自然環境で育った鶏は、日照時間が短く日差しの弱い冬の間、あまり卵を産まない性質がある。一方、寒い時期に生まれた希少な卵は栄養価も高く「寒たまご」と呼ばれ、縁起物として金運上昇や無病息災の祈願にも使われるという。
温度や日照時間が管理された養鶏場では、鶏は冬でも安定して卵を産む。このことから卵は「物価の優等生」といわれるが、冬は卵の価格がやや高い。これは生産数が少ないというより、需要が多いからだという。
卵は完全栄養食といわれ、タンパク質、脂質、多くのビタミンとミネラルを含むが、ビタミンCと食物繊維は含まれていない。そこでこれらの栄養素を含む大根などの根菜類と一緒に、おでんなどにして食べるとよい。
卵はコレステロールが高いので、1日1個までといわれてきたが、卵黄に含まれるレシチンにはコレステロールを溶かす働きがあるという。また、最近の研究では、もともと脂質異常などがない人は、コレステロールを含む食品を食べても血中コレステロールには影響しないといわれている。
□南雲つぐみ(医学ライター)「寒たまご ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年1月15日)
↓クリック、プリーズ。↓

【参考】
「【南雲つぐみ】安納芋の栄養価と味わい ~焼くか蒸す~」
「【南雲つぐみ】小正月には小豆がゆ ~むくみによる体重増の対策~」
「【南雲つぐみ】「おなかの風邪」の予防と事後処理 ~ノロウイルス、「ロタウイルス」~」
「【南雲つぐみ】食事制限だけのダイエットは危険 ~運動が大事~」
「【南雲つぐみ】温泉の安全な入り方」
「【南雲つぐみ】七草がゆ」
「ミカンのうんちく ~延命長寿の果実~」
「【南雲つぐみ】鍋で養生 ~今年1月5日は小寒~」
「【南雲つぐみ】お雑煮の食べ方 ~事故の防止法~」
温度や日照時間が管理された養鶏場では、鶏は冬でも安定して卵を産む。このことから卵は「物価の優等生」といわれるが、冬は卵の価格がやや高い。これは生産数が少ないというより、需要が多いからだという。
卵は完全栄養食といわれ、タンパク質、脂質、多くのビタミンとミネラルを含むが、ビタミンCと食物繊維は含まれていない。そこでこれらの栄養素を含む大根などの根菜類と一緒に、おでんなどにして食べるとよい。
卵はコレステロールが高いので、1日1個までといわれてきたが、卵黄に含まれるレシチンにはコレステロールを溶かす働きがあるという。また、最近の研究では、もともと脂質異常などがない人は、コレステロールを含む食品を食べても血中コレステロールには影響しないといわれている。
□南雲つぐみ(医学ライター)「寒たまご ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年1月15日)
↓クリック、プリーズ。↓



【参考】
「【南雲つぐみ】安納芋の栄養価と味わい ~焼くか蒸す~」
「【南雲つぐみ】小正月には小豆がゆ ~むくみによる体重増の対策~」
「【南雲つぐみ】「おなかの風邪」の予防と事後処理 ~ノロウイルス、「ロタウイルス」~」
「【南雲つぐみ】食事制限だけのダイエットは危険 ~運動が大事~」
「【南雲つぐみ】温泉の安全な入り方」
「【南雲つぐみ】七草がゆ」
「ミカンのうんちく ~延命長寿の果実~」
「【南雲つぐみ】鍋で養生 ~今年1月5日は小寒~」
「【南雲つぐみ】お雑煮の食べ方 ~事故の防止法~」