やっぱりこの時期、次回ダイヤ改正が発表された直後だけにこういう鉄ネタが多くなります。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171220-00010000-norimono-bus_all
ということでエル特急、というものが消滅するという話。
そもそも「エル特急」ってたいした意味がなかったんですよね。
その昔「特急」が「特別急行」であった時代は全車指定席が普通だったものの、だんだん急行を減らして特急を増やす(すなわち単純な料金の値上げです)にあたり自由席を設けだしたあたりから、つまりはお手軽なそれほど特別でない「特急」、というものを「エル特急」と言いだしたのが始まりと認識しています。
それが東北・上越新幹線が開通するちょっと前、いわゆるゴーサントオ、昭和53年10月のダイヤ改正のころあたりですかね、急行がどんどん減っていって特急ばかりになっていく時代が始まりました。もちろん急行を減らした代わりに増発された特急って、実は車輌は特急用車輌を使ってるけど停車駅数は急行並み、所要時間も急行並み、というような代物だったりするわけで、気が付けばスーパーなんちゃら、みたいな特急の名前が出てきてね、それこそが結局は本当の意味での特急のことやないの、というなんとも摩訶不思議な時代になったのです。
とどのつまりが急行を減らして料金値上げするために繁殖していったのがエル特急、という解釈が成り立つのです。
今日に至ってはそもそもJRには急行列車というものがありません。こんな背景を思えばこの「エル特急」なんて言葉が未だに残っていたことがむしろ不思議。21世紀になった頃には既に無くなっていたものと思ってましたわ。
・・・そう考えると、特別急行すなわち特急という言葉も既にエル特急同様おかしな存在と言えるのかも知れません。だって急行が存在しないんですから、特別もへったくれもありゃしない。でも誰もそれに異を唱えることはない。もう「特急」という言葉がすなわち「急行」と同義であることをみんなわかっているんだけど、それに慣れ親しんでいるから気にもしない、というのが現状なんだろうな。
というわけで慣れって怖いものですな、という結論。
こんなこと書いてたら、それってある意味プチ世論誘導なんじゃないかとふと思ったりもしたのです。
今日の通勤音楽
VINTAGE 2002 (DVD) / CASIOPEA
一献献上 / 白鶴山
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171220-00010000-norimono-bus_all
ということでエル特急、というものが消滅するという話。
そもそも「エル特急」ってたいした意味がなかったんですよね。
その昔「特急」が「特別急行」であった時代は全車指定席が普通だったものの、だんだん急行を減らして特急を増やす(すなわち単純な料金の値上げです)にあたり自由席を設けだしたあたりから、つまりはお手軽なそれほど特別でない「特急」、というものを「エル特急」と言いだしたのが始まりと認識しています。
それが東北・上越新幹線が開通するちょっと前、いわゆるゴーサントオ、昭和53年10月のダイヤ改正のころあたりですかね、急行がどんどん減っていって特急ばかりになっていく時代が始まりました。もちろん急行を減らした代わりに増発された特急って、実は車輌は特急用車輌を使ってるけど停車駅数は急行並み、所要時間も急行並み、というような代物だったりするわけで、気が付けばスーパーなんちゃら、みたいな特急の名前が出てきてね、それこそが結局は本当の意味での特急のことやないの、というなんとも摩訶不思議な時代になったのです。
とどのつまりが急行を減らして料金値上げするために繁殖していったのがエル特急、という解釈が成り立つのです。
今日に至ってはそもそもJRには急行列車というものがありません。こんな背景を思えばこの「エル特急」なんて言葉が未だに残っていたことがむしろ不思議。21世紀になった頃には既に無くなっていたものと思ってましたわ。
・・・そう考えると、特別急行すなわち特急という言葉も既にエル特急同様おかしな存在と言えるのかも知れません。だって急行が存在しないんですから、特別もへったくれもありゃしない。でも誰もそれに異を唱えることはない。もう「特急」という言葉がすなわち「急行」と同義であることをみんなわかっているんだけど、それに慣れ親しんでいるから気にもしない、というのが現状なんだろうな。
というわけで慣れって怖いものですな、という結論。
こんなこと書いてたら、それってある意味プチ世論誘導なんじゃないかとふと思ったりもしたのです。
今日の通勤音楽
VINTAGE 2002 (DVD) / CASIOPEA
一献献上 / 白鶴山