JR東日本 荻窪駅発行中野接続営団地下鉄180円区間ゆき連絡乗車券

平成元年7月に中央本線荻窪駅で発行された、中野接続営団地下鉄(現・東京メトロ)180円区間ゆきの連絡乗車券です。


   


桃色JRE地紋のB型大人・小児用金額式券で、東京印刷場で調製されたものです。


JR中央本線と営団地下鉄東西線は、中野接続の場合ではJR側が高円寺~立川間、営団側が東西線各駅および銀座線銀座-三越前間各駅・日比谷線東銀座~小伝馬町間各駅において連絡運輸を行っており、都営地下鉄に跨る3社局連絡の乗車券は発売していません。そのため、営団地下鉄から都営地下鉄に跨る乗車の際の運賃割引が適用される乗車券を購入することができません。
しかし、都営地下鉄への乗換指定駅において営団地下鉄の改札口で都営地下鉄に乗り継ぐ旨を申告すると「区変都営線 着駅精算」というゴム印が捺され、都営地下鉄分の運賃は都営地下鉄の着駅で精算することで割引を受けることができました。

これは原券が営団地下鉄発の乗車券であっても適用され、乗継指定駅での区間変更券を発行する手間を省略するためにできた手法であると思われます。


現在は自動改札機とICカード乗車券が主流になってきていますのでこのような区間変更の取り扱いはめっきり減ったと思われますが、磁気乗車券の旅客への区間変更の際には自動精算機もしくは改札での端末による区間変更の手続きが殆どとなっており、このような取り扱いは行われていないかもしれません。

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