ものすごい勢いで茂っている
川原の草むらを、通過するだけで大冒険となる。
手堅く抜け目なき重装で向かい、かつ草刈り鎌でも
手にすれば、難儀しないだろうけど、
分かってはいるけれど、でも自分はいつも通りに
下駄で分けいってしまう。
言い訳にならぬだろうが、あまり過保護にすると
身体が弱ったり、勘が鈍るという考えも持っている。
同行の子どもは、脚にぶつかる草やトゲから身を護ろうと
風呂敷を巻きスカートにして切り抜ける。
それでも草が深すぎて困難なときなどはおんぶしてすすむ。
確かに装備も必要だが、そんな準備もない緊急時は、
都度の判断や段取りが重要となるから、
日常的にプチ冒険を重ねていることは
何かしら役立つかもしれないし、
美しい風景に出会えたり、無事に藪を抜け出た
達成感など、それ自体が有意義な体験となるでしょう。
「きみへ」
いまどうしてるかい
寝てるでしょう
明日も綺麗に目覚めて、うれしい、楽しい一日を、
お過ごしください
当たり前の日々はちっとも、そうではなくて、
すごく特別な時間だった
過ぎ去った思い出のようで、
あの日が今の呼吸につづいている
ともに歩いた大切な一歩いっぽは、
より美しい明日を築こうと希む、
寒くてもあたたかい旅
地上のつるは枯れるとも、
目と目はわすれない
根っこは太くつよく、いまも
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