昨日、南相馬でファシリテーション研修をさせて頂きましたが、
そこで感じたのは 「先入観」 の “良し悪し” です。
昨年も感じたのですが、事前に受講した人が
自分の感じたままを、未だ受講していない方に予備情報を吹き込んでいます。
「とにかく楽しいから受けた方がいいわよ~♪」という感じのものなら
楽しみに思えるので良いのです。
ところが、
「とにかくショックを受けると思うよ。」
「衝撃的だったよ!」
「先生は厳しい人だったよ。」
「性格が変わるかも知れないよ」
などと言われている人は、
悪い意味でドキドキして、研修の最中も気が気じゃなくなり、
落ち着いて受講できなくなってしまうかも知れません。
つまり、研修の本来の内容ではなく、別のことに気が向けられて、
集中して受講できない状態に陥ってしまうかも知れません。
この結果、本来の研修で得て欲しいことよりも、
「それほどショックは受けなかったわ」
「どこが衝撃だったのかしら?」
「先生は厳しくなかったけど?」
「どこで性格が変わるの?」
という本来考えなくて良いことを考えてしまうので、
肝心の講座の内容をまるごと受け止められなくなってしまい、
非常に効率の悪い講座になってしまいます。
例えば、評判の映画を観てきて凄く良かったからといって、
まだ観ていない人に映画のSTORYを話さないのはエチケットですよね♪
STORYは話さないけれど、その映画を観て感動した!とか、
良かった!というお話をするのはOKですよね♪
研修の場合も同じです。
既に受講されている方は、どんな講座だったか伝えたい!と思うかも知れませんが、
無心の状態で受講するから心に響くこともあるのですから、
受講される方の学びを深めたいと思ったら、
内容を話すべきではありません。
このスタンスにも、その人のファシリテーターぶりが現れますね♪
ファシリテーションをしっかり学んでいる人たちは、
いちいちそんなことを言わなくても、
研修の内容をまだ受講していない人に話したりしません。
何故かと言えば、その人が受講する機会があった場合の
学びの妨げになるとわかっているからです。
とは言っても、注意されたら言わなかったのに~と
思われる方もいらっしゃるかも知れませんね♪
私のファシリテーション講座だけでなく、
体験して学ぶものは、「体験」すること自体が学びなので、
その「体験」の内容を事前に話してしまったら
その方の学びは軽減されるかも知れないと思った方が間違いないと思います。
そして、もしもその講座の良さを伝えたいと思ったら、
自分の『感想』・・つまり、感じたことをお伝え頂ければと思います♪
その話を聞いて、受講する人が緊張したり、委縮したりするようでは
マイナス効果になってしまいます。
できることなら相手のさらなる学びを引き出す、
例えば「意欲」や「モチベーション」を引き出せるような感想だと
イイですよね♪(*^-^*)
ここでも、相手の『プラス』を引き出すことをしているかどうか?
が、大切なのですよね♪(*^-^*)
日々の行動の中で、「相手のプラスを引き出すコミュニケーション♪」を
どれだけ意志気できるか、本当に大切だと思います♪\(^o^)/
是非、あなたも意志気してみてくださいね♪(*^-^*)