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関東バス 乗車証票

関東バスは東京都の城西地区に路線網を持つバス事業者で、現在(2011年当時)でも3扉車を運行させていることで知られている会社です。


   


赤と白のカラーリングの車体はボンネットバスの時代から引き継がれており、中央線の新宿・中野・杉並各区および武蔵野・三鷹・小金井各市にある駅ではよく見かけるバスです。


東京近郊のバス事業者はPASMOやSuicaを利用した乗車券のIC化が進んでおり、回数乗車券や1日乗車券などの紙の乗車券類を廃止してしまっているところが多く、同社も多客期用の往復割引乗車券といったものを除き、常時発売している紙の乗車券類はありません。


しかし、今でも非売品ですが、紙の乗車券類が残されています。


     



これらは「乗車証票」という乗車券のようなもので、正確には乗車券ではなく、「金券」の扱いとなっています。

これは運賃箱への過投入等のために旅客に現金を返却する際に代用使用されるもので、100円券と10円券の2種類があります。紙質は若干厚めで、金額別に青色と黄色に色分けされています。
同社社内では現金同様の扱いをすることとなっており、これを所持する旅客が払戻し請求を希望する場合には、営業所や案内所で払戻しをするように案内されています。


券はかつての回数券のような大きさで、5枚づつ冊子状になっており、点線で切り取って交付されます。


     


裏面には乗務員の署名をするようになっており、署名・捺印のうえで交付するのが正しい交付方法のようです。

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