学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

『ボズのスケッチ』を読む

2007-04-23 21:02:10 | Weblog
今日は休日でしたので、ゆっくりコーヒーを
飲みながら読書にふけりました。
ディケンズ作『ボズのスケッチ』です。

ディケンズと聞いても、あまり馴染みのない作家かもしれません。
ディケンズは、19世紀イギリスの作家。
『オリヴァーツイスト』が数年前に映画化になりましたね。
代表作としては『ディヴィッド・コパフィールド』が
ありますが、すこぶる長い小説で、私は途中で挫折しました。

『ボズのスケッチ』は、ディケンズのデビュー作で、
数点の短篇小説から成り立っています。
短篇のわりに登場人物が多すぎて、なかなか覚えきれないのが
難点ですが、どの作品にも必ずオチがついていますので、
とても楽しめます。
『オリヴァー・・・』でもそうですが、金銭的に貧しい人間が
主人公として描かれるパターンが多いようです。
もし彼らが突然大金を手にしたら・・・、と物語は進行していきます。

私がもし大金を手にしたら・・・。
夢がないかもしれませんが、きっと貯金ですね。
ディケンズの作品には貯金のオチはありませんでしたが(笑)
みなさんでしたら、どんなことに使いますか?