「エコノミークラス症候群」は、飛行機の狭い座席に長時間座っていて発症することから、そのネーミングがついた。正式には「急性肺動脈血栓塞栓症」。長く同じ姿勢でいると、特に下半身の血流が悪くなり、足の静脈に血栓ができやすくなる。血栓とは血の塊のことで、これが立ち上がったり、歩き出したりした勢いで血流に乗って肺に入り、血管を詰まらせる。
最近でも、東北や熊本の震災など、車中で避難生活をしていた人にエコノミー症候群で倒れる人が見られた。飛行機だけでなく、自動車に長く乗っていることも危険であることが分かったのだ。
特に、寒い季節は体の動きが鈍くなり、じっとしていることが多くなる。また、冬場は空気が乾燥するのでこまめに水分を取る必要があるが、発汗しないので、のどが乾きにくく脱水になりやすい。そのため血液が濃くなって血栓ができやすくなるという。
まずは水分補給をしっかり心がけよう。さらに長時間同じ姿勢で仕事をする人も、足首をゆっくり曲げ伸ばしするなどして血流を促すとよい。
□南雲つぐみ(医学ライター)「座りっぱなしは危険 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年1月16日)
↓クリック、プリーズ。↓

【参考】
「【南雲つぐみ】小正月には小豆がゆ ~むくみによる体重増の対策~」
「【南雲つぐみ】「おなかの風邪」の予防と事後処理 ~ノロウイルス、「ロタウイルス」~」
「【南雲つぐみ】食事制限だけのダイエットは危険 ~運動が大事~」
「【南雲つぐみ】温泉の安全な入り方」
「【南雲つぐみ】七草がゆ」
「ミカンのうんちく ~延命長寿の果実~」
「【南雲つぐみ】鍋で養生 ~今年1月5日は小寒~」
「【南雲つぐみ】お雑煮の食べ方 ~事故の防止法~」
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まずは水分補給をしっかり心がけよう。さらに長時間同じ姿勢で仕事をする人も、足首をゆっくり曲げ伸ばしするなどして血流を促すとよい。
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