机の中を掃除していたら、1枚のメモを見つけました。
内容は、展示プランの組み立て方。
私が新人の時分、展示作品の陳列がうまく行かず、悩んでいたとき、
当時の館長が参考までに、と書いて下さったものです。
その文章を御紹介しましょう。
展示は、起承転結である。
メリハリを効かせて、観者の眼を楽しませるように作る。
繰り返しているな、と思わせながら、ドカンと変化を見せたり。
自分でいいようにやる。
陳列を楽しんでいれば、見る人にも通じる。
具象的なものと、抽象的なものをあまり混ぜて並べると
見苦しい。といって、漠然と分けても。
うまく合わせる。流れるように。そして考えさせるように。
以上が、館長のメッセージです。
メモには、具体的な指示が書かれていません。
展示プランは、あくまで私の考えにゆだねられているのです。
漠然とした言葉が続きますが、自分の意見を無理強いしなかった
館長らしいメモ。
この当時、私は楽しみながら展示を行う余裕がまるでありませんでした。
むしろ、仕事が苦痛で逃げ出したくなる心地。
メモを頂いた後、自分を信じて、陳列作業を行いました。
具象と抽象の配置には、随分悩まされましたが、
館長は「新人の割には上出来だね。」と、展示を褒めて下さいました。
一枚のメモが、そんな記憶を呼び起こしました。
内容は、展示プランの組み立て方。
私が新人の時分、展示作品の陳列がうまく行かず、悩んでいたとき、
当時の館長が参考までに、と書いて下さったものです。
その文章を御紹介しましょう。
展示は、起承転結である。
メリハリを効かせて、観者の眼を楽しませるように作る。
繰り返しているな、と思わせながら、ドカンと変化を見せたり。
自分でいいようにやる。
陳列を楽しんでいれば、見る人にも通じる。
具象的なものと、抽象的なものをあまり混ぜて並べると
見苦しい。といって、漠然と分けても。
うまく合わせる。流れるように。そして考えさせるように。
以上が、館長のメッセージです。
メモには、具体的な指示が書かれていません。
展示プランは、あくまで私の考えにゆだねられているのです。
漠然とした言葉が続きますが、自分の意見を無理強いしなかった
館長らしいメモ。
この当時、私は楽しみながら展示を行う余裕がまるでありませんでした。
むしろ、仕事が苦痛で逃げ出したくなる心地。
メモを頂いた後、自分を信じて、陳列作業を行いました。
具象と抽象の配置には、随分悩まされましたが、
館長は「新人の割には上出来だね。」と、展示を褒めて下さいました。
一枚のメモが、そんな記憶を呼び起こしました。