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北陸中心に記録的豪雪 福井で130cm超え市民生活に影響

2018-02-06 18:24:48 | 気象・地震
車列立ち往生、半日経ったが…時折雪かき「いつ動く」(朝日)

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 大雪に見舞われた福井県では6日、雪に埋もれた車の中で一酸化炭素中毒になったとみられる男性が死亡するなど被害が相次いだ。県内ではさらに車両約1500台が一時立ち往生したり、北陸でも物流がストップしたりし、市民生活にも大きな影響が生じた。

 新潟市を5日夕に出発し、福井県坂井市へ荷物を運んでいたトラック運転手小泉雅人さん(51)=新潟市=は6日未明、通行止めになった北陸自動車道を降り、国道8号を南下して渋滞に巻き込まれた。その後は徐行が続いたが、午前8時過ぎ、福井県あわら市に入ると車列が完全に動かなくなった。

 それから約14時間が経った午後10時ごろ。前後の車の間には新雪が積もり、時折雪かきをして車列が動くのを待った。「食料と燃料は十分用意してきたので何とかしのいでいるが、いつ動くのかと心配です」と途方に暮れていた。

 「積雪は大人の腰くらいまで。雪が降りやまず、50メートル先も見えない」。国道8号沿いに住む70代男性は驚く。福井市方面への車線は6日午前11時ごろから止まったままだ。足止めされた車の運転手たちは、近くのコンビニに食べ物を買いに行ったり、車のダッシュボードに足を上げて休んだりしている。「長く住んでいるが、こんなに一気に降ったのは記憶にない」

 国道8号沿いで食堂を営む40代女性によると、6日午後には店の駐車場の積雪が1メートルを超えた。雪かきをしても追いつかず、店は臨時休業に。女性は「5日に食料を買い込んだので生活の心配はないが、営業再開は来週以降になりそうだ」と話した。

 坂井市は400人分の飲み物とパンを用意し、立ち往生した車の運転手に配った。あわら市も、おにぎり2200食と水のペットボトル1200本を用意し、自衛隊が配布した。

 福井県内では鉄道網とバス路線が止まり、北陸道や幹線国道も立ち往生や渋滞で混乱。福井駅前のタクシー乗り場には列ができた。出張先に向かう途中という滋賀県栗東市の会社員、安岡直樹さん(54)は「すでに1時間ちょっと待っています」と苦笑いしていた。
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この冬は、各地で記録的な豪雪が記録されている。新潟など日本海側の北部より、福井など日本海側でも比較的南部で豪雪になっている点や、積雪量、市民生活への影響度などを合わせて考えると、戦後2大豪雪といわれた昭和38(1963)年1月豪雪(通称「38豪雪」)や昭和56(1981)年豪雪(通称「56豪雪」)に匹敵する規模になりつつある。もしかすると、この冬の豪雪は38、56豪雪と合わせ、後に戦後3大豪雪と呼ばれることになるかもしれない。

ところで、戦後最悪といわれた38豪雪では、北陸地方各地で国鉄の路線が長期間不通になった。復旧を目指して懸命に活動する人々を描いた国鉄監修の記録映画「豪雪とのたたかい」(毎日映画社制作)は今なお名作として語り継がれている。興味のある方は当時の社会状況にも思いを馳せてほしい。

豪雪とのたたかい(1/2)


豪雪とのたたかい(2/2)

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