~松江・京橋川沿いに建つ旧日銀松江支店の街並み~
1938年西欧古典様式の日銀松江支店として建てられて以来、
43年間この地の金融機関としての役割を果たしてきました。
この建物に対する地元民の「保存運動」が契機となって、2000
年春には、新しく「匠の館」として再生しました。
建物外観の重厚さは元より、窓口カウンター、照明、二階の回廊
金庫室の大扉などが、銀行当時のままに残されており、かつての
面影を残しています。
「カラコロ工房」の名は、小泉八雲が松江大橋(当時は木橋)を渡る
下駄の音が、「カラコロ」と響くことに感銘したことに由来するとか。
(ちなみに松江大橋は、かつては「カラコロ橋」とも呼ばれていました。)
今は工芸実演や各種イベント等が行われ、市民憩いの場となっ
ています。
この界隈は京橋川を挟んで、南側には江戸時代京から輿入れし
てきた姫に因んだ「京店」とされ、昭和初期の面影を残すちょっと
洒落た商店街のある街並みとなっています。
~今日も良い一日であります様に~