JR直営の印刷場名は国鉄時代の印刷場名を使用します。
10年以上前に御紹介した券も再度御紹介しようかと思います。
古紙蒐集雑記帖
払戻ししたいんですけどぉ…
約20年前の成田空港は、京成電車で「成田空港」駅に着いてから、シャトルバスで連絡されておりました。国鉄に至っては、「成田」駅で下車してから、駅前から国鉄バスか千葉交通バスに乗って30分くらいかかったと記憶しています。
当時の「成田空港」駅は今の成田空港駅とは全く別物で、現在は「東成田」という駅に駅名が変更されています。
さて、楽しみにしていた海外旅行に行くはずでしたが、やむを得ない理由により、行けなくなってしまいました。
そこで、前もって京成上野駅構内にある「京成トラベルサービス」の窓口へ、成田空港へ行くために買っておいたバスの乗車券を払い戻すことにしました。
私………「すみませ~ん。このきっぷ払戻ししたいんですけどぉ~。」
窓口氏…「はいはい。手数料差し引いて、払い戻しますね。」
私………「お願いします。」
窓口氏…「あれれっ?払戻し金、なくなっちゃいましたよっ」
私………「え゛っ???」
裏面の注意を見ると判りました。
運賃100円のきっぷですが、なんと、払戻しの際に手数料が100円かかるんです。これってなんだろう?
岳南鉄道のB型駅名補充式乗車券
僕ドラ様のブログ「僕ドラのブログ」の、岳南鉄道の硬券の記事を拝見し、投稿させていただきます。
最近新券の登場などと、コレクターの間では話題が多く、また、一部有人駅が平日の朝方のみの営業となっていてコレクター泣かせで有名な岳南鉄道ですが、かつて、個性的なB型の駅名補充式の硬券が存在していました。
私がこの券の存在を知った昭和62年当時は、岳南富士岡の他、比奈と吉原本町の各有人駅から日産前(現、ジヤトコ前)ゆきの小児券として設備されていました。恐らく、日産前までの小児券の需要は低く、不要になった駅名補充券を流用したものと思われます。
地紋は「PJRてつどう」地紋の一般的なものですが、「2等」標記の残る、味わいのあるものです。いつごろ印刷されたものかは不明ですが、少なくとも等級制の廃止された昭和44年以前のものと思われます。
残念ながら、今はこの様式は存在しないようです。
この投稿は、僕ドラ様の「僕ドラのブログ」8月31日エントリーの「岳南鉄道 社内硬券乗車券、他」および9月19日エントリーの「岳南鉄道 JR(長距離)硬券乗車券、他」にトラックバックさせていただきました。