土木のしごと - (有)礒部組現場情報

地域のためにはたらき、ふつうの暮らしを支える人たち。(有)礒部組とその仲間たちのたのしくゆかいな面々。日々是土木。

匠の業

2022年03月24日 | 国道493号北川道路柏木工区関連工事

 

 

 

 

みごとな石垣の上には黒い大型土のう。

ソリッドでシャープなこのフォルムを見て

うつくしいと思うか思わないか

そこで土木的感性の有る無しが問われます。

 

っていうのはもちろん冗談

ですが

 

いやぁ

かっこいいなぁー

わたしはそう感じました。

 

見ればわかるように

仮設の工事用道路ですが

まことにかっこいい構造物です。

 

じつはこの石積み

職人が一つひとつ積んで・・・

 

というのではなく

ひとりの重機オペレーターがバックホウで

つまり重機で積んだものです。

 

これもまた「匠の業」

 

そう呼んでもよいのではないでしょうか。

ちなみに

「たくみのわざ」と言う場合

「業」と「技」

ふたつの表記が使われますよね。

デジタル大辞泉を引いてみました。

 

【わざ(業)】

1 おこない。行為。所業。しわざ。「神のみ業」「人間業」

2 職業。仕事。「物書きを業とする」

3 こと。ありさま。おもむき。「容易な業ではない」「腹ふくるる業」

【わざ(技)】

1 ある物事を行うための一定の方法や手段。技術。技芸。「技を磨く」「技を競う」

2 相撲・柔道などで、相手を負かすために仕掛ける一定の型に基づいた動作。「技がきまる」「寝技」

 

さて

この場合はどちらを使う方がよりぴったりとするのでしょうか?

 

わたしとしては、

「見よ、この熟練技能者の仕事」

という意味

あるいは

『なんでも鑑定団』風に言うと

「いい仕事してますねぇー」

ていう意味

で使いたいので

「匠の業」

を採用しました。

 

ということで繰り返します。

 

 

 

 

 

バックホウで積んだ石垣。

見よ

この「匠の業」!

 

では。

 

(宮内)

 

 

 

 

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