安全問題研究会(旧・人生チャレンジ20000km)~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

公共交通と原発を中心に社会を幅広く考える。連帯を求めて孤立を恐れず、理想に近づくため毎日をより良く生きる。

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当サイトは列車の旅と温泉をメインに鉄道・旅行を楽しみ、また社会を考えるサイトです。

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●管理人の著作(いずれも共著)
次世代へつなぐ地域の鉄道——国交省検討会提言を批判する(緑風出版)
地域における鉄道の復権─持続可能な社会への展望(緑風出版)
原発を止める55の方法(宝島社)

●管理人の寄稿
規制緩和が生んだJR事故(国鉄闘争共闘会議パンフレット「国鉄分割民営化20年の検証」掲載)
ローカル鉄道に国・自治体・住民はどう向き合うべきか(月刊『住民と自治』 2022年8月号掲載)
核のない未来を願って 松井英介遺稿・追悼集(緑風出版)

●安全問題研究会が、JRグループ再国有化をめざし日本鉄道公団法案を決定!

●安全問題研究会政策ビラ・パンフレット
こんなにおかしい!ニッポンの鉄道政策
私たちは根室線をなくしてはならないと考えます
国は今こそ貨物列車迂回対策を!

2014年 当ブログ・安全問題研究会10大ニュース

2014-12-30 21:11:55 | その他(国内)
さて、2014年も残すところあとわずかとなった。そこで、昨年に引き続き今年も「当ブログ・安全問題研究会2014年10大ニュース」を発表する。選考基準は、2014年中に起きた出来事であること。当ブログで取り上げていないニュースも含むが、「原稿アーカイブ」「書評・本の紹介」「日記」「福島原発事故に伴う放射能測定値」「運営方針・お知らせ」カテゴリからは原則として選定しないものとする。なお、ニュースタイトルの後の< >内はカテゴリを示す。

1位  JR北海道の安全問題で国交省がJR北海道を刑事告発、道警が強制捜査。JR北海道に史上初の監督命令<鉄道・公共交通安全問題>

2位  リニア中央新幹線事業認可、着工へ<鉄道・公共交通政策>

3位  福島第1原発事故をめぐり、東京第5検察審査会が勝俣恒久・元東京電力会長ら元経営陣3人を「起訴相当」と議決<原発問題>

4位  衆院解散・総選挙で自公与党が3分の2維持。次世代の党壊滅、共産党が政権批判票集め躍進<社会・時事>

5位  安倍政権が安全保障政策に関する従来の憲法解釈を変更し、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定。反対運動も高揚<社会・時事>

6位  マレーシア航空「失踪」「撃墜」やエアアジア機墜落、韓国でのセウォル号沈没など海外で公共交通の事故相次ぐ<鉄道・公共交通安全問題>

7位  御嶽山の大規模噴火で57人死亡、戦後最大の噴火災害に。阿蘇山でも火口が立入規制となるなど噴火災害が相次ぐ<気象・地震>

8位  水樹奈々さん、芸術選奨(文部科学大臣新人賞)受賞<芸能・スポーツ>

9位  レイルウェイ・ライター種村直樹さん死去<鉄道趣味>

10位  ソチ五輪開催、ロシアによるウクライナ・クリミア半島併合などロシアが注目を集める<社会・時事>

【番外編】
・安全問題研究会がJR北海道問題、リニア問題を巡る質問主意書提出、国土交通省交渉の実施、ノーモア尼崎キャンペーンをはじめ3回の講演を行うなど活発に活動

・当ブログ管理人、札幌市をはじめ原発問題で5回の講演を行うなど、原発事故後の福島県内の状況に関する情報発信に努める

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改めて今年を振り返ってみると、海外で航空機事故が相次ぎ、セウォル号沈没事故も起きるなど公共交通の事故が目立った年だった。この10大ニュースには入らなかったが、海上自衛艦「おおすみ」事故なども今年発生した事故に含まれる。

また、ロシアによるクリミア半島併合、「イスラム国」の支配地拡大など、国際社会がはっきりと「新・帝国主義」とでもいうべき不安定な時代に入ったことが浮き彫りにされた1年だった。このような不安定な国際情勢が、集団的自衛権を巡る国内の議論にも微妙な影を落とした年だったといえる。こうした不安定化は来年以降も続くことは確実で、日本の将来に重大な影響を与える可能性がある。

また、来年はJR福知山線脱線事故から10年、日航機墜落事故から30年の節目を迎えることから、公共交通の安全問題が大きくクローズアップされる年になることは間違いない。

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