この時季、海釣りに行くと、痩せた岩場に「鬼百合の花」が咲いています。
島根半島「加賀の潜戸」の先端、灯台下の岩場は昔からよく行く釣り場です。
急峻な岩場を降りて行く際、「こんな所に・・・」と思うほど岩の先端に、へば
りつく様な形で鬼百合(オニユリ)の花が咲いています。
殺風景な岩場には不似合いな赤い百合の花、釣り場から帰る時、喘ぎなが
ら上って来て、一息入れる場所にある花でもあり、釣果の有無に関わらずホ
ッとします。
一度この百合根を持ち帰り、我が家の庭に植えたことがありますが、2、3年
も花を見たでしょうか、そのうち姿を消してしまいました。
やはり野に咲く花は、過酷とも思える岩場の方が居心地がいいのでしょうネ。
きっとそこに咲くことにこそ意味があるのでしょう。
~今日も良い一日を~