安全問題研究会~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

公共交通と原発を中心に社会を幅広く考える。連帯を求めて孤立を恐れず、理想に近づくため毎日をより良く生きる。

【2021年元旦】管理人より新年のご挨拶を申し上げます

2021-01-01 10:38:34 | 日記
2021年を迎え、管理人から新年のご挨拶を申し上げます。

昨年は、新型コロナウィルス感染拡大と、北海道では核のごみ最終処分場への寿都町、神恵内村の応募という予期せぬ出来事に翻弄された1年でした。今年も引き続き、この2大課題への対応が安全問題研究会の中心的活動になると思います。

ローカル線問題をめぐっては、経営が徐々に沈没状態となりつつあるJR北海道にとって、新型コロナがとどめの一撃となりかねません。このまま事態を放置すれば、今年か来年にもJR北海道は経営破綻する可能性があります。昨年末、ぎりぎりになってようやくJR北海道に3年間で1300億円の支援を行うことが決まりましたが、JR北海道を苦境に追い込んでいる原因に対して抜本的な手当てをしないまま、小手先の財政支援をしても単なる延命策にしかなりません。

JR北海道問題に対しては、当研究会は新年早々、大勝負に出ます。場合によっては今後、半世紀の日本の鉄道の運命を決めるほどの大勝負です。形になりましたら、当ブログでは最優先でお知らせします。

新型コロナの勢いは衰えを知りませんが、当ブログ管理人が本業として関わっている家畜の伝染病の分野では、伝染病が蔓延しているときは家畜の移動を制限することで拡大防止を行います。人間も伝染病蔓延防止策は家畜と同じであり、とにかく人の移動を抑えることが重要です。今、少しの我慢をみんなが分け合うことで、夜明けは必ず近づきます。

また、コロナ後は社会体制の見直しについても議論が必要だと思います。コロナが収束しても、日本社会の問題点まですべて元に戻ればいいというものではありませんが、日本社会の既得権益層は私たちが是正すべきと考えている「悪い部分」から利益を受けているため、コロナ収束が見えた段階で「すべてを元通り」にしようと画策するでしょう。コロナ前に闘っていた相手と、同じ課題で再び闘わなければならなくなることを覚悟すべきと思います。

加えて、2021年は福島第1原発事故から10年の節目を迎えます。原発推進勢力は事故の幕引きを狙い、「いつまで騒いでいるのだ」と反原発派に風化キャンペーンを仕掛けてくると思います。しかし、事故が引き起こした問題で解決したものなど1つもありません。問題が解決していないのだから騒ぎ続けなければならないのは当然で、10年目の2021年も当ブログは騒ぎ続けます。

では、今年もよろしくお願いいたします。

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