今日も日課の、ミカちゃん(チワワ)の散歩のため、日陰を選びながら少し
歩いて来ました。
今日のコースは、旧松江藩主・松平冶郷ゆかりの茶室「菅田庵」(家老有
沢家山荘跡)に通じる林の坂道です。
街中では、昼間は騒音にかき消されて、蝉の声も気になりませんが、夕
方、しかも木々に囲まれた静寂の中では、まさに蝉時雨が降り注いでく
る感じで、デリケート?な我が家のミカちゃん(チワワ)は、怖がって散歩
の足も竦んでしまいます。
近年、昆虫も昔に比べて減少傾向にある様に思うのですが?、この蝉だ
けは昔ながらに真夏の到来と共に、アブラゼミ・ツクツクボウシ・ミンミン
ゼミ・ヒグラシなどが、変わらず元気一杯、「ミ~ンミンミンミ~ン、ツクツク
ホ~シ、ニ~ンニンニンニ~ン、ミ~ンミンミンミ~ン」と、子作りに勤しん
でいます。
角田光代の「八日目の蝉」が、映画・テレビ化され、蝉は地上で7日間だ
け生きて果てて行く様に思われがちですが、実のところ、その生態はま
だ未解明な部分も多い様で、木の上で卵が1年?で孵化して、木を伝い
地上に下りて、地下に潜りって(7年間?・・・この期間が蝉の幼少期と云う
ことでしょうか?)、そして再び地上に出て羽化し、子孫を残すため7日間
(長いもので30日間とも?)、子孫繁栄のために一心不乱にラブコールを送
り、子孫を残して果てて行く・・・・
余りにも短い命で可哀想な気もしますが、それが神が創り出した「蝉」の
一生なのです。
7年(8年?)の一生を、与えられた使命を果たすために、必死で生きる
蝉、それを思うと、自らに置き換えて恥じ入るばかりです。
『一日一日を大切に!』
~今日も良い一日を~