市民との協働・・・を考えるときに、
「市民の意見や考えを聞こう」と思うところまではOKなのですが、
ときとして、
ただ一方的に話を聞くだけで、
「話し合う」ことがない場面に遭遇することが
往々にしてあります。
これは、本来の「協働」からはかけ離れているのですが、
“市民の声を聞いている”
すなわち、“協働”に取り組んでいる・・・と
勘違いしてしまうケースが見受けられます。
大切なのは、市民の声を聴き、「対話」することなのです。
一方的に聞くことは、「対話」とは言いません。
お互いの立場や考え方を相互理解し、
その上で一緒になって
どうしたら良いか?を話し合うことが「対話」です。
コミュニケーションはキャッチボールと言われますが、
お互いに言葉をやり取りすることがなければ
双方向ではありませんから、「協働」とは言いません。
「協働」とは、二人三脚と同じようなもの。
それぞれが“外側の足の部分”・・・それぞれの役割を果たし、
真ん中の紐で縛ったところは、
まさに一緒になってやることなのです。
行政が担うところ、市民が担うところ、一緒にやるところ、
それらを話し合って理解して役割分担をしながら、
同じ目的に向かって、一緒に同じ道を
助け合い、支え合いながら進んでいくことなのです。
「協働」の取り組み方・・・間違わないで欲しいなぁ~と思います。