/一般
「原発止めろ」全国の女たちが敵本丸の経産省に集結(田中龍作ジャーナル)

原発事故に怒った福島と全国の女性たちによる経産省前100人座り込み、「女たちの100人座り込み」(主催者ブログ)が始まった。今日から29日までの3日間、福島の女性たちが座り込み、その後は全国の女性にバトンタッチして11月5日までぶっ通しで続く。労働組合や政党などの動員によるのではなく、自発的で自然発生的な運動としてこのような取り組みは近年きわめて珍しい。

リンク先の田中龍作ジャーナルの記事によれば、参加者は500人に及び、目標の100人を大幅に超えた。しかし実は、当ブログはこのような事態になることをかなり前からわかっていた。妻がこの座り込みの事務局員(参加者受付担当)を務めており、福島県内・県外に分けて参加者名簿を作成していたのだが、県内参加者は数日前に100人を突破。県外参加者に至っては10月初めには100人を優に突破していたからである。この時点で、今回の行動の成功は約束されていたといえる。

やはり女性は凄い。「(普天間基地の移設先は)最低でも県外・国外」と言っておきながら約束を破ったり、高速道路を無料化すると言っておきながら約束を破ったり、子ども手当を恒久的な手当てとして支給すると言っておきながら約束を破ったりする男どもと違い、約束をきちんと守るし、やるといったらやるのだ。

国民と経産省との対決は、もはや後戻りできないところまで来た。国民が経産省を始末するか、経産省が国民を始末するかの二者択一というところまで来たといえる。当ブログは福島の女性たちに連帯するため、「経産省廃止法案」を自らの手で作成し、すでに各政党に提案。現在、国会への提出を働きかけているところである。なお、当ブログ管理人も明後日29日には座り込みに参戦する予定である。ぜひ、当ブログの多くの読者の皆さんにも参加してほしい。世界中の連帯の声を届けてほしい。

以下、当ブログと安全問題研究会が作成し、各政党に提案した法案及びその提案に当たって発表した声明をご覧いただきたい。

・脱原発基本法案

・経済産業省廃止法案

・経済産業省廃止に伴う関連法案(PDFのみ。ファイルが開かないときは、右クリックで保存してご覧下さい)

・脱原発基本法案他2法案の原案決定について

・日米経済界に奉仕してきた経産省を解体し、脱原発社会に進むために(声明)

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本日の放射能測定値

2011-10-27 21:46:06 | 福島原発事故に伴う放射能測定値
・計測年月日、時間
 2011年10月27日 午後6時45分~6時55分

・計測場所
 福島県 西郷村転作促進技術研修センター

・計測時の気象条件(晴/曇/雨/雪の別及び風向、風速)
 天気:晴
 風向・風速:東南東 3m

・計測結果(単位:マイクロシーベルト/時)
(1)八雲神社境内
  大気中(高さ100cm)   0.68
  土壌(高さ10cm)    1.23

(2)福島県西郷村転作促進技術研修センター正門前
  大気中(高さ100cm)   0.55
  舗装路面(高さ10cm)  0.40

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【管理人よりお知らせ】放射線量測定回数の削減について

2011-10-26 21:49:23 | 運営方針・お知らせ
管理人より、放射線量測定についてお知らせです。

現在、当ブログでは、福島県白河地域における空間放射線量測定を毎日1回行い公表していますが、11月から、大幅に測定回数を減らし、原則として週1回とします。

本日、今後の放射線量測定のあり方について妻と話をしました。その結果、雨天の日の翌日も含め、ほとんど放射線量に変化が見られなくなったことから、今後は測定を行う私たち自身の健康を考え、無駄な被曝を防ぐことの方が重要と判断しました。

10月いっぱいは毎日測定を行いますが、その後は私たちの生活パターンを考え、最も自由時間を確保しやすい毎週木曜日を測定実施日とします。測定値の公表も、特段の支障がない限り木曜日に行います。木曜日に測定ができない場合は別の日に振り替え、最低でも週1回は測定値を公表できるようにします(曜日変更が事前にわかっている場合には告知します)。

ただし、福島原発に異常な事態が起きた場合は、週1回ルールに関わらず、臨時に放射線量測定を行い公表することがあります。異常な事態とは以下のような場合が該当します。

・福島原発のある福島県浜通り地方で大規模な余震(おおむね震度5弱以上)が発生した場合

・福島原発で停電が1時間以上にわたって継続した場合(福島原発は非常用ディーゼル発電機が津波で流され復旧していないので、停電は即非常事態を意味する)

・行政など公的機関が行っている放射線量測定値に異常な変化が見られた場合

急な変更で申し訳ありませんが、よろしくご理解願います。

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