人生チャレンジ20000km~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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こんなにおかしい!ニッポンの鉄道政策
私たちは根室線をなくしてはならないと考えます
国は今こそ貨物列車迂回対策を!

原発いらない!3.11福島県民大集会「幻の大会宣言案」

2012-03-11 23:22:01 | 原発問題/一般
以下にご紹介する文章は、3月11日、郡山市で開催された「原発いらない!3.11福島県民大集会」で、主催者団体が作成した集会宣言に対し、当ブログ管理人が「原発いらない福島の女たち」の依頼を受け、対案として作成した集会宣言案である。

結果的に、この案が採択され、集会で提案されることはないまま終わったが、せっかく作成した内容なので、ここに紹介しておきたい。冗長なだけで論点がはっきりしないまま採択された主催者案よりもこの文案のほうが優れていると、多くの方に評価いただけると信じている。

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集会宣言(案)

 3.11の惨事から今日で1年が経ちました。福島県民にとってこの1年間、心の安まる日は1日もありませんでした。政府の「収束宣言」はまやかしであり、県民は、今なお収束の兆しもない放射能漏出と、原発の「破局」に脅えながら暮らすことを余儀なくされています。

原子力の汚れた金に汚染されたメディアは真実を報じませんが、すでに多くの人が健康不安を感じて県を去りました。福島に残った私たちも、耕作する喜び、収穫する喜び、食べる喜び、そして生きる喜びすら奪われ、先の見えない怒りと苦しみの中にいます。

 今回の大きな原発「人災」を引き起こした政府と東京電力、そして原子力村の責任を追及し、その償いをさせなければなりません。私たちは、福島に対してひとことの謝罪もせず、賠償値切りに明け暮れる政府と東京電力に抗議するとともに、原子力に群がって利益を得てきた全ての関係者に対して、みずからの責任を明らかにし、謝罪と賠償を行うよう強く求めます。

 人類史上最悪のチェルノブイリに匹敵する事態を引き起こした福島原発人災を通じて私たちが教訓とすべきことは、核エネルギーと人類とは共存できないという厳然たる事実です。原子力は核廃棄物の処分方法もないまま動き続け、地球環境と全ての「いのち」を破壊し続けています。原発から出る放射性廃棄物はウラニウム兵器などの残虐な大量破壊兵器となり、今日も殺戮に使われています。全ての「平和利用」はまやかしです。原子力は地球上に存在してはならないものであり、ウソにウソを重ねての再稼働など言語道断です。

 私たちは、「電力不足」や「原発をやめると雇用がなくなる」などといった目先の利害にとらわれることなく、未来を構想しなければなりません。大切なのは「いのち」を持続させ、未来へと引き継ぐことのできる新たな社会のあり方を提案することです。電力を大量消費する再生不可能な社会から、自然と共生する再生可能な社会への大胆な転換が必要です。

 「いのち」を次代に引き継ぐために、私たちは長期にわたって続く放射能汚染から若者と子どもを全力で守る責務があります。ふるさとの未来を担う子どもたちに被曝を強制し、その可能性を閉ざす行政を転換させ、避難の権利を確立しなければなりません。

 今、福島が核エネルギー廃絶の拠点としての役割を果たすよう、世界が期待し注目しています。私たちにはそれに応える用意があります。放射能による被曝を福島で最後にするために、私たちは、未来を閉ざし進歩を阻む諸勢力と闘っていく決意です。私たちは、持てる知恵と力の全てを発揮して、原発・核の即時廃絶を勝ち取ることを宣言します。

2011年3月11日
「原発はいらない!福島県民大集会」
参加者一同

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【イベント案内】原発いらない地球(いのち)の集いにご参加ください!

2012-03-09 23:15:11 | 原発問題/一般
管理人よりお知らせです。

直前のご案内になってしまい、申し訳ありませんが、3月10~11日午前中まで、郡山市内で表記の集いが開催されます。

昨年10月、経産省前座り込みを成功させた「原発いらない福島の女たち」が主催です。内容はチラシをご覧ください。原発問題を追ってきたルポライター・鎌田慧さんの講演会や、福島県民を中心とした原発被曝者の尊厳を守る法制定を求めるシンポジウム、避難・保養相談会、文化と交流の集い、被曝労働を巡る報告会、食品測定所交流会など盛りだくさんの内容です。

是非皆さんのお越しをお待ちしています。

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本日の放射能測定値

2012-03-09 18:02:20 | 福島原発事故に伴う放射能測定値
・計測年月日、時間
 2012年3月9日 午後5時15分~5時25分

・計測場所
 福島県 JR新白河駅西口(高原口)

・計測時の気象条件(晴/曇/雨/雪の別及び風向、風速)
 天気:みぞれ
 風向・風速:北 3m

・計測結果(単位:マイクロシーベルト/時)
(1)新白河駅西口バス停横の土壌地
  大気中(高さ100cm)   0.59
  土壌(高さ10cm)    0.75

(2)新白河駅西口駐車場
  大気中(高さ100cm)   0.44
  舗装路面(高さ10cm)  0.45

<放射線量測定に関するお知らせ>
次の定期測定は、2012年3月15日(木)に実施する。

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今さらですが…国産線量計「エアカウンターS」を試す

2012-03-04 23:02:29 | 原発問題/一般
原発事故から1年近く経ち、今さら空間線量測定でもないという気もするが、あの噂の国産(エステー製)線量計「エアカウンターS」を職場で3日間限定で借りられることになったので、モニター代わりに借り、試してみることにした。この線量計は、エステーが開発した初代線量計「エアカウンター」の後継機だ。初代エアカウンターから一貫して首都大学東京・福士政広教授が監修して製作された。

福士教授に関しては、原発事故後のメディアでの発言がきっかけで御用学者リストに載せられており、ネット住民を中心に「エアカウンターは御用学者が住民を安心させるために監修して製作したものなので、数値が低めに出る」という噂があった。今回、エアカウンターSを試してみようと思ったのは、こうした噂が事実かどうかを検証する目的もある。

そこで、当ブログが通常、毎週木曜日の定期測定に使用しているロシア製線量計 RADEX RD-1503と同一場所、同一時間に計測を行い、数値を比較してみた。その結果は以下のとおりである。(単位:マイクロシーベルト/時)

上段:RADEX RD-1503
下段:エアカウンターS

・自宅室内(福島県白河地域、鉄筋コンクリート造・1階…サムネイル写真参照)
 (測定日時:2012年3月2日 午後9:00)
 0.16
 0.07

・イオン白河西郷店駐車場
 (測定日時:2012年3月3日 午後3:55~4:05)
 大気中(100cm) 0.34  舗装路面(10cm) 0.48
 大気中(100cm) 0.27  舗装路面(10cm) 0.50

・JR新白河駅高原口駐車場
 (測定日時:2012年3月3日 午後4:10~4:20)
 大気中(100cm) 0.34  舗装路面(10cm) 0.43
 大気中(100cm) 0.34  舗装路面(10cm) 0.40

・JR郡山駅前広場
 (測定日時:2012年3月4日 午後3:50~4:00、大気中のみ計測)
 大気中(100cm) 0.55
 大気中(100cm) 0.48

この結果を見る限り、「エアカウンターS」は確かにRD-1503より低い値が出ている。しかし差はそれほど大きくなく、無視できる範囲内に収まっている。1人で何種類もの線量計を持ち、性能を比較している人もいる中で、そんな見え透いたごまかしをするわけがないと思っていたから、これは予想通りの結果である(彼らは低線量被曝は健康に影響がないとの立場ゆえに御用学者と呼ばれているわけで、そもそも彼らにとってはこんな低線量の数値をごまかす実益もない)。

RD-1503が他の線量計より高い数値を示しやすいとの評価もあり、当ブログとしてどちらの数値がより真実に近いかの結論は出せないが、「御用学者が監修しているから実際よりも低く出る」はほぼ根拠がないということは言えると思う。

JR郡山駅前広場に設置されていた街頭線量計の数値とも大きな差はなく、「エアカウンターS」は一般家庭用としてならそれなりに使えると言えるだろう。

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本日の放射能測定値

2012-03-01 20:56:54 | 福島原発事故に伴う放射能測定値
・計測年月日、時間
 2012年3月1日 午後7時05分~7時15分

・計測場所
 福島県 JR新白河駅西口(高原口)

・計測時の気象条件(晴/曇/雨/雪の別及び風向、風速)
 天気:晴
 風向・風速:東南東 1m

・計測結果(単位:マイクロシーベルト/時)
(1)新白河駅西口バス停横の土壌地
  大気中(高さ100cm)   0.56
  土壌(高さ10cm)    0.55

(2)新白河駅西口駐車場
  大気中(高さ100cm)   0.49
  舗装路面(高さ10cm)  0.60

<放射線量測定に関するお知らせ>
次の定期測定は、2012年3月8日(木)に実施する。

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