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授業は年間で進化する

2024-11-05 20:40:43 | 中高国語など指導案
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授業は年間で進化する
余計な時間を省くと、作文・討論にかける時間が生まれる。

4月の授業と11月の授業は全く違う様子になる。
そういう予定で「授業を育てる」からだ。

コンビの作業が、すべて早くなる。
作業だけでなく、作業の「間」が、ほとんどなくなる。

たとえば、4月の漢字練習が10分かかったのが、今は4分で余る。
当たり前だが、クラス全員がだ。
チャイム。無意味な号令。
その後瞬間漢字指導。
4月、5月は僕が「出ている人手挙げて!天才!」を繰り返し、
次は、コンビ相手に「出しててエライね」「早く出しなちゃい」と言わせ、
攻め続けて10分が4分以下になった。

プリント文章を配る日はだ。
「じゃあ、一般教養プリント」
と、最前列の二人の生徒に紙を渡す。
コンビの一人が一斉に取りに来る、向かい合う、丸読み(句点交代読み)する。

教科書のコンビ1分交代読みのときは、漢字ドリルの間に教科書ページを板書しておく。
今は何も言わなくても漢字のあと開いていて、僕が様子を見て、
「◯段落から。ヨーイはじめ。
 さんにいち。二人目どーぞ。
 さんにいち3人目どーぞ。
 さんにいち4人目どーぞ。
 まだ! 同じ位置から。1分間コンビで競争。
 負けないわよ(負けないわよ!)はじめ」


授業開始と同時に、漢字練習といろんな音読で10分間。
ここまで鍛えるのに夏前の6月か7月までかかる。
上のセリフ通り今、10分間で僕が言うことは10秒程度だ。

この1、2ヶ月、僕の指示を追い越して生徒は「次はなに?」って待っている。
それで、10月に「指名なし討論」と「作文」の授業が始まった。
(今年は大人の事情で4ヶ月遅い)

先週、授業2分くらい前に階段を降りた。
国語係が走ってくるのと出くわした。
「どうしたの?」
「まだ来ないから」
「早いじゃん」
「授業早く受けたいから」
「……うれしいなぁ」
あり得る?
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