みごとな石垣の上には黒い大型土のう。
ソリッドでシャープなこのフォルムを見て
うつくしいと思うか思わないか
そこで土木的感性の有る無しが問われます。
っていうのはもちろん冗談
ですが
いやぁ
かっこいいなぁー
わたしはそう感じました。
見ればわかるように
仮設の工事用道路ですが
まことにかっこいい構造物です。
じつはこの石積み
職人が一つひとつ積んで・・・
というのではなく
ひとりの重機オペレーターがバックホウで
つまり重機で積んだものです。
これもまた「匠の業」
そう呼んでもよいのではないでしょうか。
ちなみに
「たくみのわざ」と言う場合
「業」と「技」
ふたつの表記が使われますよね。
デジタル大辞泉を引いてみました。
【わざ(業)】
1 おこない。行為。所業。しわざ。「神のみ業」「人間業」
2 職業。仕事。「物書きを業とする」
3 こと。ありさま。おもむき。「容易な業ではない」「腹ふくるる業」
【わざ(技)】
1 ある物事を行うための一定の方法や手段。技術。技芸。「技を磨く」「技を競う」
2 相撲・柔道などで、相手を負かすために仕掛ける一定の型に基づいた動作。「技がきまる」「寝技」
さて
この場合はどちらを使う方がよりぴったりとするのでしょうか?
わたしとしては、
「見よ、この熟練技能者の仕事」
という意味
あるいは
『なんでも鑑定団』風に言うと
「いい仕事してますねぇー」
ていう意味
で使いたいので
「匠の業」
を採用しました。
ということで繰り返します。
バックホウで積んだ石垣。
見よ
この「匠の業」!
では。
(宮内)
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