管理人よりお知らせです。
11月11日から24日までの2週間にわたって、gooブログサービスによる無料アクセス解析お試しキャンペーンが行われたので、これを機会にアクセス解析を行いました。
当ブログへのアクセス数は、ページビューが最高で1日あたり476、最低が282。訪問者数(IP)が最高で1日あたり167、最低で125でした。
前回のアクセス解析時(2011年7~8月)はページビューで400~800、訪問者数でも160~200人程度だったので、ページビュー、訪問者数とも明らかに落ち、3.11前の水準に戻ったと考えて良さそうです。
アクセス数が元に戻った理由としては、放射線量測定を毎日から週1回に変更したこと、原発事故への関心が薄れていることが大きな理由と言えるでしょう。そのことは、検索キーワード上位に原発、放射能関係の用語が少ないことからも窺えます。残念ながら、福島原発事故は風化しつつある…のかもしれません。
また、当ブログは、地震の解説・速報記事をひとつの売りにしていますが、アクセス解析期間中に大きな地震がなく、全体として大きな地震が減ってきたことも影響していると考えられます(もちろん、地震は少ないに超したことはありませんが)。
時間帯ごとのアクセス数を見ると、平日(11月16日)は8時台、12時台、19時台、21~23時台にアクセスが増えています。これは前回のアクセス解析時とほぼ同じ傾向です。8時に電車で通勤・通学し、12時台に昼休みがあり、19時台に電車で帰宅、20時台に夕食や入浴でいったんPCや携帯から離れた後、21時から23時にかけて再び自由時間となるような人たちが主に当ブログを見ていると推察されます。
今回は、アクセス解析期間中に3連休があったので、連休中のアクセス状況が平日と異なるかどうかも見ました。その結果、例えば3連休の真ん中の日である11月24日には、アクセスの多い時間帯が1~3時台、6時台、10時台、13時台、15時台、21時台、23時台と、平日と全く違う結果が出ました。それにしても、1~3時台にこんなにアクセスが多いとは…いくら連休中だからといって、皆さん、生活のリズム崩れすぎです。
地元、福島を初め、地方では人々の生活が早寝早起きの「農村型」であることが多いので、こんな時間に当ブログを見ている方はおそらく都市の方が多いと思います。「福島の実情を大都市に伝える」という当ブログの役割は一定程度、果たせていると言えそうです。
ページごとのアクセス数を見ると、トップページよりもキーワード検索から個別の記事に直接飛んでくる人のほうが多くなっています。前回のアクセス解析でも、検索からの来訪者が増えている傾向が見えていましたが、今回はその傾向がいっそうはっきりしました。トップページよりも検索からの来訪者のほうが多いということは、すなわち当ブログをブックマークに入れて定期的にウォッチする、いわゆる「固定客」はそれほど多くないことを意味します。
そして、検索からの来訪者が多いことと関係していますが、最新記事や新しい記事が必ずしも読まれているわけではなく、過去ログも最新記事に負けず劣らず良く読まれています。毎日、キーワード検索を通じて過去ログにも一定の閲覧があることは、すなわち当ブログにとって過去ログが大きな「資産」であることを意味しています。
当ブログに来訪するきっかけになった検索キーワードですが、最近の状況を反映して「福島原発告訴団」というキーワードからの来訪があります。「鉄道 タブレット」「記号」(車両記号のこと?)「輸送密度」「名古屋市営地下鉄 完乗」「長崎本線 上下分離」など、相変わらず多いのが鉄道がらみのキーワードですが、もともと当サイトは鉄道が本業ですのでこれは納得できる結果です。「岩泉線」「大湊線」など、廃止が取り沙汰されていたり、経営状態が悪化していると思われる路線名の検索もありました。「東海道新幹線 老朽化」というキーワードでの検索が2回あったのは気になりました。東海道新幹線の老朽化を心配する人が増えているのでしょうか。
前回のアクセス解析時から相変わらず検索が多いのが、地下鉄日比谷線事故がらみのキーワードです。「日比谷線 事故」「中目黒 ご記帳所」というキーワードのほか、具体名は控えますが、犠牲者の方の氏名による検索もありました。
「JR 雇用」というキーワード検索もありました。JR不採用問題が和解に達したとはいえ、この問題を追いかけている人は相変わらずいます。「ひとにやさしい都政」というキーワードでの検索は、都知事選がらみでしょう。
この他、「ホテル 倒産」「紅葉」「閉館」というキーワードでの検索も目立ちました。名門ホテル「びわ湖紅葉」の閉館決定は多くの人に衝撃を与えたようです。
「杉原千畝」「杉原幸子」というキーワードで何度も検索が行われています。いうまでもなく、日本政府の指示に背いてユダヤ人に通過ビザを発給し、ナチスによる虐殺から6千人のユダヤ人を救った外交官(駐リトアニア・カウナス総領事)とその妻ですが、昨年のアクセス解析時には全く出てこなかったキーワードです。この夫妻に関し、何か動きがあったのかもしれません。
「前兆すべり」「地震 ニュージーランド」「地震予知」などのキーワード検索も目立ちました。相変わらず地震は世間の一大関心事のようです。「総選挙」「選挙予測」などのキーワードは、16日の解散を過ぎてから急激に増えました。
最後に、アクセスしてきているブラウザの種類ですが、これは前回のアクセス解析時から大きく変わりました。具体的には、前回、Googlebotに次いで2位だったezwebが20位にも入らずランキング圏外に去りました。1位は前回に続きGooglebotですが、2位にはてなアンテナ、3位にBingbotと、上位3位までをすべてbotが占めました。ネット検索はいよいよbotの時代に入ってきたと言えます。4位以下にIE7~9の各バージョンやSafari、Firefoxなど、おなじみのブラウザが入っています。IEでは相変わらず8が9を上回っています。9をインストールできないXPのユーザーがまだかなり残っているということかもしれません。IE6や5がまだ20位以内に入っているのは逆に驚きです。いい加減アップデートしましょうよ…
そして、私にとって最も衝撃的だったのが、Baidu(百度、中国系検索サービス)とnaver(まとめサイト)が20位以内に入っていたこと。当ブログのような弱小サイトにまでBaiduが及んでいるというのは、中国のネット人口の爆発的増加を意味していると思います(日本人でわざわざBaiduを使う人は多くないと思うので)。そりゃ、インターネット発で大規模な反日デモも起こるはずです。neverに関しては、当ブログの記事がどこかのまとめサイトに載っているということなんでしょう。
ezwebが前回の2位からいきなり「20位圏外」に去ったということは、auユーザーの間で急激にガラケーからスマホへの置き換えが進んでいる、と見て良さそうです。私が携帯をガラケーからスマホに変えたのは2011年6月、前回のアクセス解析期間は2011年7~8月なので、この急激な転換は私が原因ではありません。私以外にau携帯で当ブログを見ていた人がスマホに機種変していった、ということになります。
逆に、前回4位だったドコモは、今回、順位を落としながらも10位に入っています。iPhone進出ができないまま多くのドコモユーザーがガラケーを使い続けている実態がわかります。まぁ、最近のドコモはSPモードの通信障害しかニュースネタがないというお寒い状態なので、ドコモユーザーは今しばらくガラケーを使う方が賢明だと思います。
そういうわけで、今回のアクセス解析も大変興味深い結果が得られました。この結果を今後の当ブログの運営に生かしていきたいと思います。