とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

まちなみ再発見のワークショップにご参加を!

2012年09月02日 | とだ*やすこの活動日記
9月1日は防災の日。「釜石の奇跡」というNHKテレビ番組を観ました。子どもたちが学校で学んだ「自ら判断して、自ら行動すること」を実践、その行動が多くの命を助けたことがわかりました。これこそ教育の力と感涙しました。防災訓練がワークショップのように実践的なものであることの意味も再確認しました。

その後、ハザードマップを再確認しようと思ったら、あると思っていた場所にありません。家族で共有できていないこともわかりました。こういった情けない状況でも、やがてはじまる9月の議会、所属する総務文教委員会では、防災について質問しなけばなりません。
町政のお役に立てるよう努めます。

さて、広報しまもと8月15日号に掲載されたように、町は市民参画で島本町の景観について考えるワークショップを開催します。
9月7日が参加申込の締切です。
島本の景観・まちなみ再発見ワークショップ

景観法ができたことを受けて景観計画や景観条例をつくる自治体が増えているなか、島本町はその対策がずいぶん遅れています。JR島本駅西地区の都市計画には、必ず「景観に配慮したまちづくり」という言葉が添えられます。けれども、町にとってどのような景観が望ましいのか、市民がどのような景観を望むのか、その指針がない「景観配慮」は意味がない。ひとりひとり思いやセンスが違い「どないしょうもない!」と思うのです。

そもそもわたしは、美しい里山の稜線がみられる桜井地区に「なぜ、よりによって山のカタチをした駅を据えた!」と唖然とした者のひとりです。ホームがあればそれでいい「ほのぼのステーション」が希望でしたが、なにせ一市民、さまざまな事情から政治やまちづくりに向きあう余裕がありませんでした。住民説明会にも行けていません。国の財政補助を得ようとすると一定の基準があり、過大評価の乗降客数を設定せざるを得ないらしいと知ったのは、議員になってからの勉強からです。

超高齢化社会に公共交通は必要、駅の設置には賛成でした。しかし規模は小さくてよいと考えていました(甘いが理念的には可能)。桜井という歴史ある地区、「楠公詣で」という負の歴史が刻まれた土地に唐突と現れた「お山の駅」がまったく理解できなかった。いくらなんでも里山の景観を遮って、ギザギザ屋根が忽然と現れるとは想像もしていませんでした。残念で残念でしょうがなかった。だからこそ、農地に重機が入るときの住民の悲鳴が聞こえるような気がします。

もちろん意見は分かれます。島本駅はなかなかセンスがあって独創的でよろしい、と思っておられる方も少なくないかもしれません。個々人の好みの問題ともいえます。景観とはそういう曖昧なものです。だからこそ、島本町がめざすべき景観を先に定義することなくJR島本駅西側を開発してはいけない!順序が逆であると議会で追求、景観計画の策定を求めてきました。今回のワークショップは景観計画策定への一歩といえます。

残念ながら日程を確定せずに参加者を募集しています(絶句・・・)。納得できず、明後日の一般質問でも「あんまりではないか!」と述べるつもりです(質問のテーマは山崎地区のまちづくり)。大阪産業大学の榊原和彦先生や学生さんの講義スケジュールや町の他の行事との関連があり、募集時点では確定できなかったようです。気候がよい時期に行うとすれば10月、11月しかなかったというのもわかります。

が、迅速にぬかりなく進めなければならない土地区画整理事業が優先されていると思えてなりません。日程も知らされていないのに、全部参加できる方などいませんよ!と思いますし、わたし自身、すべての日程に参加することはおそらく無理です(昨日FAXで申込みました)。

たとえそうでも、みなさんのご参加をお勧めします。ワークショップは楽しいものです。過去に市民として参加した環境セミナーでは、休日に職員が参加、そのときの交流は今なお印象に残っています。住んでいる町のまち歩きは実に楽しいものです。学生さんたちとともに、たくさんのことが発見できるでしょう。


画像は、町主催の環境セミナーに参加したとき
ある民家の軒先で発見した古い陶器
お酢をつくるの会社?と思われる標(しるし)がありました
コメント
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