朝顔の句を多く残した、加賀千代女の「朝顔に、つるべ取られて、もらい水」と云う句
があることを、ご存知の方も多いと思いますが、時代変われば・・・何とやら・・・最近
では省エネやエコ対策として、ゴーヤやひょうたん等と共に、日除けカーテンとして植
えられることが多い。
実は我が家も、数年前から居間の前の縁側に、ゴーヤと共に朝顔を植えて日陰を作
って涼をとっています。
梅雨が明け陽射しが強まって来た頃から、赤・紫・空色・白等の、ビロードの様にしなや
かな花びらの朝顔のカーテンが次々と咲きだして来た。
この朝顔の花が咲くのは、気温の変化による刺激ではなく、昼と夜の長さを花が敏感に
感じとって咲く様である。~「花のふしぎ100」より~
早いものでは、午前一時ころから咲きはじめ、遅くとも昼前には萎むらしく、だから早起き
のお年寄りにも、起床と同時に窓を開けて、綺麗な花が見られるのは元気の元、嬉しいこ
とである。
しかし、この焼けつくような暑さの前には、カーテンとしての効果も半減、風流な句などと
ても詠んではいられない。
~今日も良い一日であります様に~