カテゴリー別目次
2024-04-28
「メロスの対役は誰か」全て原文ママ
ディオニスである。理由は二つある。
一つ目に、p196の1行目とp197の16行目に
は、「メロスは激怒した」と書かれている。。
「激怒」と王言葉は、感情を表現する語彙
中でもとくに強い意味合いをもつ。そのよ
うな言葉を2度も繰り返すのは少し不自然だ。
けれど、より読者にメロスがどれだけ王に
感情を突き動かされた伝わりやすくなる。
この表現は、筆者の感情の現れであり、ディ
オニスの影響がどれだけ大きいのかを伝えて
いるのだ。
二つ目に、p211の10行目からのセリフから、
王の考えが大きくかわったのが分かる。なぜ
変わったのか。それはメロスの信念と行動、
そしてセリヌンティウスとの友情だ。この3
つが王に大きな影響をあたえた。つまり、お
互いがお互いの対役になっていたのだ。
ディオニスである。理由は二つある。
一つ目に、p198にメロスが「人の心を疑う
のは、最も恥ずべき悪徳だ」と言っている。
そしてディオニスが「疑うのが正当の心構え」
「人の心は当てにならない」と口にしている。
人の心を疑わないメロス。人の心を疑うディ
オニス。ここでこの二人が正反対の性格とい
うのが表されている。正反対は対立だ。物語
の対立は主人公と悪役なのだ。主人公と悪役
は物語をつくれる役だ。悪役として物語に出
されたディオニス。つまり、物語を創れる役
なのだ。だから物語を創っているディオニス
が対役だ。
二つ目に、セリヌンティウスを対訳にする
というのならば、メロスとディオニスを対立
させないはずだ。そんなの見る側からしたら
「邪魔」という存在になる。そらならディオ
ニスは物語に要らない存在になるのだ。
ディオニスである。理由は二つある。
一つ目に、二人の考えが変わっていること
だ。物語の冒頭、メロスは人を信じ、約束を
必ず守るという人物だった。しかしp206でメ
ロスは「ちょっと遅れて来い」」という王にメ
ロスはセリを助けるという目的を諦めようと
していたことが分かる。考えが変わっている
のだ。一方ディオニスは物語の終盤、二人の
友情を目の当たりにし、人を信じるようにな
る。お互いがお互いを変えているのだ。
二つ目に、二人は対比されている。家族や
友に恵まれ、人を信じるメロス。家族を殺し、
人を信じることのできないディオニス。二人
は真逆だ。だからこそ、この物語が成り立っ
ているのではないか。
王に最も影響を与えるのはメロスで、メロ
スに最も影響を与えるのは王なのだ。
ディオニスである。理由は二つある。
一つ目に、メロスと王は、性格が真逆だ。
人の心を疑うことに対して、p198でメロスは
「恥ずべき悪徳」と言う。王は「正当の心構
え」だと言う。この時点で、メロスと王は、
「疑うこと」に対して、理解し合えないのが
分かる。そこからメロスは、危険なめに合っ
ても走り続ける。王に「信じる心」の大切さ
を教えるために。王はメロスと考えが違い、
メロスに刺激を与える。王は、対役の役割を
している。
二つ目に、メロスは王に対して強い気持ち
を持っている。身体も精神も疲れてる時でさ
で。p206で、メロスは、「王の言うまま」「
王の卑劣を憎んだ」など、どんな時でも王に
「憎しみ」を持っている。それは、簡単に思
えることではない。
メロスに最も影響を与えるのは王である。
以上
2024-04-28
「メロスの対役は誰か」全て原文ママ
ディオニスである。理由は二つある。
一つ目に、p196の1行目とp197の16行目に
は、「メロスは激怒した」と書かれている。。
「激怒」と王言葉は、感情を表現する語彙
中でもとくに強い意味合いをもつ。そのよ
うな言葉を2度も繰り返すのは少し不自然だ。
けれど、より読者にメロスがどれだけ王に
感情を突き動かされた伝わりやすくなる。
この表現は、筆者の感情の現れであり、ディ
オニスの影響がどれだけ大きいのかを伝えて
いるのだ。
二つ目に、p211の10行目からのセリフから、
王の考えが大きくかわったのが分かる。なぜ
変わったのか。それはメロスの信念と行動、
そしてセリヌンティウスとの友情だ。この3
つが王に大きな影響をあたえた。つまり、お
互いがお互いの対役になっていたのだ。
ディオニスである。理由は二つある。
一つ目に、p198にメロスが「人の心を疑う
のは、最も恥ずべき悪徳だ」と言っている。
そしてディオニスが「疑うのが正当の心構え」
「人の心は当てにならない」と口にしている。
人の心を疑わないメロス。人の心を疑うディ
オニス。ここでこの二人が正反対の性格とい
うのが表されている。正反対は対立だ。物語
の対立は主人公と悪役なのだ。主人公と悪役
は物語をつくれる役だ。悪役として物語に出
されたディオニス。つまり、物語を創れる役
なのだ。だから物語を創っているディオニス
が対役だ。
二つ目に、セリヌンティウスを対訳にする
というのならば、メロスとディオニスを対立
させないはずだ。そんなの見る側からしたら
「邪魔」という存在になる。そらならディオ
ニスは物語に要らない存在になるのだ。
ディオニスである。理由は二つある。
一つ目に、二人の考えが変わっていること
だ。物語の冒頭、メロスは人を信じ、約束を
必ず守るという人物だった。しかしp206でメ
ロスは「ちょっと遅れて来い」」という王にメ
ロスはセリを助けるという目的を諦めようと
していたことが分かる。考えが変わっている
のだ。一方ディオニスは物語の終盤、二人の
友情を目の当たりにし、人を信じるようにな
る。お互いがお互いを変えているのだ。
二つ目に、二人は対比されている。家族や
友に恵まれ、人を信じるメロス。家族を殺し、
人を信じることのできないディオニス。二人
は真逆だ。だからこそ、この物語が成り立っ
ているのではないか。
王に最も影響を与えるのはメロスで、メロ
スに最も影響を与えるのは王なのだ。
ディオニスである。理由は二つある。
一つ目に、メロスと王は、性格が真逆だ。
人の心を疑うことに対して、p198でメロスは
「恥ずべき悪徳」と言う。王は「正当の心構
え」だと言う。この時点で、メロスと王は、
「疑うこと」に対して、理解し合えないのが
分かる。そこからメロスは、危険なめに合っ
ても走り続ける。王に「信じる心」の大切さ
を教えるために。王はメロスと考えが違い、
メロスに刺激を与える。王は、対役の役割を
している。
二つ目に、メロスは王に対して強い気持ち
を持っている。身体も精神も疲れてる時でさ
で。p206で、メロスは、「王の言うまま」「
王の卑劣を憎んだ」など、どんな時でも王に
「憎しみ」を持っている。それは、簡単に思
えることではない。
メロスに最も影響を与えるのは王である。
以上