気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

茶道サークルの初釜は

2018-01-18 19:25:50 | お茶会・お茶事
今日は「日本の植物学の父」の牧野富太郎先生が亡くなられた日
無学歴なのに理学博士として研究に勤しまれ、命名は2500種以上
にも達し、代表的なものでは、性格を言い表す「ワルナスビ」や
犬の陰嚢から「イヌノフグリ」で和歌山の方言で松笠を指すと。

朝は6℃で日中は13℃まで上がり、風もなく照ると一段と暖かく
若草山の枯れ芝がくっきりと、27日には山焼きで真っ黒に。
  

先日の茶道サークルでの初釜、お稽古としては8回目、
形だけですが、お酒も用意してでかけました。
床のしつらえ、軸は『松無古今色』而妙斎宗左(表千家14代)
干支香合と、竹一重霧の花入れに白梅と山椿になります。

長板に、皆具はつぼつぼ青海波、薄器は独楽平棗、
主菓子は丸三宝に花びら餅(自家製)と
干菓子は朱塗りの丸盆に鶴とりどりに

初釜の参加者は私を含め7名、最初にミュシュラン一つ星、
小粋料理の万惣(まんそう)さんの点心を楽しみながら歓談、
心配りの松花堂に一献、白味噌仕立ての煮物椀、
蓋を開けると柚子の香りがフワ-と広がり
真薯に海老・・・。

後座は席を改め、長板総荘りで薄茶をしていただきます。
正客・次客と、亭主に分かれて、席入り、ご挨拶と

先週、お稽古した成果が出たのでしょう。
  
まだ生まれたての茶道サークル、お席もお道具も制限はあります。
足が痛くて立居振る舞いが難しい方もいらっしゃいますが、
皆さん初釜を愉しんでいただけたようで、嬉しい限り、
天候にも恵まれ本当に良い初釜の一日になりました。