外海の出津集落を見た後は、そのまま国道を北上して、大野集落へ。
車で10分かからなかったかな。
そこそこ広い駐車場がありました。
「外海の大野集落」も「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のひとつ。
表向きは仏教徒や集落内の神社の氏子となって神道を装いながら、信仰対象の神社を祈りの場として信仰を続けた集落。
「大野教会堂」までは、駐車場から約200メートル。
200メートルとのことなので、すぐそこかと思ったけど、
階段と上り坂が続いていて、意外と遠く感じました。
少し開けたエリアに出て、すぐ上を見ると教会が。
一見、昔の民家のような佇まい。
外海地区の主任司祭として赴任してきたド・ロ神父が、1893年に私財を投じて建てた小さな巡回教会。
大野集落26戸の信者のために自ら設計し、信者とともに建てたと伝わっています。
白いマリア像がないと、教会には見えないですね。
瓦屋根の上に、白地に赤い小さな十字架が見えています。
外壁が特徴的。
現地の玄武岩を積み上げ、漆喰モルタルで固めてつくられています。
ド・ロ神父が考えた工法であることから、地元では「ド・ロ壁」と呼ばれているとのこと。
少し小高い場所からは、海を眺めることができます。
角力灘が一望。
はるか向こうには、五島が見えることもあるらしい。
端島と並び炭鉱の島として有名な、三井池島炭鉱のある池島はくっきり見えますね~
こちらは炭鉱は閉山しましたが、島には今も人が住んでいるとのこと。