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都心さ向かいたり。

久しぶりに会う知人と、環境問題について意見交換をする。

その展開が読めぬため、その後の予定は入れずにいる。

自宅には日帰りします。

環境問題について思うのは、スケールが広すぎて
実感がつかめないこと。

僕は箱庭ひきこもり系なので、
みんなの玄関に鉢植えが少ないとか、
建物と駐車場ばかりで庭がないこと、
落ち葉をわざわざ袋に詰めてごみに出すことが
身近でリアルな環境問題となる。

温暖化や省エネ、リサイクルといった数値よりも
皮膚感覚や見た目の美しさ、様々な生きものとの出会い
のような、
自分で実感できるものを第一にしたい。

多くの家が、玄関前にカメを置いて
ヨシとメダカを育てたなら、
その街は一晩で、世界一の水の都となる。

そのような日常的なまなざしが心の根底にない限り、
どんなに声高に地球環境の保全を叫んだところで、
観念ばかりの運動となり、人々の魂には響かない。

二酸化炭素がこんなにふえてまずいから、節電しましょう、
と聞かされるより、
近所の川を共に掃除して小魚が戻った感動を通して
台所から食べ残しやつよい洗剤を流すのをやめたいと
自ら感じて希望を持てることが大切。

さような自然体の流れに運ばれるためには、
誰かをこう変えたい、という目的を固めて臨んではいけない。

たくさんの情報の海から、人がそれを選んだり、
選ばなかった理由がある。

人と会うときは、目的を持たないほうがよい。
あるべき関係性は、必然的に発生するでしょう。

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