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TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

TOTO XIV / TOTO

2015-03-22 21:47:05 | TOTO&FUSION
昨日は実家までドライブ・・・ということでTOTOの新作をひたすら聴きながらの行程でした。
その中で気が付いたことをいくつか。

もちろん、いい作品です。前作「FALLING IN BETWEEN」はタイトルナンバーのインパクトもあって、「HYDRA」を彷彿させるような作風でしたが、今回は・・・まさに今のTOTO。「TOTO IV」を意識したともいわれますが、どうしてどうして、音の重厚さと全体を通した落ち着きといい、当時の若々しいTOTOにはなかったものを感じます。その意味では今までのどの作品に近い、という評価はやりにくいですね。前作から多くなった、ボーカリストが次々とっ代わり掛け合いをしていくスタイルも更にいい味を出しています。

KEITH CARLOCKのドラム。JEFFもSIMONもいろんな意味で独特なドラムプレイとサウンドが持ち味でした。その意味ではKEITHのドラミングって、結構普通なのかも。TOTOらしさ、というのはまだ参加して1作目であるが故、まだまだ昇華しきれていないし聴く方も受け入れるのに時間がかかるのは仕方ないところ。それと、やはり小口径で浅胴タムを使っているからでしょうか、なんだかポコポコした軽い音をエフェクトで無理やり厚くしているような雰囲気が感じられます。そこがちょっと今のTOTOの深みとマッチしていないようにも感じられました。

STEVE PORCAROのボーカル。今回ボーナストラックも含め、STEVEのボーカル曲が2曲入っています。自身の曲以外でのボーカル参加がないのが少々残念ではありますが、STEVEのボーカルもまたちょっとクセがあって味があるものです。「LEA」がSTEVEではなくてJOSEPHのボーカルだった、なんて勘違いも以前あったけど、こうしてSTEVEのボーカルにJOSEPHがコーラスで重なると、実は結構似ていることに気付かされますね。でも確かに声の伸ばし方とかをよくよく聴くとやっぱり「LEA」はJOSEPHなんだな。

そして話題の「CHINA TOWN」。まさに「GEORGY PORGY」っぽい、という評価もありますが、加えて「99」や「TALES OF A MAN」あたりの要素が見え隠れしつつ今っぽくまとめているのがまた素敵。ましてやMICHAEL McDONALDがほのかにボーカルに味付けをしているというのもまた・・・。そんないろいろが凝縮されながら、TOTOの現在を体現しているようで、そこがまた大きな魅力を持つ曲なのです。

TOTO XIV / TOTO
DAVID PAICH(keys,vo)STEVE LUKATHER(g,b,vo)STEVE PORCARO(keys,vo)JOSEPH WILLIAMS(vo,keys)KEITH CARLOCK(ds) TIM LEFEVBRE/LELAND SKLAR/DAVID HUNGATE/TAL WILKENFELD(b) C.J.VANSTON(keys,vo) LENNY CASTRO(perc) TOM SCOTT(sax) MARTIN TILLMAN(strings)JAMIE SAVCO/EMMA WILLIAMS/AMY KEYS/MABVUTO CARPENTER/MICHAEL McDONALD(vo)
コメント (1)
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