とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

もっとたくさんのお米を食べよう!

2012年11月03日 | やります!子ども・子育て・人びと支援
完全米飯という言葉をご存知でしょうか。学校給食において週5日の米飯を基本にし、米飯を中心にした献立が見直されつつあります。わたしは、一昨年の今頃、NPO再生塾で川西市のまちづくりについて調査研究して以来、島本町での「完全米飯」実現に強い思いをもっています。

それはなぜか・・・

和食が中心となる完全米飯は、肥満、高血圧症、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病予防につながるといわれています。また、地元の米、野菜などの消費拡大によって、安全な食材の確保、生産者との交流による食に対する感謝の心が育まれると期待できます。

箸を使い和食に親しむことで、伝統的な日本の食生活が身につき、地域の食材を使用することで郷土への関心を深める機会となるという考え方もあります。10月に総務文教委員会研修で訪ねた静岡県・三島市も、これらの点から米飯食を段階的に導入され(週3日、4日)、現在は週5日、米飯を軸とする和食の献立にしておられます。

輸入に頼らざるを得ない小麦、アレルギーの原因になる添加物の含まれた加工品が少なくなる点も見逃せません。月に幾度かは麺の日、パンの日があるとしても、朝ご飯にパン、お腹がすいたらインスタントラーメンという食生活が珍しくない若者が多い現代では、給食でお米のご飯を食べることは、極めて理にかなっていると思います。

夕食までの間食が減るという効果もあるそうで、成長期の生徒の放課後のクラブ活動の充実にもつながるはずです。ただし、三島市が生徒・保護者に行われた米飯給食についての食育アンケートの結果によると、生徒は必ずしも週5日の米飯給食について「よい」と思っているわけではありません。

にもかかわらず、80%近くの生徒が「美味しい」と答えている点は興味深いところです。「生徒たちは本来素材のよいものを見抜く力があり、ご飯・アジの干物・切干大根・豚汁などは意外に好評です」「味覚の熟成こそが大事」と女性担当職員がおっしゃいました(おそらく栄養士さん)。本当にそう思います。

なお、米飯導入に際して、パン業者ならびに製麺業者からの要望が文書で提出されたそうですが、炊飯の委託業者がパンを搬入していた業者と同一であったこと、同社は既に広範囲に給食食材を担当し事業規模が大きくなっていることなどから、実際には、三島市の米飯導入がパン業者に及ぼす影響は少なかったようです。

いずれにしても業者の事情を鑑みて妥協することなどなく、生徒自身に向き合って、どのような給食が望ましいのかを検討することが肝要です。島本町でも平成28年度から実施される中学校給食は、ぜひとも米飯を軸にしたい、そうすべきであると訴えていきます。


画像は、大根の葉っぱをお雑魚と花かつおと胡麻でさっと炒めたもの
地元の桜井の葉っぱつき大根が手に入ったら作る我が家の定番

これをパンと牛乳で食べるなんて無理
想像できません!!
コメント
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