名 称:鎌倉道(かまくらみち)
規 模:全長約90m・幅約3m 堀割状遺構
指 定:―
所在地:埼玉県川越市小堤31ほか 川越市民の森第1号内
川越市の市民の森第1号の中に堀割状の鎌倉街道上道の枝道(堀兼道)の一部が遺っているとのことから訪ねて
みました。
川越市民の森第1号は、東洋大学川越キャンパスの東側の道路を挟んだところにあります。
上の写真は、鎌倉道の南端から北方にかけて撮ったものです。
市民の方による手作りの説明板です。こうした説明板があることにより、ここに鎌倉街道の遺構が遺っているこ
とを知るわけで、何もなければただの森として見過ごしてしまいます。有り難いことです。
鎌 倉 道
この道は鎌倉から府中・所沢・鳩山・児玉を経て、信濃に抜ける鎌倉時代の主要道鎌倉街道上道の枝道です。
狭山市堀兼を通っていることから堀兼道とも呼ばれています。
この先は下広谷の大堀山館跡の東側を経て、坂戸市青木へ続いています。
この森には掘割状に固められた遺構が形よく残っています。
河越太郎重頼も馬に乗って通ったかも知れません。市民の森の中で兵馬が行き来した時代に思いを馳せてみま
しょう。
平成18年8月
名細歴史散歩の会
ボランティア市民の森クラブ
堀割状の道を北方に向って歩いています
更に進むと薄暗い道筋になりました いかにも古道という感じでよいですね
振り返って南方を見ています
堀割り上遺構から東洋大学川越キャンパス方向を見ています
市民の森を北方から
市民の森第1号 隣接する中学校の生徒さんたちが森の中をランニングしていました
散策日:令和元年(2019)5月30日(木)