四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

菅谷館跡国指定史跡50周年記念シンポジウム

2023年10月23日 | 講演会・講座


    菅谷館跡国指定史跡50周年記念シンポジウム
「いま振り返る 菅谷館跡の50年 ーそして次の50年へー」

日時:令和5年10月22日(日) 12:30~16:50 (開場11:30)
会場:国立女性教育会館 講堂(比企郡嵐山町菅谷)
主催:埼玉県立嵐山史跡の博物館

挨拶   栗 岡 眞 理 子 氏(埼玉県立嵐山史跡の博物館長)
基調講演 本 郷 和 人 氏 (東京大学史料編纂所教授)
      「御家人銀座・嵐山」
報告①  梅 沢 太 久 夫 氏(元 埼玉県立歴史資料館長)
      「菅谷館跡の保存と埼玉県立歴史資料館設立の頃」
報告②  浅 野 晴 樹 氏 (東国中世考古学研究会会員・菅谷館跡保存活用計画策定委員)
      「菅谷館跡と周辺遺跡のあるべき姿
              ―現状・課題、活用方法について―」
討論    「いま振り返る 菅谷館跡の50年 ーそして次の50年へー」

を受講してきました。



シンポジウム会場の国立女性教育会館 講堂


シンポジウム資料
※シンポジウムの写真撮影・録画・録音は禁止のため写真はありません
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基調講演や報告の内容については触れずにおきますが、
菅谷館跡が埼玉県指定史跡に指定されたのが、大正12年(1923)3月21日で今年が100年になります。
国指定史跡に指定されたのが、昭和48年(1973)5月26日で、今年が50周年となります。
更に、平成20年(2008)3月28日 既に国指定史跡であった菅谷館跡に、松山城跡(吉見町)・杉山城跡
(嵐山町)・小倉城跡(ときがわ町・嵐山町・小川町)を追加指定し、「国指定史跡比企城館跡群」とな
りましたので、現在は国指定史跡比企城館跡群菅谷館跡と呼ばれます。
一方、菅谷館跡内に昭和51年(1976)4月に「埼玉県立歴史資料館」が開館しました。この歴史資料館は、
平成18年(2006)4月1日に「埼玉県立嵐山史跡の博物館」と改称され現在に至っています。
本シンポジウムに関係する写真を何枚か載せてみたいと思います(参考にはなりませんが)



二ノ郭の本郭小口近くに設置されている菅谷館跡の説明板ですが、菅谷館跡単体で国指定史跡に指
定されていた当時のもので「国指定史跡 菅谷館跡」と標記されています。


国指定史跡比企城館跡群となってからのもので、「国指定史跡比企城館跡群 菅谷館跡」と標記が
変わり、このころは公文書も縦書きから横書きに変わっていましたから、説明文も横書きになって
います。


標柱  埼玉県指定史跡時代に建立されたもので
 表面に  埼玉県指定史跡  菅谷館跡
 裏面に  大正十二年三月三十一日指定  埼玉県教育委員会
      昭和四十六年三月三十一日建  嵐山町教育委員会
と刻まれています


国道254号嵐山バイパス沿いにある嵐山史跡の博物館入口(搦手跡)に建立されている標柱
 表面に  国指定史跡  菅谷館跡
 裏面に  昭和四十八年五月二十六日指定  文  化  庁
                      埼玉県教育委員会
と刻まれています


まだ埼玉県立歴史資料館と称していたのころの昭和57年(1982)5月21日に訪館した際の写真で、
銘板石には一部隠れていますが「埼玉県立歴史資料館」と刻まれています


その際にいただいたパンフレットで、簡単な訪館記とともに保管していますが41年も前のものにな
ります


展示は 考古・歴史展示室〈考古〉、考古・歴史展示室〈歴史〉、民族展示室に分かれてましたが、
今のように畠山重忠や中世に特化してはいませんでした。

受講日:令和5年(2023)10月22日(日)