気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

有楽椿に贈り物はススキの綿毛

2018-01-30 16:50:07 | しつらえ
今朝も良いお天気ということは、日本海側は雪なのでしょう。
奈良は少し冷え込み最低気温は-2.9℃、寒中ですから最高も
5.9℃と身に染みる寒さ、若草山には雪雲が流れてきました。
 
今冬も雀さんのダンスをと、昨晩に糠を不出来な大根の畝に。
毎日玄米を精米するのですが、副産物の糠、いつもは溜めて
コーンポストへ土と一緒に入れ込んでいますが、真冬になれば、
鳥さんへの贈り物として小畑に直接混ぜ込むのです。
次の朝には、糠の中にある割れ米や小米などを土の中から探し、
啄(ついば)むために雀等はやってきます。数日後には結構下の
方まで掘り出し、窪みが出来、周りには土が散らばるのです。
でも朝から喧しいのですよ。
かたまりて小米啄む寒雀
           愚句

窓ガラスに近づくと、隣の梅の木へ飛び去り、こちらの様子を
ほほえましいでしょう。

こんな事でも楽しませてくれますが・・・

開花が遅れていた「有楽椿」鳥さんが開花を教えてくれました。
先の土曜日の日の出前、多分メジロ、やって来たかと思うと、
鵯に追われることを数度繰り返しておりました。もしやと思って
自宅稽古用の花を採りに庭に、選択肢は椿か水仙だけに。
有楽椿が咲いてくれていたのは良いのですが・・・
咲いた筒の中に首を突っ込んだ吸蜜の跡、茶色く変色しています
 
二三日前には既に咲いていたのです。
でも一輪の椿に綿毛が、多分ススキの綿毛
こんなにも寒いのに、面白いひとコマが贈り物になりました。


土曜日も寒く、4畳半のお稽古場に移動
床のしつらえになり、花活けに有楽椿と初嵐椿に
  
来れるときにと二週連続で高校生がお出でに嬉しいこと、
でも四月からは最終学年、クラブも5月頃に卒業、
同時にお稽古も一年ほどお休みを下さいという話に・・・では、
”お休み前にお茶事をしましょう。そして薄茶点前をしてね”
成長された姿を皆様にご披露、それが立派な贈り物に。
5月には炉を仕舞い、風炉になりますが、
名残でさせていただきましょう。その前に、茶飯釜のお約束が。