1年間に及ぶ、朝ドラ「おしん」のBSプレミアムでの再放送が今朝ついに最終回を迎え、私もブルーレイでコンプリートしたのだった。
当時高1だった私はリアルタイムでは全く観られず、夏休みの再放送で少女篇の再放送を観たぐらいだが、田中裕子の青春篇・乙羽信子の壮年篇までこんなに面白いとは思わなかった。
早い話が
「材木屋の次に奉公に出た加賀屋の令嬢の加代と親しくなり、二人して社会活動家の浩太を好きになり、女工に出て結核で死んだ姉の夢を追って上京して髪結いになり、竜三と出逢って結婚し洋服屋を開いた瞬間に関東大震災に遭い、仕方がなく竜三の実家の佐賀に疎開したら姑にめちゃくちゃイジメられ、流産を機に家を出て山形に戻って一膳めし屋をやり、伊勢で魚屋をやり、それが拡大して17店を構えるスーパーたのくらになったが立ち行かなくなり、倒産寸前のところを浩太に救われる」
という話であった(笑)。
随所に橋田壽賀子マジックが冴え渡り、1話たりとも飽きさせない、まさに国宝級のドラマであった…