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昔つかっていた小刀も
滅法切れなくなってい、そのまま新聞にくるんであった。

今日のこのごろ、子どもたちは
竹細工に熱中しているが、ナタが無いため
ノミで割ろうにも、その厚みゆえに途中で刃が止まる。
そこで、前述の薄手の小刀を差し込んで竹を割ったが、

これを機に切れ味を甦らせたいと思う。

我が家には、つきづきしき砥石がないが、
一時しのぎとして赤レンガを使ってみようと。

しかしレンガには小石が混じっており、かえって刃こぼれしかねない。
レンガをしばらく水に浸した後、
小石の無い場所を選んで、慎重に砥いでみた。
斜めに構え、押すときに圧、引く際は力を抜く。
当てる指先を刃先から元まで徐々にずらし、
何とはなく心が通ったら引き上げる。

すると、そこそこは切れるようになった。

いつまでもレンガで研ぐわけにもゆかぬし、
錆びた鎌など復活させたいものもいくらかあるので、
いよいよ砥石を買おうと思う。

1000番程度の、中っくらいの荒さのがあれば、まずは十分だ。

無人に研いでいると、脳裏に昔のことが甦ったりもする。

それは佳きことばかりではないが、
それでも研ぎつづけるうち、
刃の輝きとこころが共に歩もうとするのか、
不思議と晴れやかになっていたりする。



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