TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

5492 FROM L.A REFLECTION

2005-05-06 02:56:27 | TOTO&FUSION
AOR / L.A REFLECTION からの1曲、ボーナストラックを除く最後の曲にあたります、「5492」をご紹介します。

5492/WRITTEN BY TOMMY DENANDER/JEFF PORCARO/MIKE PORCARO
TOMMY DENANDER(g)DAVID PAICH(keys)STEVE PORCARO(programming)MIKE PORCARO(b)JEFF PORCARO(ds)

このアルバム唯一のインストで、TOMMY DENANDERのギターを大フィーチャーした曲です。しかもバックは完全にTOTOの面々。TOTOのインストナンバーと言ってもいいくらいですね。曲調はミディアムテンポでロックというよりかなりジャジーな雰囲気。MIKE PORCAROのベースが渋い味を出してます。JEFFのドラムも名刺代わりのTOPシンバル一発打ちなんかが多用されていてらしさが随所に見られますし、DAVID PAICHのキーボードソロもいかにものトリル多用で、1曲目の「IF NO ONE CARE」に見られるピアノソロなんて、これがPAICH本人でないとすれば、このソロのパクリじゃないかと思ったりします。TOTO好きにとっては貴重な1曲でしょう。
ところでタイトルの5492というのは、JEFF PORCARO1954-1992を意味しています。TOMMY DENANDERがJEFFに捧げた曲ということなんでしょう。

で、肝心のFREDERIC SLAMAはこの曲には一切ノータッチ。恐らくこの曲は先にご紹介したRADIOACTIVE「CEREMONY OF INNOCENCE」のセッションで収録されたアウトテイクではなかろうかと思います。実際、RADIOACTIVEのアルバムには収録されてませんが、TOMMY DENANDER名義のソロアルバム(多分地元のスウェーデンでしか手に入らないと思います)には何回か収録されているようです。RADIOACTIVEに収録されなかった理由はわかりませんが、AORのアルバムリリースに際し、フランス、更には日本のTOTOファン向けに敢えて収録したんでしょう。そんなところからも、このAORプロジェクト、FREDERIC SLAMAのプロジェクトとは言いながらも、TOMMY DENANDERとの共同プロジェクトと理解する方が正しいのかもしれません。

ちなみにこのAOR、昨年にはベストアルバムもリリースされていて、FERGIE FREDERIKSENがボーカルの新曲も収録されています。このあたりもRADIOACTIVEとの連動が覗えて興味深いところですね。
コメント
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