みれいの近郊生活(ITI)

変えられる事も・変えずに済む事も重要

生き難い普通と違う人

2016年08月18日 | Weblog
お盆に、宮尾 益知監修の
「女性のアスペルガー症候群」(講談社健康ライブラリーイラスト版)
を見ました。
近年は、雰囲気や空気を読めなかったり論理的にこだわるのが何か
問題があるかのようにされています。
あまり枠にはめると、人によって感覚や思考が違う多様性が認め
られなくなってしまいますし、こだわって探究する研究者にもな
りづらくなってしまいます。
論理的なのが男性的(男性脳)ならば女性らしさとは相性が悪いよ
うですが、それではリケジョはどうでしょう?。
この本は読書感想文の課題図書のようなものではありませんが、
高校生は読んでみるのがいいのではとも感じました。

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【異常ではないけれど不利なことも】
近年は、
コミュニケーション能力・対人関係能力・社会性が必要に
なってきているようです。
それらは集団生活ではなく単独行動ではあまり使いませんし能力が
低くても問題が出ることもありません。
ただ単独行動では能力が養われることもないので、単独行動をして
いること自体が問題視されるかも知れません。
そして会話に参加しないのでは情報共有や意志決定にも関われませ
ん。
かといって感覚や思考が違えば、会話にぎこちなさが出ることもあ
るし、行動を合わせるのにも負担がかかります。
その不満をおしゃべりで軽減とはいかないので、限界を超えれば
キレ・爆発・発狂・錯乱につながってしまいかねません
(障害ではないと思っていたらこれで頭がおかしい人と思われたりして)。

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【必要な会話は出来ても…】
この本には
「・・・女子の会話は複雑で手に負えない・・・」
「・・・雑談の回数を減らし、必要な会話だけにしぼっていく・・・」
ということも書かれています。
わたしも必要な会話は出来るようにしてきたのですが、
必要な会話だけすれば良いのかというと…。

営業や販売の仕事では会話も業務となっているので、会話をしぼる
のは取引先や顧客との接点が減りかねないのでいけません。
そういう仕事でなくても…。
160818

「職場に向かう外国人労働者」

外国から、英語が通じにくい日本に働きに来る人はチャレンジャー
です。別の国から来た人と話すのに日本語を使おうとするくらいで
す。
実習生や研修生は必要な日本語を教え込まれてから来日します。

仕事でなくても、
手短な受け答えだと物足りなさを感じる人もいますし、
つまらない人だと思われてしまうことも。

そして、ネットを含め知っている人とコミュニケーションをとる傾
向になってきているので、
会話の訓練を受けた人でも
「こんにちわー」「暑いねー」「元気ぃ?」と知らない人に声をか
けるよりは、何らかのグループに入ったほうが会話に結び付きま
す。

『考えて話す』ことが、自然に何気なく話すのとは違い沈黙の部分
が出て来てしまう(だから女子は語尾伸ばし)ということで
ハンデキャップになってしまっているのは悲しい。


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