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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

JR島本駅西、公述人Bさんの主張

2015年11月20日 | JR島本駅西まちづくり
JR島本駅西地区の「保留区域」設定について、平成27年度6月、大阪府第2回都市計画公聴会において公述人Bさん(島本町の方です)から次のような意見が述べられました。都市計画の手続き上、公聴会や意見書の提出によって市民が意見を述べる権利が保証されています。

Bさんの意見の概要が大阪府のHPに掲載されていますので、ご紹介します。

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島本町によるJR駅西側おける保留区域の申請について、保留区とし設定すべき地域の面積を大幅に縮小すべきである。

理由の一つが防災面である。島本駅西側水田は豪雨の際の調整池としての機能がある。水田の大部分を住宅などの都市的空間に変えてしまうことで失われる防災機能を何らかの形で補完する必要があり、経済的コストは大きなものになる。

二つ目の理由が交通である。開発に伴い数百台の自家用車が西側地区に存在することになるが、JRを超えて国道などに移動できる道路は極めて貧弱なものしかないため、何らかの形でアクセス道路を新設する必要があり、大きなコストがかる。

駅西側開発をコンパクトシティ化の一環と位置付けるという考え方は誤った考え方である。ある程度の規模を持った都市で初めて成立するものであり、例えば高槻がコンパクトシティ化するならば、島本町はその周辺部として機能していくことが望まし形である。

島本町がコンパクトシティ化すべきだとしたら、駅前機能がすでに集積されている水無瀬駅を中心とした地域、もしくは水無瀬駅と島本駅の間の地域であるべきである。人口減少に伴い、住宅価格面での島本町の有利性が失われると予想されるが、島本町を選んでもらうには都市にはない魅力である田園風景である。

島本町都市計画マスタープランのパブリックコメントにおいて、農地保全を求める意見が多くの町民から出され、駅西側地区の開発については反対意見の方が多かったがマスタープランには反映されていない。町都計審では住民の意向を取り入れるよう付帯意見が付いたが地権者以外の意見が取り入れらているとは思えない。

前回の北部大阪都市計画区域マスタープランの意見書に対する大阪府説明では、鉄道駅からの徒歩圏については、市街化区域に編入できるものとしているが、島本町は東西方向に3km弱しかなく、平野部においては駅まで徒歩で行くことができる場所がほんどである。

このような広範囲の開発を許せば、島本町の平野部に農地を残すことはできなくる。 以上の理由から市街化区域に編入すべき区域は駅から100mほどに留め、他は農地として保全すべきである。そうなでなければ保留区域として認めるべきではない。

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これに対する大阪府の考え方には、「島本町の保留区域の範囲については、今回の北部大阪都市計画区域の整備、開発及び保全の方針案において、おおよその位置を示しており、市街地として開発する区域の範囲を示しているものではありません」という文章があります。

つまり、実際に市街化区域とする区域と今回の保留区域申請区域は、必ずしも一致しないということを述べています。これまでにはなかった表現と思いますので、わたし自身はここに注目しています。

みなさんも、ぜひ意見をお寄せください。三連休を控え、24日必着(郵送または持参)ですから、今日金曜日、遅くとも明日土曜日に発送しなければなりませんが、間にあわない場合でも諦めずに挑戦してみてください。


意見提出先(11月24日必着)
〒540ー8570 住所記載不要
大阪府都市整備部都市計画室計画推進課(都市利用計画グループ)
お問合せ(直通)06-6944-6776

意見書の様式指定はありません
住所、氏名及び「北部大阪都市計画区域の整備、開発及び保全の方針の変更」とお書きください



画像
島本町の農林業祭(11月15日)
品評会への出品が増えているそうです

小規模、多品種農は都市近郊農の強み
高価な機械を使わず無農薬栽培も可能です
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