TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

竹鶴ノート

2014-10-11 23:05:36 | ウイスキー
「マッサン」ネタの続き・・・ということで今週の「マッサン」にでてきたのが、日本のウイスキー作りにとって重要なアイテムとなったもの・・・マッサンがウイスキーの製造方法を細かに記していたノート。まさに日本のウイスキー作りの原点となった通称「竹鶴ノート」です。
一時期このノートは行方不明だったそうですが、竹鶴政孝が当時所属していた酒造会社「摂津酒造」(ドラマでは西川きよし社長の「住吉酒造」にあたります)の上司が保管し、このノートによってサントリーでもない、ニッカでもない、もう一つのウイスキーメーカーとなる本坊酒造においてウイスキー製造の指南に使われていたんだとか。日本のウイスキーといえばはサントリー、ニッカ、となるわけですが、本坊酒造の作るマルスウイスキーも実は竹鶴政孝の功績の一つ、いわば竹鶴'sチルドレンであったということになります。規模の小さい蒸溜所であり、なかなかそこいらでお目にかかることはないのですが、そのレア感がまたそそりますね。これもまた日本のウイスキー史における興味深いエピソードです。

この本坊酒造も一時期ウイスキー製造を辞めていました。軽井沢蒸溜所がそうであったように、このまま終わってしまうのかと思いきや昨今のハイボール人気にあてられたこともあってか、20年近いブランクを経つつも数年前から再びウイスキー製造を始めています。今後起こるであろう竹鶴関連ウイスキーブームを予見していたような蒸溜所の再稼働。ここもまた機会があれば訪れてみたい場所なのです。

コメント
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