徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

再結成

2014-05-12 08:39:10 | 建築つれづれ…
 先月末に嬉しいメールが届いた。とあるメーカーの担当者からのメール。社内での肩書きが変わった挨拶と、後日挨拶に訪れたいという旨のメールであった。彼と出会ったのは10年程前になる…。

 酒田にUターンし、サラリーマン設計士として活動を始めた頃、営業で当時の事務所に訪れた彼。事務所内に受付の女の子と私しかいなかった為、私が相手をした。最初は懐疑的な目で彼を見ていたと思う。彼も後に、「最初に会ったときに懐疑的な目で見られてるなと感じた」と言ってるから間違いないだろう。

 

 製品の売り込みの話をしているうちに、この人できるなと感じ、彼の知識を試すつもりでいろんな質問をした。その受け答え、回答内容に確信を持った、この人できると。それから独立するまでの6年間、私の担当したプロジェクトは全て彼に協力してもらった。

 その彼とも独立後には、なかなか協力体制が築けなかった。というのも、現在木造住宅を中心に活動しているため、彼が得意とする分野でなかった為と、彼自身の肩書きが大きくなりすぎて、自由に酒田まで打合せに来ることが困難になった為だ。実は昨年、一度彼を酒田に呼んだことがある、彼の頭脳を借りる為に。しかし、肩書きが邪魔し、すぐには飛んで来れなかった。

 今回の挨拶メールには、肩書きが変わり、以前のように東北圏内を自由に飛びまわれる立場に戻ったとあった。もちろん、私のところにもいつでも来てもらえるようだ。独立前は、「チームIKARIYA」の一員として手腕を発揮してもらった彼。そして私も彼の力を借りるようなプロジェクトのオファーも少しずつ来るようになった。

 当時彼と一緒に仕事をした営業担当者も、今回彼の上司として同じ支店に異動になったと言う。私の独立時に、その上司は異動となって関東に移って行った。私の独立祝いとその上司の栄転祝いを一緒にやったことが懐かしく思える。

 風薫るこの季節、お互い人生の経験を重ね、「チームIKARIYA」再結成の日は近づいている。
コメント
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