ＮＨＫラジオ深夜便を聴く

昨夜、なかなか寝付けなくて、暗い部屋のなかでずっと天井ばかり見ていました。眠れない時、寝よう寝ようと思うと、余計眠れなくなります。どうも目が冴えてしまってしかたがない。ラジオでも聴こうかと思い、スイッチを入れたら、ＮＨＫラジオ深夜便を聴くことができました。

私がスイッチを入れたときは、１３時のニュース。福島第一原子力発電所の作業員多数が規定を超える放射線量を浴びていたこと、イタリアでの原発政策に対する国民投票の結果予測などをやっていたように思います。

その後、伊藤健三アナウンサーの和歌山県「たま電車」の話。伊藤アナの声に誘われ、私は和歌山県へ。「たま駅長」の足跡を辿り、ホームに行き着く。猫のデザインが施された車両。その電車に入ってみる。乗客は15名ほど。「たま電車、どうして乗ってみたのですか？」と伊藤アナが乗客に聞いてみる。乗客の声を聞くと、地元の人の利用が多いみたい。発車時刻になり、電車はゆっくりと動く。カタコトカタコト。私も夢の世界へ行くように揺られているようで…。

私の記憶があるのはここまで。あとは、ぐっすり寝てしまったようです（笑）。学生時代、授業やサークルで帰りが遅くなると、よく電車の中で寝てしまったものでした。電車で揺られながら寝るのは気持ちがいいのですよね。ラジオを聴きながら、久しぶりに電車に揺られて寝ているような気持ちになりました。

ＮＨＫラジオ深夜便、あのゆったりとした調子がとてもいいですね。夜遅いので、毎日は聞けないと思いますが、素敵な番組に出会えました。

故郷は遠きにありて…

久しぶりの休日で、車を運転していたら、急に実家へ帰りたくなってきました。私は疲れているのか…。ストレスを強く感じ始めると、私は実家へ帰りたくなるようです。実家でリフレッシュし、また仕事に臨む。それが私のストレス解消のひとつです。そういえば、あの震災があってからまだ１度しか帰っていません。帰ろう、帰ろうと思いつつ、なかなか帰る時間が取れず。ああ、もう帰ろう！

震災から三ヶ月。本当なら町の復興のための助けとならなければならないはずなのに、休息のために帰るのは非常に心苦しいのですが…。故郷は心の拠り所。しっかり休んできます。今月中にでも…。

人前で話すということ

学芸員という職業柄、ギャラリー・トークや講座など、人前で話す機会が多くあります。元来、私は人前で話をすることが苦手で、すぐに何を話したらいいのかわからなくなり、口ごもってしまうことがありました。ですが、今はもう場数を踏んだせいか、人前で話すことに対してほとんど緊張感はなくなり、むしろ自分が楽しみながら話をできるくらいになりました。

私が話をするうえで、気をつけていることは２つ。

①ゆっくり話をすること
②正確に言葉を発音すること

実に単純なことなのですが、私はとても意識しています。自分のレジュメには、必ずこの２つの文章を手書きで書き込んでから講座に臨みます。この２つは私にとって弱点のようなもの。私は人前に出ると早口になり、言葉が上手く言えなくなるクセがありました。自分のクセを割り出して、対応策を考えた結果です。

今年度は中学生向けにギャラリー・トークをする予定です。小学生は経験済みですが、中学生は初めてのこと。きちんと自分の話に振り向いてもらえるのか、心配ですが、落ち着いてこなしていきたいものです。

湿気の多い季節

ここのところ、持病の頭痛がひどくてたまらず。頭痛がひどいと、車の運転や文章を読むのに支障をきたし、それよりも吐気がするのがつらい（泣）私の頭痛は眼の疲れと肩こりから来るようなので、なるべくストレッチを欠かさないようにしているのですが、どうにも良くありません。頭痛薬を飲めば、楽になるのだけれど…。

６月になって、だんだん暑くなってきました。今日は晴天。湿気が高し。作品の管理には、特に気をつけなければならない季節です。湿気が高くなると、怖いのがカビ。カビが生えると表面に埃のようなものが見えて、それを払うと外見上は何もなくなる。けれども、それは表面上だけであって、媒体のなかにはしっかり根を下ろしている…。草刈のとき、雑草を根まで掘り返さないと完全に除去したことにならないように、カビもそれと似ているのかもしれません。

湿気が高いと、人間もきわめて過ごしにくし。確か『徒然草』だったと思いますが、人間は風通しのいい家に住むことをオススメする、との文章があったように記憶します。その理由は、冬の寒さは耐えられるが、夏の湿気はとても耐えられないから、というもの。昔から日本は湿気の多い国だったんですね。

この時期、どうしても体調を崩しやすいもの。気をつけて日々暮らしたいものですね。そして私は頭痛が治りますように…。