TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

HOT LIVE ’83

2008-02-16 00:14:33 | AORとか
まだまだ続く80年代ネタです。先日むか~しのカセットテープコレクションを漁ってたら「HOT LIVE’83」というイベントをNHKがヤングミュージックショーとしてテレビ放映したものをリアルタイムで録音したテープが出てきました。(そりゃ当時ビデオデッキなんて高級なもんはウチにはありゃしませんでしたからね)
MICHAEL McDONALD with EDGAR WINTER、JOE WALSH、BOZ SCAGGSというもの凄い面子が1983年の10月に代々木オリンピックプールの特設ステージでライブをやったという歴史的(?)ともいえるライブです。我ながら音だけではありますがよく残したものだと思います。

MICHAEL McDONALDバンドはEDGAR WINTERに加え、ROBBEN FORD、そしてDOOBIEのメンバーでもあったWILLIE WEEKS他が出演。ソロのナンバー「IF THAT WHAT IT TAKES」やDOOBIEの「KEEP THIS TRAIN A-ROLLIN'」そしてEDGARのナンバー「KEEP PLAYIN'THAT ROCK'N'ROLL」なんてやってました。ちなみにEDGARのサイトに当日のメンバー写真が掲載されてるのを発見。ちなみにステージの写真も別のページにあります。

そしてJOE WALSH。バックのメンバーでわかっているのはやはりDOOBIEだったCHET McCRACKENがドラムだったことだけ。いっつも一緒だったJOE VITALEじゃなかったのが意外。ちなみにMICHAELのバンドのベーシスト、WILLIE WEEKSはJOE WALSHのライブアルバム「YOU CAN'T ARGUE WITH A SICK MIND」(これ70年代の名作ライブアルバムの1枚ですよ!)でも共演してたりします。JOE WALSHって意外とDOOBIE系の人達ともつながりあるのね。EAGLESの「IN THE CITY」とかお約束のトークボックスを使って「ROCKY MOUNTAIN WAY」なんてやってました。ちなみにEAGLESの最新作の中ではJOEの歌う「GUILTY OF THE CRIME」、J.D.SOUTHERとの共作である「LAST GOOD TIME IN TOWN」(最後のティンバレスは絶対SANTANAをパクってますよね)が小生お気に入りであります。いい仕事してますね~。

そしてBOZ SCAGGS。メンバーでわかってるのはボーカルにROSEMARY BUTLER、そして今は亡きCARLOS VEGAがドラムでした。それにしてもこの時の「MIDDLE MAN」は何度聴いてもカッコエエです。そして「LOOK WHAT YOU'VE DONE TO ME」「LIDO SHUFFLE」「WE'RE ALL ALONE」。まさに全盛期のBOZのステージでした。とはいえ、もう25年前のこと、どんな映像だったか全く思い出すことができないのが残念。YOUTUBEで転がってないか探しましたけど、さすがにNHKネタですんで無理ですかね…。ちなみに半分インストバージョンの「MIDDLE MAN」のライブ映像なんてのがありました。曲がいいからインストでもめっちゃカッコエエ。それにしてもBOZはもちろん、MIKE PORCAROも若いこと若いこと。
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THE BOYS OF SUMMER / DON HENLEY

2008-02-15 00:01:24 | AORとか
小生的80'Sベスト??、「EASY LOVER」と双璧をなすのがこの曲、DON HENLEYの「THE BOYS OF SUMMER」です。何故小生がこの2曲にこだわるのか…というのも実はこの2曲、小生が大学受験でひぃひぃ言っている時にひたすらハマっていた曲なんです。多分皆さんも経験あろうかと思います。自身の人生の一大事の時に繰り返し聴いていた曲、これは一生忘れられないんじゃないかな。しかもこれだけ退廃的で陰鬱な曲、寂しさのつのる歌詞、しかもPVは郷愁漂うモノクロ映像と、なんとも大学受験で揺れる自身の不安定な精神状態と重なるところがあったんでしょうね…。今聴いても当時の切ない気持ちがふつふつと思い出されてきます。
人生の転機を飾った名曲でした。

…こうしてここのところ続けて80年代ネタを書いていると、当時の小生の好みにもの凄い偏りがあったことがわかります。つまりは歌えるドラマーの曲が好きだった、ということ。
「THE BOYS~」はDON HENLEY、「EASY LOVER」はPHIL COLLINS、更にQUEENのドラマーROGER TAYLORのアルバムなり12インチシングルも欠かさず買ってましたし、TOMMY SNYDERだって歌えるドラマーです。
もちろんCASIOPEAとかも知ってましたけど、やっぱり当時はフュージョンよりも、歌えるドラマー崇拝のロック少年だった80年代でした。

…ちなみにこの曲、EAGLESバージョンもありました。

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売れ残りLP

2008-02-14 00:16:35 | Weblog
屋根裏にあったLPレコード。
前回も書きましたが、小生のLPコレクションは親に売り飛ばされてしまいましたが、売れ残りと思しきものがちょこっとだけ残ってます。
その中でレアものっぽいのをちょっとだけご紹介。

1. 「THE RHYTHM BOXER」NOBUYUKI,PONTA UNIT
12インチシングルの範疇に入るのかな。清水信之と村上”ポンタ”秀一のユニットによる作品です。既にどんな曲だったかは…ほとんど覚えておりませんが、やはり当時流行りのエレクトリックなディスコチックサウンドでラップ入り。一応フュージョン系に分類されるようですが。MIDIレーベルからのリリースなので、確かにそれっぽい感じだったように思います。ちなみに佐橋佳幸がギターで参加してます。1985年の作品。
2. 「STIMULUS」鳴瀬喜博
以前にもこのアルバムのことは書いたような気がします。これを聴くためにレコードプレーヤーが欲しい!とか言っていたような気がしますが、未だ購入してないんですけどね…。
本多俊之とかVOWWOWの人見元基とかそうる透とかCHARとかが参加してます。
1986年の作品。ヤフオクとか見ると、CDでも出てたんですね。まあすぐに廃盤になってしまったんでしょうけど…。
3. 「COMMERCIAL LIFE」TOMMY SNYDER
ご存知ゴダイゴのドラマーTOMMY SNYDERのソロアルバム。何でも氏の担当したコマーシャルソングばっかりを集めたという作品です。でもCMソングとはいえどうしてなかなかいい曲ばっかりだったですよ!!これも懐かしくって、今でも聴きたい作品です。ゴダイゴのメンバー(ミッキー吉野と吉沢洋治)も参加してますしね。1986年の作品。
4. 「9012LIVE・THE SOLOS」YES
YESのライブビデオ「9012LIVE」の派生ミニアルバム。ライブビデオに収録しきれなかった?メンバーのソロナンバーとビデオ収録曲が2曲収録されてます。ライブビデオの発売当初は結構高価でしたから、ビデオにはなかなか手が届かないけど、ちょっと手軽にライブの曲が聴けるというニーズを満たすものだったんでしょうか。その後ビデオの廉価版が出たので小生もこのビデオは買いましたけど、このアルバムのソロナンバーはそれはそれで貴重なものです。まあ、見方を変えれば「OWNER OF A LONELY HEART」の大ヒットで、稼げるだけ稼いだろ~という商魂の逞しさがあからさま。1985年の作品。

他にもYMO「浮気なぼくら(インスツルメンタル)」とかYMOの「TECHNODELIC」(FMファンという雑誌のプレゼントでもらったって奴)とかROGER TAYLORのソロアルバム2枚とか(何だかんだ言ってROGER TAYLORは好きでした)、再発されてますけどELPのライブとかLEVEL42のLIVEとかが眠っておりました。
今から思えば…そういや売り飛ばされた奴は確かにそれほどレア度は高くなかったかな。
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12インチシングル

2008-02-12 01:20:39 | Weblog
80年代シリーズをもう一つ。
80年代のミュージックシーンで欠かせなかったものの一つが12インチシングルって奴です。
元々ディスコでのプレイを目的に、ヒット曲を何やらエクステンデッドミックスとか何とかいろんなバージョン名をつけて、イントロやら間奏やらを長くしたものです。
ディスコ向けのアレンジということで、原曲にリズムマシーンのハンドクラップのパターンとかを加えてビート感を強調、ゆえに原曲の雰囲気を保ちつつも踊れるアレンジになっているところが特徴です。

実は小生ドラムマシーンはあんまり好きくない、とか言いながらこの12インチシングルは結構好きだったりして。確か初めて購入した12インチシングルはQUEENの「THANK GOD IT'S CHRISTMAS」というディスコ向けのものとは趣を異にした企画モノシングルと、PHIL COLLINSの「SUSSUDIO」というこれぞ12インチというディスコアレンジのシングル。そういえば、この2枚は地元のレコード屋でようやく出回り始めた輸入盤というモノを初めて買ったというエポックでもあったな。
そういや2枚ともブリティッシュですね。昔の12インチナンバーばっかり集めたカセットテープをひっぱり出してきたら、HOWARD JONESやらDURAN DURANとかCULTURE CLUBとかSPANDAU BALLETとかその頃のアーティストがうじゃうじゃしてたんで、ブリティッシュな楽曲に12インチバージョンが多かったようにも思います。

そんなこんなで12インチバージョンはよく聴いてました。…ま、本来の目的であるディスコなんて縁のない地味な生活してたんで、家で聴きながら体クネらせるぐらいだったんですけど。
CDの台頭とともに、MAXI SINGLEというスタイルで変化していきましたが、今ではMAXI SINGLEがすなわちシングル盤になってしまい、このようなリミックスバージョンというのは90年代中ごろからは見られなくなりましたね。

これ書きながらふと思い出して、屋根裏に眠っているアナログ盤を漁ってみたら、結構残ってました。
PHIL COLLINSの「12"-ERS」~今出ているCD盤より曲数少ないですけど。
DON HENLEY 「ALL SHE WANTS TO DO IS DANCE」(EXTENDED DANCE MIX)
~DON HENLEYが出してたなんてちと意外です。
GENESIS 「INVISIBLE TOUCH」(EXTENDED VERSION)~やっぱりあったのかい(笑)
QUEEN 「THANK GOD IT'S CHRISTMAS」~お~まだ残っていた。
QUEEN 「RADIO GA GA」(EXTENDED VERSION)
ROGER TAYLOR 「STRANGE FRONTIER」(EXTENDED MIX)~やっぱりQUEEN系が多いな…。
TM NETWORK 「COME ON LET'S DANCE」(THIS IS THE FANKS DYNA-MIX…意味不明)~小生もこんなの聴いておりました。
中森明菜 「赤い鳥逃げた」~この企画面白かったですね~。「ミ・アモーレ」というシングルと同じ曲でありながら歌詞・タイトル・アレンジを変えて12インチ盤の企画としてリリースされたもの。あ、もちろん中森明菜なんて守備範囲外なんですが、この曲のアレンジ(BY 松岡直也)がえらい好きでこれを買ったような覚えがあります。

大学を卒業すると同時に持っていたレコードを実家に送りつけて置きっぱなしにしてたら、いつのまにやら売り飛ばされてしまってたんですが、この辺のものは買い取ってもらえなかったらしくて残ってたんですね…。今ならヤフオクに出したらもしかしたら売れるかも?
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80年代の楽器

2008-02-11 00:06:33 | Weblog
いつのまにやら80年代シリーズでいろいろ書いてます。
SIMMONSエレクトリックドラムが80年代を代表する楽器なんて書いてきましたが、もちろんドラムだけじゃなくって、シンセも、ギター・ベースについても80年代を象徴するものがあります。
まずはシンセサイザー。これはYAMAHAのDX7(1983年発売)をおいて他にはないでしょうね。このシンセの発売は音楽界のエポックでもあったわけです。
FM音源を活用して云々と言われても正直なんのことやらなんですけど、このDX7、最も注目すべきはそのスタイリング。それこそ70年代のYMOやらHERBIE HANCOCKが使っていたアナログシンセって鍵盤部分以外がやたらと分厚くてでかいわ、わけのわからんツマミがようけついてるわで、その先進性とは裏腹に、決して洗練されたデザインとは言いがたいアナクロチックなモノでした。ところがこのDX7、ブラックボディにグリーンのスイッチだけが並び、液晶モニターまでついていて、それでボディは薄っぺら。デジタルだからそりゃそうだ、と言われりゃそれまでですけど、このスタイリングは現在でも脈脈と受け継がれています。シンセサイザーの絵を描けと言われればおそらく誰もがDX7もどきの絵を描くんじゃないですかね。
とにかくシンセサイザー弾きがカッコヨク見える、革命的なデザインだと思います。もちろん音もアナログシンセとは全く別物の音が出るようになったんですから、本当の意味での音楽に革命的変革をもたらしたのはデザインではなくてその機能・音なのは当然なんですけど。
TOTO、CASIOPEAあたりを聴く世代にとっては、なくてはならない音源でした。

ちなみにDX7については、以前こんなことも書いてますんでよろしければご参照を。
(前からおんなじようなこと書いてますね)

ところで、ギター・ベースで80年代を象徴するものといえば…いわゆるスタインバーガーモデルっていう奴ですね。ヘッドがなくて小型のボディ、機能だけを追及した非常にシンプルなデザインです。
これも80年代から90年代にかけてはよ~く見かけたものです。例えばベースでいえばRUSHのGEDDY LEEとかJOURNEYのROSS VALORYとか。この機能性はスタンダードにもなるかとも思いましたが…最近使ってるのを見たのはムッシュかまやつくらいでしょうか。やっぱり、音にこだわるプロミュージシャンにとっては、機能性よりも個性ある音重視ということで廃れてしまったんでしょうかね。とはいえ、今でも楽器屋に行けば一応売ってます。でもこのデザインは小生結構好きなので…宝くじにでも当たったら欲しいな…。

ということで、SIMMONSとDX7、そしてSTEINBERGERすべてを組み合わせた80年代最先端バンドを考えてみたら…おやおやC-C-Bになっちゃいました。
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「リフレインが叫んでる」の衝撃

2008-02-10 01:01:13 | Weblog
前回の続き?になるんでしょうか。SIMMONSドラム全盛と並行して80年代にじわじわと普及してきたのがドラムマシーン。
ただ、当時の使い方としては例えばディスコなんかでよくかかっている曲にありがちな、いかにもエレクトリックな打ち込みドラムパターンであったり、LINNDRUM内蔵音源を使ったリムショットやタンバリン、ハンドクラップなどのパーカッションサウンドを組み合わせた、ドラムマシーンでなければ演奏不可能で、複雑だけど単調なリズムパターンを作るのに利用されていたという印象が強い。いわばドラム(リズム)マシーン自身が自己主張をするような使われ方だったように思います。

そんなある日耳にした曲、ユーミンこと松任谷由実の「リフレインが叫んでる」。
小生そもそもユーミンは守備範囲外にありますが、この曲にだけはハマってしまったのです。
時は80年代も末期、小生も就職が決まり大学卒業を目前にした、若干ナイーヴというかセンチメンタルな気分に支配されていた時期だったからかもしれません。胸が締め付けられるような思いでこの曲を聴いたものでした。

ま、それはそれとしましてこの曲のドラムは一体誰なんだろうな~とクレジットを眺めてみると、SYNCLAVIER D.A.S.なる名前が…。誰やこれ、聞いたことない人やな~、他のミュージシャンは有名な人ばっかりなのに、ドラマーだけ無名な新人使ってるんかいな…?などとその時点では思ってたわけです。
…で、後からわかったことなんですが、これ、いわゆるドラムマシーンだったんですね。サンプラーとシーケンサーを組み合わせたもののようですが、ハイハットワークのニュアンスがとてもドンカマには思えない、絶妙な演奏だったのですっかりダマされました。確かにタムやバスドラの音はかなり機械的ではありますが、そんな雰囲気の音作りが流行っていた時期でもありましたからね。
それを知った時点で、こりゃドラマーがいらなくなるなと思いましたよ、当然のことながら。
今まではいかにもそれとわかるドラムマシーンの使い方をしていたのが、クレジットの表記にもあるようにドラムマシーンが一人のミュージシャンとして扱われているんです。で、演奏自体も人間と見分けというか聴き分けができないほどの絶妙なテクニックを持っているんですから。この事実は衝撃でしたね。もちろんプロのドラマーさんにとっては死活問題だったんでしょうし…。

そして続く90年代は打ち込みによるアルバム制作が全盛になったのも事実です。
実際アルバムクレジットを見てもドラマーの表記がないとか、あっても数曲だけとかという作品が多かったように思います。
そんな意味もあって90年代(特に前半あたりでしょうか)って、ドラマーにとっては暗黒時代、ドラム好きにとっては面白くないミュージックシーンになってしまったのかな。

さすがに20世紀末には、ようやく打ち込みメインの音楽制作環境から脱却し、ドラムマシーンもやみくもに使うのでなく、それなりの目的に応じた使い方になってきたように思います。
最近では生ドラムはもちろん、RHODESやHAMMONDオルガンなんかも再び見直されているようですし、90年代がデジタル演奏全盛時代なら、2000年代はアナログ回帰時代といえるのかも。
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SIMMONSの時代

2008-02-09 01:21:11 | Weblog
80年代ネタが続いてしまいます。

「INVISIBLE TOUCH」に使われていた、SIMMONSのエレクトリックドラム。
まさに80年代の音楽シーンを語る上で欠かせないものの一つです。

小生の知る限り、PHIL COLLINSはもちろん、RUSHのNEIL PEARTも一時期、「かなり」使ってましたし。開発に携わったといわれるBILL BRUFORDは当然のことながら、YESのALAN WHITEも「9012LIVE」を見るとやはり使用しています。…するってぇとプログレ系の人たちばっかりかい?という印象もありますが、JEFF PORCAROも使っていたと思しき音源もあり。
河合奈保子の「DAYDREAM COAST」は明らかにエレドラですし、KARIZMAの音源にもJEFF PORCARO(SIMMONS)というクレジットが残っています。実際にSIMMONSを叩いているJEFFの姿って写真でも見たことないんですけどね。(ちなみにTOTOのFAHRENHEITリリース時のツアーパンフにはYAMAHAのエレドラをセッティングに加えているJEFFの写真がありました…もちろんドラムセットもYAMAHA。でもJEFFってPEARLのエンドーサーじゃなかったでしたっけ?…謎)

ていうか実は日本国内のほうがやたらと普及してたかもしれない。
やはりYMOの散開ライブでの印象が強いんですが、実は初めてSIMMONSサウンドを聴いたのは杏里の「CAT'S EYE」だったような気がする。国内で一気にメジャーになったのはC-C-Bのおかげかもしれないけれど、オフコースの「THE BEST YEAR OF MY LIFE」なんて全部SIMMONSだったし、そうそう、CASIOPEAでも神保さんSIMMONSをセッティングに加えてましたしね。そういやマクセルのビデオカセットのCMでも神保さんが叩いていたのはSIMMONS。
とにかく80年代のドラマーの憧れでもあったヘキサゴンでした。
YAMAHAも含めいろんなメーカーから似たようなエレドラが発売されましたが…90年代に入ってくると、面白いくらいぱったりと使われなくなりましたね。当時SIMMONSバリバリで演奏していた曲も生ドラムで普通に演奏するようになってしまったりして…。むしろそんな時期にSIMMONS使っているとめちゃめちゃ時代遅れの匂いが漂ってきたりしたものです。時代の徒花みたいなものだったんでしょうか。

そういえば未だにその存在を脈々と受け継いでいるものが…そうです、神保さんお得意のトリガーシステム。とはいえ、プロで使っているのは神保さん以外見ないんですけどね。

こうしてSIMMONS時代に幕を閉じた90年代はといえば…結局ドラムのエレクトリック化が変な方向に更に進んでしまい、ドラムマシーン全盛に。ドラマー不遇の暗黒時代になってしまいました。
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INVISIBLE TOUCH / GENESIS

2008-02-07 00:46:43 | AORとか
小生的80年代洋楽ベスト??の続き。
前回のPHIL COLLINSつながりというわけでもないんですけど、続いてはGENESISの全米NO1ヒットナンバーの「INVISIBLE TOUCH」。(1986年)
今更プログレからポップ路線に方向転換をして…みたいなこと書いても仕方ないんですが、前作「GENESIS」、前々作「ABACAB」あたりと比較してもこの曲の何かがふっ切れたようなポップさ、ネアカさは際立ちます。
更に…当時大流行していたSIMMONSエレクトリックドラムのこれまたなんの捻りもない「いかにも」なサウンドで始まるイントロは「これがGENESIS!?」と意表をつかれたものです。そういう意味では最もGENESISらしくないのは間違いない。GENESISファンにとってはYMOが「君に胸キュン」になっちゃったのと同じくらいの衝撃かもしれない…けどやっぱりプログレを忘れていない雰囲気漂うシンセの音使いと、脳天気なPHILのボーカルのミスマッチなブレンドが絶妙。普通のポップロックとは趣を異にした名曲です。
やはりこの曲も80年代を代表する1曲に加えることは誰も否定できないですよね。

それにしてもこのSIMMONSエレクトリックドラムは流行りましたね。しかしこの楽器自体もまさに典型的な80年代。90年代に入っても意地になって使ってたのはBILL BRUFORDくらい?なものでしたから。(YESのリユニオンツアーでまるで夜店のお面がごとく並んでいるSIMMONSパッドを叩いていたのは凄いを超えて笑えました。)

当時小生もTAMAが発売していたエレクトリックドラムを使ってたんですが、それを買って最初にコピーして叩いた曲はもちろんこの「INVISIBLE TOUCH」。TAMAのエレドラってこのモデルが最初で最後だったように思いますけど、結構SIMMONSっぽい音を出せたんで、「INVISIBLE TOUCH」に合わせて叩くのが楽しかったこと楽しかったこと。
これもまた小生の80年代の懐かしい思い出です。
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EASY LOVER / PHILIP BAILEY & PHIL COLLINS

2008-02-06 00:14:18 | AORとか
先日の番組に触発されて、小生的80年代洋楽ベスト??を考えてみた。
さすがにベスト30とまではいかないけれど、小生にとって80年代にハマった、ならではの曲。
まずは1回目としてこの曲、「EASY LOVER」。84~5年にかけての大ヒット曲です。
カールスモーキー石井の話じゃないけれどとにかく「サビ」がいい。キャッチー&ポップでおぼえやすいんです。さすがにデュオでハモってますからカラオケでは歌えませんけどね。
更にイイのがPHIL COLLINSのドラム。
ドラム初心者でもコピーできそうなくらい、別に難しいことはやってないんですけど、カッコいいんだこれが。ドラムの音自体も当時のPHILのサウンドそのもので、バケツの底を叩いているようなボトムレスタムの独特な音色がまたポップさに重厚さをミックスさせています。この曲聴いているとまたドラムを叩きたくなって体がうずうずしてくる。
ド派手でわかりやすいイントロといい、PHILIPとPHILの見事なコンビネーションといい、とにかくワクワク感のかたまりのような曲ですよね~。ウルトラヒットになったのも当然です。

PHILIP BAILEYのソロアルバム「CHINESE WALL」に収録されているのがオリジナルなんですが、PHIL COLLINSのベストアルバムにも収録されています。PHIL自身も代表曲として認めているんでしょうね。…ちなみにPHIL COLLINSのベストアルバム、というのもまさに80年代を象徴するヒット曲満載です。80年代はPHILに始まりPHILに終わった?と言えるくらいの存在なんじゃないかな~。それにしても出してるアルバムのジャケット写真のほとんどが自分の顔のドアップってのも凄い感性です。
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髭面のJEFF

2008-02-04 23:59:12 | TOTO&FUSION
TOTOの公式サイトで、今度はMIKE PORCAROがJEFF PORCAROを語る映像がアップされてます。
そこに映るJEFFの姿がけっこうレアものなのかも。
めちゃくちゃ髭面だし、ドラムソロを嫌っていたというJEFFにしてはドラム&パーカッションのソロシーン。
いったいどこからこんな映像もってきたんでしょうね。

それにしてもJEFFのライブ映像って、YOUTUBEあたりでは非公式なモノを見かけることは結構ありますけど、公式なライブVIDEOなりDVDなりって思いのほか少なかったりします。
あれだけセッションとかやってたJEFFですからもっとあっても良さそうなものですが。
TOTOでも1作品だけですからね。
JEFFのライブなドラミングをきれいな映像で見たいな~。
SESSION WORKSのCDが出るんですから、寄せ集めでもなんでもいいから是非とも映像でのJEFF WORKSも見てみたいと思う...これも切なる願いであります。
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