今日はカタログ・レゾネの話。
カタログ・レゾネとは、ある作家の全ての作品を網羅したカタログのことです。
具体的には、一作品について、タイトル、制作年、技法、寸法、出品歴、
所蔵先などを詳細に記しています。
レゾネは、美術研究に必須であるだけでなく、コレクターにも
大変重宝されるものです。
つまり、極端に言えば、このレゾネに掲載されていない作品は
贋作なわけですからね。
では、ある作家の全作品を網羅するという途方もない作業。
一体、誰がするのでしょうか。
今日では、○○編集委員会などを組織し、共同で作業に当たるケースが
多いようなのですが、かつてヨーロッパでは個人がレゾネの編集に
あたったそうです。それこそ生涯をかけてコツコツと仕上げたとか。
美術館や個人宅へ出かけていって調査をする。美術館なら、ある程度
快く対応してくれたと思いますが、個人宅では非協力的な方もいたようで。
私が読んだ本のなかには、ドガが自分のコレクションを見せるのを拒否したと
書かれてありました。苦労、の一言で片付けられるものではないですね。
一度だけロートレックのレゾネを立ち読みしたことがありましたが、
その詳細な記録に驚いたことがあります。価格にも驚きましたが(笑)
日本では生涯をかけてレゾネを編集する人はいない。
と、本に記載されていました。
誰もやったことがない、と聞くと、チャレンジしたくなるのが
私の性分なのですが、さすがにレゾネは辛い。(苦笑)
でも、働きながら、余暇に自分の好きな作家の研究を続け、
レゾネを纏め上げることができれば・・・そんな夢のまた夢のことを
考えた今日の夜でした。
明日は本来休日なのですが、選挙事務のため出勤です。
そう、選挙事務です。
学芸員も選挙事務に借り出されます(泣)
カタログ・レゾネとは、ある作家の全ての作品を網羅したカタログのことです。
具体的には、一作品について、タイトル、制作年、技法、寸法、出品歴、
所蔵先などを詳細に記しています。
レゾネは、美術研究に必須であるだけでなく、コレクターにも
大変重宝されるものです。
つまり、極端に言えば、このレゾネに掲載されていない作品は
贋作なわけですからね。
では、ある作家の全作品を網羅するという途方もない作業。
一体、誰がするのでしょうか。
今日では、○○編集委員会などを組織し、共同で作業に当たるケースが
多いようなのですが、かつてヨーロッパでは個人がレゾネの編集に
あたったそうです。それこそ生涯をかけてコツコツと仕上げたとか。
美術館や個人宅へ出かけていって調査をする。美術館なら、ある程度
快く対応してくれたと思いますが、個人宅では非協力的な方もいたようで。
私が読んだ本のなかには、ドガが自分のコレクションを見せるのを拒否したと
書かれてありました。苦労、の一言で片付けられるものではないですね。
一度だけロートレックのレゾネを立ち読みしたことがありましたが、
その詳細な記録に驚いたことがあります。価格にも驚きましたが(笑)
日本では生涯をかけてレゾネを編集する人はいない。
と、本に記載されていました。
誰もやったことがない、と聞くと、チャレンジしたくなるのが
私の性分なのですが、さすがにレゾネは辛い。(苦笑)
でも、働きながら、余暇に自分の好きな作家の研究を続け、
レゾネを纏め上げることができれば・・・そんな夢のまた夢のことを
考えた今日の夜でした。
明日は本来休日なのですが、選挙事務のため出勤です。
そう、選挙事務です。
学芸員も選挙事務に借り出されます(泣)