梅雨入り頃に咲き始め、梅雨明けと共に花も終って行く、「タチアオイ」
別名を「梅雨葵」とも言います。
各地に爪痕を残した梅雨も明けて、一気に酷暑の真夏に突入した感が
ありますが、この時期、際立つ稲田の緑と、青い空を背景に色とりどり
のタチアオイが美しく、スケッチ心がくすぐられる。
タチアオイは花茎がスクッと2メートル近くも立ち上がり、下から順序良く
頭に向かって、花も咲き上がって行きます。
赤・白・ピンク・黄・紫と色も多彩で、一重八重、ハイビスカスに似た花が
夏の陽を受けて華やかに咲き揃う。
今年もタチアオイの季節は、しばらくすると陽の和らぎと共に去って行き
ます。
この花、花びらの根元に粘着性があり、北の方では、花びらを額に付け
て鶏を真似(鶏冠)る遊びがあって、北海道の一部では、「コケコッコー花」
と呼ぶ地方があるとか、いかにも日本らしい、面白い遊びですネ。
~今日も、良い一日であります様に~