安全問題研究会(旧・人生チャレンジ20000km)~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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民主・維新合流後の党名募集?

2016-03-06 20:45:26 | その他(国内)
合流を決めた民主党・維新の党が新党名を募集しているという(募集期間:3/3~3/6)。自分たちの党名も自分たちで決められない政党に未来なんてあるわけもないし、政権を託したくもない、という声も聞こえるが、「名は体を表す」の例え通り、名前とは案外重要なものである。

が、確かに自分たちの党名も決められないのは情けないことこの上ない。「大喜利」状態になっているネット界隈の「祭り」は無視して、あくまで中道左派、リベラル層の結集を実現するため、当ブログも以下の4案で応募しておいた(党名の後の説明文は応募理由)。さて、どのように決まるか。

1.日本社会党
日本でリベラル層の受け皿がなくなったのは社会党の崩壊による。平和・人権・民主主義・脱原発を願うリベラル層・中道左派の受け皿が必要。

2.民主労働党
日本には現在、リベラル労働者層の受け皿がない。保守、新自由主義政党は有り余っているので、貴党には労働者層を代表する政党となってほしい。韓国の中道左派政党として「民主労働党」の前例がある。

3.社会労働党
リベラル層・労働者層の受け皿を作ることが日本政治の急務。スペインに社会労働党の例があり、保守政党とは違った存在感を示している。

4.立憲改革連合
安倍政権の立憲主義破壊に反対し、立憲主義を取り戻すため。かつての連合の会を母体とした「民主改革連合」に立憲主義を加味してこの案とした。「連合」の支持も取り付けやすいのでは?

率直に言って、1~3は党内保守派には受け入れ難い案だろう。これらの名称で決まった場合、党内保守派は離党する恐れがあるが、当ブログはそれでいいと思っている。むしろ、リベラル層の結集に特化し、右派を追い出すための党名案である。

4は、唯一、保守派も飲める案だろう。しかし、保守派を抱えたままで自民党との対抗軸は作れない。個人的には保守派との「妥協案」だと思っている。

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(2016.3.7 追記)

当ブログ管理人は上の4案で応募した。投票したい政党がないと嘆き、投票所からずいぶん長いこと遠ざかっているリベラル層のためを思っての応募だった。結果的に「民主」の名を残したものが1案、残さないものが3案となったが、「民主」の名前のあまりの評判の悪さを考えると、自分で応募しておいていうのもなんだが、「民主」の名は外して1から出直すべきだろう。

「民主」の名を外すことで、自分たちの党が民主主義を放棄したかのように受け止められないか心配する関係者がもしいたら、そんな心配は無用だと当ブログは指摘しておく。そもそも、西側先進資本主義国の集まりであるサミット(先進国首脳会議)参加7か国の正式国名を見てみると、日本国/アメリカ合衆国/グレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国/フランス共和国/イタリア共和国/ドイツ連邦共和国/カナダ――であり、「民主」と入った国名は1つもない。

一方、社会主義体制だった旧東ドイツ(ドイツ民主共和国)や「朝鮮民主主義人民共和国」のように、どう見ても民主主義と無縁の国、民主主義のかけらも存在しない国ほど「民主」と入った国名が多い。あの悪名高いクメール・ルージュ(いわゆる「ポル・ポト派」)支配時代のカンボジアの正式国名も「民主カンボジア国」だった(現地語表記で「民主カンプチア国」としているものもある)。ドイツ「民主」共和国、朝鮮「民主」主義人民共和国、「民主」カンボジア国でいったいどれだけ多くの人が逮捕され、拷問され、そして殺されたか想像もできない。民主主義の実態がある国ではわざわざ「形」にこだわる必要がなく、逆に民主主義の実態がない国ほど「形」を求めるのだということがよくわかる。

もしも、民主・維新合流後の新党が党名から「民主」を外せば、「民主」の名前の入った政党は自民・社民両党だけ。社民党は、日本社会党からの党名変更で現在の名前になったのだから、結党から一貫して「民主」の名前を入れ続けているのは自民だけということになる。党内で自由な議論も許さず、少しでも安倍政権を批判するメディアに対しては、やれBPO送りだ停波だと脅しまくる政党が、結党以来一貫して「民主」を使い続ける唯一の党となれば、騙され続けている有権者も自由「民主」党の名前のまやかしに気付くだろう。

ドイツ「民主」共和国も「民主」カンボジア国も、今では地図から消えた。朝鮮「民主」主義人民共和国も、このままでは遠からず地図から消えるだろう。残るは自由「民主」党のみだが、現状を見ていると、こちらもそう長くなさそうだ。

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